さくらもちモチ

感想@アニメ「黒執事 Book of Circus」第4話：その執事、同僚*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「黒執事 Book of Circus」の感想です。
今回は第4話の「その執事、同僚」についてです。

私は原作の漫画を読んでいません。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
【第3話：その執事、採用*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2015-01-30-4

アニメ「黒執事」シリーズの感想記事のURLは一覧でまとめています。
【アニメ感想記事 一覧：黒執事】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/shitsuji


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とうとう、サーカス団の裏家業が具体的に分かり、
事件の真相が僅かに見えてきました。
団員たちがパイドパイパー（笛吹き男）でした。

この“黒執事”では、
殺人による死が頻繁に出てくる上に、
作品が築かれる上での重要なモチーフですので、
陰惨な死が出てくることは想像の範疇です。
しかし私は、この手の話があまり好きではないので、
今回は見ていてきつかったです。
特に、これから誘拐される少女が
夢のような錯角を起こしているシーン。
あそこがファンシーであればあるほど、
現実での出来事との対比が生まれる演出だとは
分かっていたのですが、
気分は悪かったです。



ただ、救いでありせつなくもあるのが、
実行犯である団員たち（ジョーカーも含めて）が、
この悪事を本当は嫌がっていると分かった点です。
あの、義理のお父さん（？）かららしい
要求の手紙が披露された瞬間に広がった、
闇のような絶望感といったら……！

結局、この義父が黒幕なんでしょうね。
一軍メンバーが同郷だということも踏まえると、
かつてはこの義父もまともな人で、
子供たちから慕われていたのが、
何かの弾みで（もしくは徐々に）狂いが生じてしまい、
現状に至るといった感じかと思いました。

となると、義肢を作っていた先生も、
この誘拐劇に関わっている可能性が高いですよね。
特に、子供たちの後始末の件で。
まさしく、義肢は、
誘拐されて殺された子供の骨なのではないかと
（しかも、団員たちはそれを知らされていないのではないかと）
思いました。