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感想@ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」第10話:別離*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」の感想です。
今回は第10話「別離」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。

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私は本放送でこちらの作品を最後まで見ています。
先の事に触れる可能性がありますので
未視聴の方はご注意下さい。


前回の感想はこちら。
第9話:和解

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴(2)

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まずはあらすじから。フジテレビの公式サイトより転載します。
 凛(美山加恋)の親権は審判の場で争われることになった。「俺のわがままかな。たった数ヶ月、凛のことみただけなのに」。徹朗(草なぎ剛)は揺れる胸の内をゆら(小雪)に打ち明けた。そしてゆらを通じて、勝亦(大森南朋)に弁護士を紹介してもらった。凛にも正直に話した。「はい」。凛はいつものように素直に返事した。
 「やっぱり母親といた方がいいんじゃない?」。美奈子(長山藍子)は親権を可奈子(りょう)に渡してほしいと徹朗に頭を下げた。「許して。私も一人の母親なのよ」。美奈子の気持ちはわかるが、徹朗の決心は変わらなかった。「すみません」。凛を手放すわけにはいかない。
 徹朗と凛の生活ぶりを聞き取りするために、家庭裁判所から調査官がやって来た。「お父さんははずしていただけますか」「思ったとおりに答えればいいから」「はい」。凛は屈託なくうなずいたが、徹朗は落ちつかない。可奈子と一緒の時はもっと違う表情を見せるのではないか。「不安だよ」。ゆらにこぼした。
 「今夜、ウチに泊めたいんだけど」。可奈子から突然言われて、徹朗は焦った。本心は断りたいが、調査官の目を意識した。「いいよ」。楽しそうに遠ざかっていく母と娘。徹朗は気持ちをふりきって背を向けた。
 翌日ゆらは凛を連れた可奈子に出会った。「ウチの母ったら、おかしいのよ。小柳とゆら先生が親しそうだとか言っちゃって」。ゆらは何も言い返さない。「近いうちに凛は私と暮らすことになると思うので、それまでよろしく」。
 後からゆらがマンションを訪ねると、仕事に出かけた徹朗の代わりに、義朗(大杉漣)の姿があった。「弁護士さんのことで、お世話になりまして」。義朗のもとにも調査官がいくことになっていた。「でも凛のこと、何もわからなくてね」。義朗が困惑げにもらした。「きっとすぐ仲良くなれます」。ゆらに促されて義朗は子供部屋にむかった。「凛、先生がおみえになったぞ」「はい」。凛がうれしそうに出てきた。
 審判初日がきた。徹朗側の弁護士は可奈子が凛をおいて家を出たことを厳しく追及した。「私はまず離婚をしたいと思いました。小柳は子供を愛してなかったから、親権の肩書がほしいだけで、養育は私にさせてくれると思ったんです」。可奈子が一気に心情を明らかにすると、徹朗は思わず叫んでいた。「可奈子、俺、ホントに変わったんだ。凛に聞いてみてくれ」。可奈子は感情を殺して答えた。「凛は、あなたの話、何もしなかったわ」。
 可奈子側の弁護士は離婚の原因が徹朗にあることをついてきた。「たしかにあの頃の私は仕事第一で、父親として失格だったと思います」。さらにマミ(山口紗弥加)との一夜をもちだした。「3年前に浮気をしましたね」「そ、そんなたった1回です」。徹朗の発言はしっかり記録された。
 「あなたは子供を捨てたんです」。徹朗側の弁護士は追及の手をゆるめなかった。「でも後悔しているんです。もう二度としません。だから凛の母親でいさせてください。他に何もいりませんから」。可奈子は泣きくずれた。
 数日後、弁護士の事務所を訪ねた徹朗は一通の手紙を手渡された。義朗が届けてきたという。「上申書のようなものです。家庭裁判所に提出するつもりですが、読まれますか?」「はい」。徹朗は食い入るように文面を読みはじめた─。


凛ちゃんの親権の調停が上手くいかなかった事から
いよいよ裁判となりました。
まぁ、調停といっても結局は話し合いなので、
双方が「自分が娘を育てたい」との要求を出したままなら
裁判沙汰になるのは当然の流れです。

でも、離婚という悲しい出来事を代償にした生まれた現状は、
凛ちゃんにとっては良いのかなぁと思いました。
勿論、小柳と可奈子が離婚しないのがベストでしょうが、
もし初回で可奈子が失踪しなかったら、
小柳はあのまま仕事第一の人間だったでしょうし、
可奈子も可奈子で、
「この子がいなかったら」と悶々と思っていたかもしれません。
双方から本気で「凛の親権が欲しい」
「凛と一緒に暮らしたい」と望まれる事は
彼女にとっては幸せな事だと思います。
親から愛されるなんて、子供にとっては当然の権利ですが、
それが机上の理想論である事は
誰もが知っている事ですし。


調停や調査官の来訪は、大した事がなかったですが、
裁判となったら、双方に弁護士がついたのもあって
やり取りが急に容赦のないものになりました。
双方に落ち度があった上での現状だからか、
今回は、自分がいかに親として優れているかより、
相手には自分より大きな非があるとして責めていたのが
見ていて嫌だったなぁ。
親権の裁判なんて、結局は、
どちらが親として優秀かを比べるものなので、
主張において、自分を上げるだけでなく、
相手を下げるのは必然なのでしょうが……。

可奈子の最後の泣きについては
ちょっとずるいと思いました。
あやまちを相手の弁護士に責められて
「後悔してるんです。二度としません」というのは
父親として無自覚だった小柳にしても同じでは??
可奈子がそうやって詫び、許しを請うなら、
小柳に対してもそうでなければならないと思いました。


そんなギスギスとしたシーンを見せられた後だったからか、
小柳父が弁護士に預けた上申書には
泣きそうになりました。
これは、分かっていてもぐっときたなぁ。
その前の、ゆら先生の仲介で
彼が凛ちゃんと関わろうとしたエピソードも良かったですが、
あの年になって、彼が人間として大きく変わったのが分かって、
とても素敵なシーンだと思いました。


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続きの感想も書きました。
第11話:サヨナラ凛

宜しければ合わせてご覧下さい。


2011-01-24 22:25  nice!(0) 
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