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感想@アニメ「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」*ネタバレあり [アニメ感想]

テレビアニメ“STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)”を
最後まで見ましたので、
感想を記します。

STEINS;GATE Blu-ray BOX

STEINS;GATE Blu-ray BOX

  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • メディア: Blu-ray

以下の記述にはネタバレを含みます。
原作であるゲームは未プレイです。

————

以前から
「シュタインズゲート/シュタゲ」というタイトルだけは
頻繁に見聞きしていましたので、
一応、気にしていたことと、
面白いアニメをよく勧めてくれる友人・ゆうささんから
ネタバレ付きのプレゼンを
地元・とちぎテレビでの再放送開始の直前にしてもらった
……ということで、
第1回の“始まりと終わりのプロローグ”から見始めました。

その再放送を見ていて、びっくり。
放送当時、作中にも出てくるラジオ会館(ラジカン)とのコラボ
(ラジカンに、落ちた人工衛星がめり込む)がありましたが、
私、これを生で見ているんです。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/7b/Time_machine_representation_on_the_Radio_Kaikan.jpg/200px-Time_machine_representation_on_the_Radio_Kaikan.jpg
私がたまたま秋葉原に行った時にこの仕様になっていて、
通行人が皆、道路の反対側から
カメラや携帯電話のレンズをこれに向けて
熱心そうに写真を撮っていたのを、
今でもよく覚えています。
その後、これの元ネタが
アキバを舞台にした作品だとも知ったのですが、
まさかシュタゲだったとは……!!
運命的なものを感じてしまいましたww



さて、本題である感想ですが……
第3話ぐらいまでは、結構、辛かったです。
岡部倫太郎(鳳凰院凶真)の厨二病が炸裂した言動には
全然ついていけなかったですし、
椎名まゆり(まゆしぃ☆)の萌えキャラには
いらっとする時もありました。
ヒロインの一人・牧瀬紅莉栖だけはまともそうでしたが、
共感するまでに至りませんでした。
他のキャラクターについても同様です。
また、わけの分からない単語が連発される上に、
ゲル状になった奇妙なバナナまで出てきて、
「なんだこれ。全然分からないし、面白くない!」と
強い不満を持ちました。

放送を見る前にゆうささんから教えられた内容は、こちら。
・時間移動を主軸とするSFものの作品である
・記憶だけを過去にとばす
・中盤、ヒロインの一人が死ぬ
・死んだヒロインを助けると、もう一人のヒロインが死ぬ

私、元々SFが好きで、
“望まない未来を改変する為に主人公が何度も過去をやり直す”
……という定番の展開も大好物です。
特に、途中で強いられる苦労や味わわされる絶望が深いほど
興奮します。
ですので、
「このまま我慢し続ければ、いつかきっと……!」という
はかない望みに賭けて視聴し続けました。



私の中での転換期は、岡部たちがIBN5100を手に入れ、
意図的にDメールで過去改変を行ない始めた頃です。
第2〜6話は、録画したものを後で見ていたのですが、
「面白くなってきたかも……」と思えるようになったので、
第7話「断層のダイバージェンス」は
再放送の時間にちゃんと見るようにしたんです。

第7話は、岡部がロト6を当てようとする回です。
Dメール送信には成功したものの、
結局、ロト6は当たらなかったという内容に
私は凄く興奮しました!
いよいよ本格的にSFとして話が進み始めたと分かったことも、
理由の一つですが、
そう簡単に過去は変わらないという作品の設定を
(世界が元の結果に戻るように修正を行なう)
実感できたからです。

その後、録画した第1〜6話を見直しました。
興味を持って見ることができるようになったので、
かつては「つまらない」と思った話にも集中できました。

再放送は週に一度……
ここまでの話数からいって、
まゆしぃ☆が亡くなるのはそう遠くないと感じられましたが、
続きが気になってたまらず、
レンタル屋さんをはしごして何とか借りてきました。
そして、最終話まで一気に見ました!



ラウンダーからの襲撃を受けるシーンは、
やはりびっくりしました……。
むちゃくちゃドキドキしました。
嫌な感じの汗をかきそうでした。
また、岡部がやり直した過去の一つで、
まゆしぃ☆が地下鉄のホームに落ちてしまったシーンは、
その原因があまりにも辛くて、
顔をそむけそうになりました。

その後も興奮しながら見ましたが、
ふと、ラボメンがゲルバナにわーわー言っていた頃が
急に懐かしくなり、
「随分と遠い所に来てしまった」と思った時もありました。
絶望しそうになった岡部が
「遊びだった」などと絶叫して悔いるシーンは、
聞いていて胸が潰れそうになりました。



一番泣いたのは、阿万音鈴羽の父親の正体が
まゆしぃ☆の言葉で語られるシーンです。
その前から、
鈴羽と橋田至は同じオフ会に参加していたと分かったり、
髪の毛のくせ毛っぷりが
何となく似ているようだと思えたりしていましたので、
鈴羽の父親探しの話が出てくる度に
「もしかして……」と推測していたのですが、
それでも感動しました。
また、ここでの感動が深かったからこそ、
その直後に見られる手紙の
「失敗した失敗した失敗した失敗した」の衝撃が
より大きかったように思えます。



世界線の移動云々、
そして、まゆしぃ☆の死の回避がメインになった時に、
「これ、誰かが紅莉栖の死を回避する為に
世界線を移動させてこっちにきていたとしたら
とっても皮肉な話だなぁ」と思ったのですが、
そこまでひねくれた話ではなかったと分かり、
ホッとしました。

タイムリープを繰り返す内に、
岡部と紅莉栖がどんどん信頼していくようになっていき、
良き相棒としての絆が築かれていくのが嬉しかったです。
でも、この二人のキスシーンがあるとは
全く想像していなかったです!
それだけ、二人の覚悟が深かったのでしょうが、
紅莉栖に「好きだ」と素直に言える岡部自体が、
今が非常事態であるということを雄弁に物語っていて、
見ていてせつない気持ちになりました。
でも、キスシーンで泣けるというのは良いですね……。
良いキスシーンだったと思います。



終盤、鈴羽が再登場したシーンでも泣きそうになりましたし、
桐生萌郁に救いがあるラストだったことにも感動しました。
再放送を見始めた当初は、
主要キャラクター全員を好きになれなかったのに、
最後は、全員が元気で生きていることに安堵し、
幸せな気持ちになれていました。
とっても不思議です。
でも、こう思えるようになったことが嬉しいです。



こちらは、もう二年も前のアニメ作品ということで、
時代に乗り遅れた感はありますが、
この作品と出会うことができて、本当に良かったです。
後で劇場版も見てみるつもりです。

機会がありましたら、
ゲームも遊んでみたいなと思っています。

癖の強い内容ですが、お勧めします!


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2013-12-19 11:03  nice!(0) 
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