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感想@ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」第4話:愛おしい娘*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」の感想です。
今回は第4話「愛おしい娘」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。

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  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
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私は本放送でこちらの作品を最後まで見ています。
先の事に触れる可能性がありますので
未視聴の方はご注意下さい。


前回の感想はこちら。
第3話:悲しき抱擁

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴(2)

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まずはあらすじから。フジテレビの公式サイトより転載します。
 凛(美山加恋)との生活を再スタートさせた矢先、徹朗(草なぎ剛)はショックをうけた。凛が持ちかえったテストは45点。「誰かが勉強を一緒にみてあげないと」。担任の石田(浅野和之)の指摘はもっともだが、残業つづきの徹朗にはそんな余裕はない。頼れるのはゆら(小雪)しかない。「来てもらう回数、ふやしてもらえないかな? 国語や算数もみてもらいたいんだ」「他の子も教えてるから」。それでもゆらは都合をつけてくれることになった。
 徹朗は職場で離婚のショックを見せなかった。営業成績はトップ。「おまえ、俺より先に課長になるんじゃないの?」。先輩の宮林(東幹久)からやっかみ半分でからかわれても「何、言ってるんですか」と笑顔でうけながせた。
 ゆらがマンションに帰ってくると、部屋の前で勝亦(大森南朋)が待っていた。「ちょっと話せる?」。友達関係の長かった勝亦が突然、ゆらに恋人になってほしいと告白したのは理由があった。「俺の何倍も稼いでいたときはやっぱり気がひけたから」。そういえば徹朗もゆらが外資系証券会社に勤めていたことを知って驚いた。
 「今までと変わる気はしないっていうか。ちょっと考えてみる」。ゆらは勝亦への返事をにごした。
 「俺はおまえをそんなふうに育てた覚えはない」。井上から仕事の甘さを叱責された徹朗は、むしゃくしゃした気分でオフィスに戻った。残業していた部下の岸本(要潤)が企画書をさしだした。「読んでください」「その企画は却下されたはずだろ」。徹朗が一言ではねつけると、岸本はふてくされて帰ってしまった。
 徹朗が帰宅すると美奈子(長山藍子)が待っていてくれた。「すいません。自分で凛を育てると言っておきながら、来ていただいて」「本当に大丈夫?」。美奈子はそれ以上は言わなかったが、不安を感じているのは明らかだった。
 徹朗は外回りの途中、義朗(大杉漣)の会社に寄って昼食に誘った。「どうする?」。義朗の定年日が目前に迫っていた。「いいよ別に」。徹朗が岸本のことをボヤくと、義朗は「家に呼んで可奈子さんの手料理でも食わせりゃ、部下なんてなついてくる」とこともなげに言った。離婚したことをまだ打ち明けてないのだ。「おまえは黙って俺のいうとおりにすればいいんだ」。徹朗はムッとしたが、こらえた。
 ゆらが勉強をみてくれる時間がふえたおかげで、凛は落ちつきをとり戻した。徹朗に対しては相変わらず敬語だが、それなりに生活のペースにも慣れてきたようだ。気がつくと2人して同じようなしぐさをしていることも。「やっぱり似ちゃうんだね」。ゆらに指摘されて、徹朗と凛は思わず顔を見あわせて笑った。ゆらは亜希(田村たがめ)にふと本音をもらした。「もしかしたら子供にハマったかも」。
 凛がさかあがりの練習をしたいと徹朗に訴えた。クラスでできないのは3人きりらしい。凛から徹朗に何かを要求するなんて珍しい。「よし、今日から朝練だ」。2人して近くの公園で練習をはじめた。「一生懸命ですね」。様子を見にきたゆらに徹朗は気にかかっていたことをたずねた。「どうして会社を辞めたの?」「一度立ち止まってみたかったんです。本当に大切なものを見つけるために」。徹朗はかさねて聞いた。「見つかった?大切なもの」。ゆらはさっぱりした表情でこたえた。「まだです。でもいつかきっと見つかると思います」。
 義朗が定年を迎えた。徹朗が実家で待っていると、義朗は遅く帰ってきた。「送別会?」「ああ」。義朗はうなずいたが、実際はバーで時間をつぶしてきた。義朗の定年をねぎらってくれる社員など1人もいなかった。酔いがまわるにつれて、義朗は仕事の自慢話を繰り返した。突然徹朗は打ち明けた。「離婚したんだよ、俺」。息子の真剣な口調に義朗の表情がこわばった─。


ゆら先生風に言えば、
今回は、小柳が“子供にハマった”回なんだと思います。
最後のモノローグで、
以前は子供の事など全く眼中になかった小柳が
凛ちゃんを「愛おしい」と言っているのが
非常に感慨深いです。
この作品は名シーンが多くて、
それこそ、毎回において見所が満載なのですが
今回も、小柳の親としての成長著しいところに
私は感動しっぱなしでした。


凛ちゃんがもっと小さかった頃(赤ちゃんの頃)は、
それこそ、小柳は彼女の成長を見なかったわけですから、
(凛ちゃんの成長については、
その度に、逐一、可奈子から聞いていたでしょうが、
あの小柳では、話半分にも聞いてなかったはずです)
今回、彼は、逆上がりができるようになった彼女を
目の当りにできた事で、
普通の父親よりもかなり遅れたものの、
親としての醍醐味として娘の成長を感じられたのは
凄く良かったです。
私生活で生まれた心のゆとりが仕事にも良い意味で影響していて、
これまでは一蹴していた部下の提案を
上司にアピールできていたのも、素敵でした。


また、親と子は似ているとして、
今回、小柳の実父の定年の日が淋しく描かれましたが、
あれは、もしかすると小柳が歩んだかもしれない未来の一つだと思うと
さらに淋しくなりました。
お父さんも、昔はカップラーメン一つ作らなかったのに、
妻(小柳の実母)が亡くなった一年後ぐらいから
簡単なものなら料理をするようになったという
変化があったのを踏まえると、
妻から離婚を切り出されて変わった小柳のように、
何かそうせざるを得ない、手酷い(辛い)事があれば、
もっと大きく変わっていたかもしれません。

そして、“仕事人間”が迎える日としては非常に淋しく、
いくら会社に尽くしても、
本人が思っている以上に会社(や同僚、部下たち)は
自分を大事にしてくれないので、
無条件で労ってくれる家族を大事にしろというメッセージも
暗に込められているような気さえしました。


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続きの感想も書きました。
第5話:娘のために

宜しければ合わせてご覧下さい。


2011-01-14 17:23  nice!(0) 
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