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感想@ドラマ「戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY-」1st:ribal of eternity*ネタバレあり [戦国BASARA]

ドラマ「戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY-」の感想です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
今回は初回の第1話(1st)「ribal of eternity」についてです。



私はBSRシリーズのファンで、豊臣軍贔屓です(BSR2のキャラ)。

キャストさんはこちら。
伊達政宗:林遣都
真田幸村:武田航平
片倉小十郎:徳山秀典
猿飛佐助:井澤勇貴
上杉謙信:有末麻祐子
かすが:落合恭子
濃姫:長澤奈央
明智光秀:樋口夢祈
森蘭丸:椎名鯛造
武田信玄:岩永洋昭
織田信長:GACKT


────

「戦国BASARA(以下BSR)がドラマ化する!」との一報を聞いた時は、
「マジで?」と驚きつつも、何故か笑ってしまい、
「大丈夫なのかな……」と心配にもなりました。
尤も、映像化については、実際に見てみなければ分かりませんので、
肯定するのも否定するのも不安になるのも、
全ては見てから──と思うようになったのですが……。
なにせ副題が「ムーンライトパーリー」ですからねww
正直なところ、ファンとしては複雑な心境でした。

私が住んでいるのは関東ですので
秋にならないと見られません(BS-TBSで九月より放送予定)。
しかし今回、大阪に住むスレ友さんが
わざわざ放送を録画して送ってくださったので、
とりあえず第1話のみ感想を書きます。



まず、ドラマ化は、八月末に発売されるPS3ソフト
「戦国BASARA HDコレクション」に合わせての企画でしょうし、
MBS先行+BSのみの放送、深夜という時間帯ということで、
大変失礼ながら「お金は掛けられないんだろうな」とは
見る前から想像していました。

で、実際に冒頭の映像を見て最初に思ったのは、
「やっぱりお金が無いんだなぁ……」ということでした。

冒頭は、主役である伊達政宗(筆頭/林遣都さん)を始めとする
人物紹介でした。
でもアバン+Aパートの前半部分は、
野外での戦闘シーンがメインなのに、背景が全く無いんです。
白バックや黒バックばかりなんです。
(背景は無く、ただ真っ白い/真っ黒いだけ。
人物を際立たせるようなライティングや、
人物にソフトフォーカスを掛けるような効果
……といったCGによる映像の編集は行なわれています)

たとえば、キャラが馬に乗って移動するシーンがありますが、
背景は真っ白な状態で、
役者さんだけがそんな感じで上下に動いている
(馬が映ってなくてもおかしくない所で、下が切れている)んです。
その騎乗の動きも、まるで、
かつて大流行したダイエット機器のジョーバに乗っているようでした orz
「筆頭乗り」が名物の筆頭も同様です。
すみませんが、私には、
筆頭が腕組みをしながらジョーバに乗って
エクササイズしているようにしか見えませんでした。
猿飛佐助(井澤勇貴さん)なんか、その場足踏みですよ……。
かわいかったけれどww

その問題の“ジョーバ”。
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ううん、懐かしい。


ちなみに、伊達軍ではモブ兵も出てきますが、
アニメでは一部には名前まで与えられるほど優遇されていたのに、
このドラマでは全員シルエット映像です。
多分、旗もCGです。
最初からCGなのか、
布製のちゃんとした旗を一つだけ撮影し、加工した画像を、
パソコン上で複製して編集したか……って感じです。


前半では具体的な場所(地名や地形)が明かされてないからこその
背景無しだったのでしょうが
CM明けの後半では、
「武田屋敷」という具体的な場所が出てくることから
それっぽいセットが一応出てきます。
しかし、一つのセットの前でただ延々と役者さんが演じているだけ
(編集で、人物の顔や月などが挿入されることはあります)なので、
場面転換すらありません。

で、この後半を途中まで見ていて思ったんですが、
この作品、ドラマというより、
映像化された舞台をテレビで見ている感じがするんです。
舞台ですと、具体的な背景が無い時も珍しくないじゃないですか。
あっても、普通のドラマほど頻繁に変わらないですし
登場人物も非常に限られます。



役者さんについて。
主役の林遣都さんを始め、皆さん、違和感が無いです。
パッと見も良い感じですし、
動いたり喋ったりしていても“そのキャラらしい”です。
やはり、キャラクター性が非常に強い作品なので、
キャストさんもスタッフさんも
「ここだけは崩せない」と思って下さったんでしょう。
私には好ましく思えました。

私は、今年の春(5月)に舞台版のBSR2を見ていまして
その時が三次元のBSRとの初めての出会いだったのですが、
(BSRの舞台公演自体は、もう数年前からあります)
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2012-05-14
舞台版で大丈夫だった人なら、
多分、このドラマ版のキャスティングについても
普通に受け入れられると思います。
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特に織田信長を演じているGACKTさんは、
ゲーム・アニメ版で彼の声を当てている声優の若本規夫さんを
相当強く意識しているらしく、それっぽく喋っています。
しかも、モノマネのような不自然さは無く、
巧く消化して自分のものにしていると思えます。
勿論、これは、ご本人の気概と努力の賜物でしょうが
器用な人だなぁと思いました。
GACKTさんが役者さんとして出る!というだけで話題かもしれませんが、
実際に、目玉として扱ってもいいぐらいなので
必見です。



戦闘シーンについて。
BSRはアクションゲームですので、一番の見所は殺陣でしょう。
このドラマでも、第1話では、
キャラが会話しているか戦っているかという感じでした。
ただ、役者さんの動きそのものよりも、
撮影後の編集によってそれっぽく見せている
+BSRっぽい特殊効果が付け加えられているのが
前面に出ているので、
それなりの迫力を感じることができても
「凄いな」とは思えませんでした。
特に、メインであるAパートでの戦闘は、
前述のように、これといった背景がありませんので、
嘘っぽいのが安っぽいに通じていると思えた時もありました。

具体的に言うと、
役者さんの映像を少し止めたり、
早回しや遅回しにしたりするといった、
動きに緩急をつけた作りになっています。
また、ここぞという時は、得物(武器)が動く際に
色付きの光(筆頭なら青白い光、幸村なら赤い光)が足されて、
刹那的な軌跡となって表れていることから、
BSRっぽいと感じることはできます。
なので、これらに対して一応「おお!」と思うのですが、
所詮、「後付けの効果」でしかないと分かるので、
感動には至らないんです。
しかも、キャラが変わっても戦闘シーンはほぼこんな感じなので、
迫力を感じられても、そのうち単調に思えてしまいました。

ただ、蒼紅が矢や銃弾の雨を受ける(蘭丸の五月雨とか)シーンは
CG映像でないと実現は不可能なので、
巧く表現したなぁと思いました。
幸村が怪我を負って血が出た時だけシルエットになったのには
つい笑ってしまいましたが。



お話について。
進軍する武田軍に伊達軍が戦を仕掛けて、
蒼紅(筆頭と幸村のこと)の戦いとなったけれど、
謎の織田軍が乱入して……というのが前半。
後半は、蒼紅共に武田屋敷に撤退し、
意気消沈中の幸村を筆頭が励ましていたら、
くのいち(かすが)を連れたけんしんさまが登場して終わります。
キャラ紹介+戦闘シーンが主でした。
これはまぁ、
初回+主要人物が多い+戦闘シーンが長いのを踏まえれば
仕方がないと思います。

蒼紅、伊達主従、真田主従では、
キャラ同士の絆を感じられるシーンが少しありますので
これらのコンビ(カプ?)好きな人は
美味しい思いができると思います。
BSR名物の「殴り愛」も、
アニメほどの迫力や尺はないですが、
ちょっとだけありますよー。

ちなみに、映像で一番立派なのはOPです。
EDはOP映像の流用ですよね。



まとめ。
役者さんに違和感が無かった点は大変良かったです。
でも、背景の問題は大きいです…… orz
今後も野外の場面だとああなっちゃうんでしょうか。
それと、騎乗シーンは誰がやってもネタにしか見えないので、
お金が無くても一度ぐらいは本物の馬に跨がってほしいです。



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2012-07-19 22:02  nice!(0) 
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