SSブログ

感想&プレイ日記「戦国無双3Z」その42(無双演武:黒田官兵衛の章)*ネタバレあり [戦国無双3Z:プレイ日記]

ゲーム「戦国無双3Z」の感想&プレイ日記を綴っています。

今回は、無双演武の黒田官兵衛の章をクリアした件です。
(長篠の戦い/木津川口の戦い/山崎の戦い/石垣原の戦い/大坂の陣)
シナリオのクリアのみが目的ですので、
今のところ難易度は“易しい”で固定しています。

戦国無双3 Z PS3 the Best

戦国無双3 Z PS3 the Best

  • 出版社/メーカー: コーエーテクモゲームス
  • メディア: Video Game

以下の記述にはネタバレを含みます。

前回の記事はこちら。
【感想&プレイ日記「戦国無双3Z」その41(無双演武:加藤清正の章)*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-07-23-3


感想&プレイ日記のURLは、一覧として下記にまとめています。
【感想&プレイ日記 記事一覧「戦国無双3Z」】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/sengoku3


————

今回は、戦国無双随一の腹黒キャラクター・黒田官兵衛!
別のゲームになりますが、私は戦国BASARAの影響で、
史実の竹中半兵衛が物凄く好きなので、
史実の官兵衛についても色々と思うことがあります。

無双での半兵衛と官兵衛は仲良しさんなので、
半兵衛が発する死にまつわる台詞がせつないです。


第一話:長篠の戦い
言葉がキツい官兵衛が、初っ端から容赦無かったです。
「死人の為に死ぬなど、無意味でしかない」
「その志のせいで今も人が死んでいる」という
真田幸村に対する言葉は、
真理を突いている分、なかなかえぐいです。
官兵衛は、人が言い辛いことを好んで言うという、
相手が認めたくないことを鼻先にぶら下げるような事をするから、
非凡な才があるのに人望が無いように思えてしまうのかなと
想像しています。



第二話:木津川口の戦い
この戦では、誰に対しても厳しいことばかり言う官兵衛が
例外として、半兵衛だけを「顔色が悪い」と言って
心配するんですよね。
しかも、まるでお天気の話をする時のようなさらっとした口調で。
半兵衛も半兵衛で、
「官兵衛殿に心配されるなんて、明日死にそう」と返すので、
全然洒落になってません。

また、戦闘終了時に半兵衛が「疲れたー。もう眠い」と言った直後、
続けて織田信長が「死より逃れられる者なし」と言うのは
わざとなんでしょうか。
聞いただけでせつなかったんです……。

その後で見られるムービー“光”には泣かされました。
半兵衛が「俺じゃなくて信長が死ねばいいのに」とぼやきますが、
結局、“俺(半兵衛)”も信長も死ぬことを思うと
私は言葉が出ませんでした。

官兵衛が、自分が死んでも悲しむのは半兵衛だけだと言うのが、
もう、せつないせつない。
これに対する半兵衛の「嫌がらせ」も、
官兵衛に対する親愛の情で満ちていて、とても素敵でした。

官兵衛のことをちゃんと理解できたのは
半兵衛だけだと思うので、
これから先の彼は孤独なんですよね。
それを思うと、一層、半兵衛の死が残念でなりません。
半兵衛も本当に、官兵衛のことが心配だったと思います。
半兵衛が言う「嫌がらせ」は、
勿論、官兵衛が淋しくないようにとの配慮でしょうが、
もし彼が無謀なことをしそうになった時に
自分の存在が心の枷になるように
(彼をちゃんと止められるように)という
願掛けの意味もあったと思います。

才があっても口が悪いという点で、
石田三成は官兵衛と似ていると思うんですが、
半兵衛の台詞によると、彼も官兵衛を嫌っているらしいのが
ちょっと意外でした。
厳しいことを官兵衛に言われているからでしょうか??
加藤清正や福島正則が彼を嫌うというのは、納得できますww



第三話:山崎の戦い
なんだか……
官兵衛の内面がよく出ていたシナリオだと思えました。
まず、子飼いとのことなんですが、
清正から「半兵衛みたいにさぼるなよ」みたいなことを
言われていたのを踏まえれば、
半兵衛は清正に寝てさぼっていたと思われていたと分かります。
半兵衛は確かに寝てばかりいたんでしょうが、
やる事はきちんとやっていたっぽいので、
清正は誤解していますよね。
でも官兵衛はそれを言葉で正そうとはしません。
言っても無駄だ(それほど清正が愚かだ)と思っているからか、
当の半兵衛がもう亡くなっているから……というのが
理由でしょう。

また、三成に対して
「卿が幼少より理想とした男はもういない」と言い、
亡き半兵衛に対しても
「卿が尊敬した男を、私は天下人に変えてしまった」と言った辺り、
官兵衛は天下人という存在が決して正しいものではないと
思っているようです。
この辺は徳川家康の考え方と同じなので
彼とは気が合いそうだと思えます。

そして、秀吉とは、
「わしが揺らいだら次の天下人を担ぎ出すんじゃな」と
言われたのに対して
「だから揺らがぬよう火種を消すのです」と返した辺り、
本来、彼は戦が無い方が良いと思っているのだと思えます。
官兵衛は、ガラシャが疑問に思っていた“戦を無くす為の戦”を
率先して行なうタイプの人ですよね。



第四話:石垣原の戦い
基本的には加藤清正と同じでした。
清正シナリオのプレイ日記にも書きましたが、
味方同士なのに、
官兵衛が辛辣な嫌味を清正にぶつけているのが凄いです。
清正は辛いだろうなぁ。
「お前に何が分かるんだ」と言いたいでしょうけれど、
官兵衛の言葉が正論過ぎるから、
ぐうの音も出ないんだろうなと思います。



第五話:大坂の陣
左近が敵増援で出てくるところで、泣きました。
このシナリオでの彼は、普通に出てくるだけじゃなく、
敵兵の回復までしてくるんですね。
「皆さん、亡き殿から預かった差し入れです」って……!!!!

官兵衛の「三成、死んで尚、戦を焚き付けるか」という台詞の他、
官「石田三成という火種、まだ燻っていようとはな」
左「燻っているどころか、この戦で燃え上がってるぜ!」
の台詞にも泣かされました。
殿の火が熱かったです。



EDムービーは“残り火”。
タイトルが……タイトルが……!!
豊臣恩顧の将として最後に意地を見せた清正であり、
徳川の天下に対する最後の火種と言えた官兵衛でもあったので、
物凄く意味深長なタイトルだと思いました。

そして、このムービーの内容が、
半兵衛が“光”で言っていた通りだったことに驚かされました。
・清正に斬られる
・誰も悲しまない
・雨天だったのに光が差す
最後のは、亡き半兵衛が頑張って何とかしたんでしょうね。

淋しい最期でしたが、
それでも官兵衛が救われているようだと思えるのは、
あの光の輝きと、彼の安堵したような表情のせいだと思います。



官兵衛は攻撃方法(得物)に癖があって、
使い辛かったのですが、
上記の通り、シナリオが凄く面白かったので、
最初から最後まで楽しく遊ぶことができました。
そしてせつない!!!!



続きます!
【感想&プレイ日記「戦国無双3Z」その43(無双演武:立花宗茂の章)*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-07-24


戦国無双3 Z PS3 the Bestみんなのおすすめセレクション 戦国無双3戦国無双3 猛将伝戦国無双3 Z・猛将伝 公式設定資料集戦国無双3 Empires PS3 the Best戦国無双 Chronicle 2nd




2013-07-23 22:00  nice!(0) 
共通テーマ:ゲーム

nice! 0



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。