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舞台感想「ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~」*ネタバレあり [映画・舞台]

「ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~」を
観劇してきましたので、感想を記します。
10/31の昼公演、会場は日本青年館です。
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ダンガンロンパ1・2 Reload

ダンガンロンパ1・2 Reload

  • 出版社/メーカー: スパイク・チュンソフト
  • メディア: Video Game

主なキャストさんはこちら(敬称略)。
苗木誠:本郷奏多
霧切響子:岡本玲
十神白夜:小澤亮太
腐川冬子:大沢ひかる
朝日奈葵:藤江れいな(NMB48)/大島なぎさ
不二咲千尋:石田晴香(AKB48)/奥仲麻琴(PASSPO☆)
葉隠康比呂:石田明(NON STYLE)/松風雅也
大和田紋土:八神蓮
石丸清多夏:高木万
セレスティア・ルーデンベルク:池端レイナ
山田一二三:向清太朗(天津)
大神さくら:山口ゆきえ(カーニバル)
桑田怜恩:宮下雄也(RUN&GUN)
舞園さやか:田中日奈子
江ノ島盾子:神田沙也加
希望ヶ峰学園 学園長:風間トオル
モノクマ:大山のぶ代

日替わりのWキャストさんはこちらでした。
朝日奈葵:藤江れいな/不二咲千尋:奥仲麻琴/葉隠康比呂:松風雅也


以下の記述にはネタバレを含みます。
ゲームはプレイ済み、アニメも視聴済みです。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2012-08-18

(2015/03/22 追記)
こちらの舞台はテレビでも放送されました。
【BSスカパー!「ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~」感想】 http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2015-03-22-3


————

まずは、作品の概要から。
シリーズ累計60万本の大ヒット推理アクションゲーム「ダンガンロンパ」が待望の舞台化!
超一流の才能を持つ高校生が集う「私立希望ヶ丘学園」を舞台にコロシアイの学園生活が今、幕を開ける!


【ストーリー】
あらゆる分野の超一流高校生を集めて育て上げる為に設立された、政府公認の特権的な学園『私立 希望ヶ峰学園』。この学園を卒業できれば、人生において成功したも同然とまで言われている。何百年という歴史を持ち、各界に有望な人材を送り出している伝統の学園である。

国の将来を担う“希望”を育て上げるべく設立されたこの学園に、これまで至極平凡な人生をひた歩んできた主人公、苗木誠(本郷奏多)もまた、入学を許可されていた。平均的な学生の中から、抽選によってただ1名選出された“超高校級の幸運”として・・・。

入学式当日、玄関ホールに足を踏み入れたその瞬間急なめまいが苗木を襲い、彼はその場で気絶してしまう。気がついたときには、希望ヶ峰学園の校舎と思われる、密室となった建物の中だった。「希望ヶ峰学園」という名前にはほど遠い、陰鬱な雰囲気。薄汚れた廊下、窓には鉄格子、牢獄のような圧迫感。

その後入学式へと集まった生徒たちに、この学園の学園長と称する「モノクマ」は語りかける。「これから皆さんには一生ここで暮らしていただきます。学園から卒業したければ仲間を裏切ること、つまり・・・殺さなくてはなりません。」と。

主人公の苗木を含め、この絶望の学園に閉じ込められたのは、全国から集められた超高校級の生徒15人。生徒の信頼関係を打ち砕く事件の数々。卑劣な学級裁判。黒幕は誰なのか。その真の目論見とは・・・・・・。

目に見えない敵との戦いが今、幕を開ける。


あのダンガンロンパが舞台化!ということで、
チケットを入手できた時からとても楽しみにしていました。
今回は、前方席確約+複製台本が貰える特別傍聴席で
観劇しました。
ドセン(真ん中)でしたので、舞台全体が見やすく、
また、当然ながらキャストさんが非常に近くて、うはうはでした。
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台本も嬉しい。



この作品では、学校内で次々に殺人が行なわれます。
しかし、舞台ではセットをいちいち交換するわけにはいかないので、
どうやって問題を解消するのかなと思っていたのですが、
とても上手に見せていたと思います。
最初の犠牲者である舞園さやか(田中日奈子さん)の死体が
初めて出てきた時には、
「あ、上手いなぁ」と思いました。
ゲームでの“クライマックス推理”の部分を
役者さんが実際に演じる点は、
おそらくどの観客にも想像ができていたことで、
意外性は特にありませんでしたが、
良かったと思います。



キャストさんも、とても良かったと思います。
舞園さやか役の田中日奈子さんの高音+早口が聞き取り辛くて、
興奮状態になった彼女が何を言っているのかが分からなかったり、
十神白夜(小澤亮太さん)があんまり十神らしくなかったりと、
一部「ん?」と思うところはありましたが、
全員及第点は充分取れていると思います。

ちなみに、十神役の小澤亮太さんについては、
彼の演技に不満を持ったということではありません。
私が個人的に石田彰さん(声優さん)の声や口調がとても好きで、
小澤さんと石田さんの声を頭の中で繋げられなかったのが、
引っ掛かった理由です。
そもそも、十神くんみたいな二枚目キャラは
喋り以外に特徴が乏しいので、
似せることが難しいキャラクターだと思います。
それを考えれば、
及第点に達していた小澤さんの頑張りや実力は
評価されていいと思います。



一番良かったのは、やはり、江ノ島盾子役の神田沙也加さんです。
私はかなり前に、ミュージカルで神田さんを見たことがあります。
その時はまだアイドル感が抜けておらず、
「声はきれいなのに声量が無くて勿体無い」と思ったのですが、
いやいやびっくり。
今回は凄かったです。
江ノ島盾子というキャラクターは、
腐川冬子(大沢ひかるさん)がジェノサイダー翔に切り替わる時と同様、
極端な言動をするので、
分かりやすく、比較的演じやすい方に入ると思うのですが、
短い間隔でパッパッと違う人格で一気に喋っていくのは
相当大変だったと思います。
それなのに、その切り替えがとても自然でしたし、
何より、神田さんが声を張っても
台詞がはっきりと聞こえてきて、言葉が分かりやすかったのが
非常に良かったです。
また、「超高校級のギャル」との冠に相応しい華のあるビジュアルが、
大変素晴らしかったです。
とにかく細い!!
ウエストや足は、もう他の女性キャストさんより断然細くて、
歩くお人形さんみたいでした。



ビジュアルと言えば、衣裳さんが頑張ってたなと思いました。
特に、山田一二三(向清太朗さん)の身体のラインと、
不二咲千尋(奥仲麻琴さん)のスカート!!
特に後者は、プリーツスカートなのにお椀型という
いかにも二次元的な衣裳だったのですが、
ちゃんと腰回りが膨らんでいたことが嬉しかったです。

大神さくら(山口ゆきえさん)も凄かったんですけれど、
両腕と両足はちゃんと肉を盛ってあったのに、
首の太さだけが普通(役者さんの地のまま)だったので、
違和感を覚えました。
でも、首まで肉襦袢巻いちゃうと、
役者さんに掛かる負担が大きいですよね……。




ストーリーは、序盤こそほぼゲームのままでしたが、
途中からちょこちょこ端折られるようになり、
第二幕の途中からはざっくり削られました。
このダンガンロンパという作品が、
舞台で丸々演じるにはあまりに長過ぎるというのは分かりますので、
その為に学級裁判のルールに追加事項を設けた点は理解できました。
石丸清多夏(高木万さん)が大和田紋土(八神蓮さん)と共に
オシオキされる展開も、
大神さくらの死に
セレスティア・ルーデンベルク(池端レイナさん)と山田一二三が絡むのも、
普通に受け入れられたのですが、
作中の謎の要である戦刃むくろの件が説明だけで流されてしまい、
真の黒幕である江ノ島盾子がいきなり再登場する展開には、
首を傾げざるを得ませんでした。
ここはもう少し、ちゃんと丁寧に描いてほしかったです。



それと、見ていて非常に残念だった点が四つあります。

一つ目は、
学級裁判に向かう最中のエレベーターの描写が無かったことです。
実を言いますと、
ゲームを遊んでいた時、私の中で強く印象に残った点の一つが、
このエレベーターだったんです。
最初(舞園さやか殺害事件)の時は、
各キャラクターのことがよく分からないまま、
彼らがぎゅうぎゅう詰めの状態で乗っているのを見たのに、
お話が進むにつれて人数がどんどん減っていき、
終盤では、あんなに混んでいたエレベーターがすかすか……という点が、
とても怖かったんです。

二つ目は、
学級裁判で、死んだキャラクターの遺影が飾られなかったことです。
あのモノクマが下劣で遠慮のないシモネタを吐かなかった点も含めて、
今回の舞台において、
エログロに関するものが意図的に排除されていたのは確かだと思います。
役者の遺影を飾る——しかも顔には×印が付けられるなんて、
不謹慎なのかもしれません。
でも、上で挙げたエレベーター描写と同様、
私がゲームで遊んでいて、
本能的な嫌悪感を感じた(ゾッとした)
毒のある特別な演出だったからこそ、
削らないでほしかったです。

三つ目は、アンサンブルのダンスです。
今回、アンサンブルはモノクマの着ぐるみのような衣裳を着ていて、
時に黒子や再現役も務めることもあったのですが、
学級裁判時に目の前でずっと踊られた時は、
見ていてとても疲れましたし、
その後ろで演じている役付きのキャストさんたちの演技に
集中できませんでした。
黒子や再現役が必要なら、その時だけ出てきてほしかったです。
私が彼らのダンスを煩く感じた理由は、
もしかしたら前方の席だったせいで、
後方の席だったならば気にならなかったかもしれませんが……
途中からいなくなるとはいえ、
学級裁判のシーンになる度に「ちょっと勘弁して」と思っていました。

四つ目は、ダンガンロンパの目玉の一つである
“オシオキ”シーンが全く無かった点です。
お仕置き=処刑であることからざっくり削られたんでしょうが、
そうしないでほしかったです。
実際に舞台上で演じるのが難しいというなら、
せっかく後方に巨大スクリーンがあるんですし、
映像で何とか見せてほしかったです。

そうそう、スクリーンがあるんですから、
苗木誠(本郷奏多さん)の決め台詞
「それは違うよ!」の時は、
スクリーンにアイキャッチ風の特別な止め絵(止め画像)を
出してほしかったです。
SE音だけでは物足りなかったです。




エログロ要素をまるっと削ったことで、
「そういったものがなくてもダンガンロンパは面白い」というのを
再確認できましたが、
「毒が無いダンガンロンパはやっぱり物足りない」というのも
同時に再認識した気分です。
役者さんが良かっただけに
「もうちょっと何とかならないかな」と思わずにはいられませんでした。



おまけ。
多分、ネットで募集されていた企画だと思うのですが、
本郷奏多さん宛のお花で凄いのがありました!
ronpa3.jpg
普通のアレンジ花も充分に素敵ですが、
こういう「ならでは」のお花は、
特に気合いが入っているように思えます。



雨が降るかもと言われていたので、
降られずに済んで良かったです。
特典がポスターだったので、ひやひやしました……。
(連れにあげちゃったので、私は持って帰りませんでしたが)
ronpa_s.jpg
この日の服は、
metamorphose temps de filleの上下セットと
Jane Marpleのケープでした。



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2014-11-01 19:39  nice!(0) 
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