感想@ドラマ「LADY〜最後の犯罪プロファイル〜」第2話:赤い死者を吊るす殺人者…*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
ドラマ「LADY〜最後の犯罪プロファイル〜」の感想です。
今回は第2話「赤い死者を吊るす殺人者…」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
前回の感想はこちら。
【第1話:日本初!犯罪分析のドリームチーム誕生!】
各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧:2011年1月 放送開始作品】
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こういうプロファイリングものって、
やはり犯人に異常性が無いと駄目なんですかね??
一時間の帯ドラマですから
毎回それなりに見映えのする犯人でないと駄目というのは
私にも理解できるのですが、
今回の放送を見ていたら、
「女が女をストーキングするのって異常だよね!」という
制作側の安易な考えから始まって、
それを元にお話が作られていったような気がします。
途中まで、
いかにも怪しい男性が容疑者っぽく仕立てあげられていたのは
こういうミステリドラマでの常套手段ですので、
逆に怪し過ぎて疑えない点があった上に、
「許さない」との文字が残っていたのを見た時点で
「あ、これ、犯人は女でしょ」と思えたので、
その“犯人が女”である事の意外性は全く無かったです。
それよりも、下着が決め手とか(笑)、
変わってしまう妹への姉の執着を
なんとかしてほしかったです。
まぁ、一時間の放送(実質五十分弱)で、
主要登場人物の掘り下げと、猟奇的な殺人事件と、
被害者+周辺の人々を深く描く事は無理なので、
どこか捨てなければならない部分があるのは理解できるのですが、
もうちょっと、主軸である事件を何とかしてほしいです。
具体的にいえば、この手のドラマは大抵そうですが、
主要登場人物(プロファイリングチーム)の数を
もっと減らして絞り込めば良いのに。
チーム全体の人数は、今のままでも構わないけれど、
脇役をもっと端役扱いにした方がすっきりするのでは?
キャスト的に、ある程度有名な俳優さんを起用しなければならない
→起用したからにはそれなりに出番を与えないと!
という事なんでしょうが、
そういうしがらみが
ドラマをつまらなくしている要因の一つのような気がしてなりません。
また、“道具”であるプロファイリングチームが、
それを使う側である刑事たちとぶつかるのは、
この手のドラマでは定番のネタですが、
人の言動からその心理を読む事を仕事とするプロファイラ−が
何故、不器用にも他人とぶつかっているんだろうwwと
不思議でなりません。
わざと刑事たちを煽って怒らせるのを楽しみとしているならまだしも、
不用意&生意気な言動をする事で軋轢を生ませて、
自分たちを動き難くさせているだけというのは、本末転倒では?
また、前回の放送で、
安易に動いた主人公のせいで人が亡くなっているのに
その反省が今回で全く生かされてないのが気になります。
あと、初回からずっと気になっているのですが
主人公の香月翔子を演じる北川景子さんの
舌足らずな発音が聞き取り辛いです。
恋愛ものなら、そういう喋り方も
役や役者の個性として受け止められるので、
まだ我慢できますが、
大事な事を説明される時に滑舌が悪いのは
ちょっとイラッときます。
ここ数年、舌足らずな若手女優さんは珍しくなくなっていて、
ずっとそのまま放置されている事から、
事務所にも女優さんご本人にも直す気は無いんだろうなと思える事が
しばしばありますが、
直して損は無いので、何とかして頂きたいです。
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続きの感想も書きました。
【第3話:純愛…天才プロファイラーVS美しき吸血鬼】
宜しければ合わせてご覧下さい。
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