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感想@ドラマ「SPEC〜翔〜/警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

スペシャルドラマ
「SPEC〜翔〜/警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」を
視聴しました。


以下はその簡単な感想です。
(テレビドラマ版は見ています/感想も書いています)


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この春公開の映画「劇場版 SPEC〜天〜」を週末に控えていますので、
宣伝目的の番組としか思えなかったことから、
正直なところ、見る前は全く期待してなかったのですが
意外にも楽しめました。
失礼な言い方をしますと(すみません)
堤さんの作品の割によくまとまっていたなと思えました。

実は今回、他のことをしながら見ていたので
見逃している(音だけ聞いていた)部分が多いです。
それでも、終盤は圧巻だったと思います。
引き込まれてしまいました。



今回はテレビシリーズの続編であり、劇場版の前フリであり、
単独(一話完結)のドラマでもあるので、
制作の方々はさぞご苦労されたでしょうが、
上記の通り、きれいにまとめられていたと思います。
真犯人の正体には意外性がありましたし、
その能力(SPEC)も面白かったです。
何より、テレビシリーズの段階では判明していなかった
主人公の片割れ・当麻紗綾(戸田恵梨香さん)のSPECが
ちゃんと判明したのが良かったです。

その能力において、
真犯人(コレクター/他者のSPECを奪って自分のものにする)と
当麻(死んだスペックホルダーのSPECを使える)のそれは
似ていると言えます。
しかし当麻の場合、正確には
「死んだスペックホルダーを召喚する」スペックを所持していて、
彼女は死者の同意を得た上で(死者の厚意によって)
その能力を自分のものとして使える……ことでした。
これが、いかにも当麻らしい、また、主人公らしいなと思いました。
海野先生が
相手が当麻だからこそ自分の能力を使わせるんだみたいなことを
言っていましたが、
彼に限らず、他のスペックホルダーも同様の気持ちだったはずです。
まさにそれは、当麻が事件を通して築いてきた“絆”の力です。
単一のSPECを使えるだけでも物凄いことなのに、
その複数を、制限があるとはいえ自在に使えるなんて、
実はジョーカー的な存在だった当麻の強さに、私は圧倒されました。

そして、それを自ら封じるあたりに、
警察官としての当麻の強さ、清廉さを見られた気がします。
当麻がこの先もミショウの一員として
何人ものスペックホルダーと戦うことを見据えれば、
自身がスペックホルダーであることは大きな強みです。
でも、それが悪用されることを見越して封印するなんて
普通ではまずできないことだと思います。
しかも、死者の召喚ができなくなるんですから、
弟だったニノマエとも会えなくなってしまうわけで……。

ただ、今回、当麻は、
発動条件である左手の神経を無くしただけなので、
それを消すことを担った海野先生が、秘かに何か仕掛けをしていたとか
(当麻が「手の感覚がないと錯覚しているだけで、実は残されている」)、
SPECによって変えられたものを復元させるSPECが存在するとか、
いわゆる“話の逃げ道”は残されている/まだ作れると思うので、
この先、当麻が本当に能力を使えないわけではないと思っています。
尤も、いち視聴者としては、当麻が無敵になっても面白くないので、
瀬文焚流(加瀬亮さん)と共に地道に事件を解決してほしいです。



面白かったので、劇場版にも期待しています!
公開が楽しみです。


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2012-04-02 11:01  nice!(0) 
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