感想@ドラマ「モリのアサガオ」第9話:最終章へ! 魂の叫び兄妹の秘密 / 最終話:たった一人の親友へ最後の…*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
ドラマ「モリのアサガオ」の感想です。
今回は第9話「最終章へ! 魂の叫び兄妹の秘密」
最終話(第10話)「たった一人の親友へ最後の…」です。
モリのアサガオ—新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (ACTION COMICS)
- 作者: 郷田 マモラ
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2004/12/06
- メディア: コミック
以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の漫画を読んでいません。
前回の感想はこちら。
【第8話:最期の面会の奇跡】
各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧:2010年秋 放送開始作品】
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第9話そして最終話の感想です。
繋がっている話ですので、今回は記述を一つにまとめます。
死刑囚・渡瀬満が供述を翻し、
何故、彼自身に不利な事を言ったのか
──その理由が丁寧に描かれました。
正直な感想としては、弁護士への復讐云々は
なくても良かったかな?と思えました。
また、これまで言動に一貫性の無かった渡瀬が
妹を大事に思う事だけは最初から最後までずっと貫いていて、
彼が、死刑制度を取引に使っていたという真実は
見ていてショックを受けました。
だからこそ、その取引相手の死亡記事を新聞で読み、
もう自分は死ななくていいんだ、妹の安全はこれで保証されたんだと
人が変わったように浮かれて悦んだ渡瀬に対して、
主人公の及川直樹が厳しいことをぴしゃりと言ったのは
当然だと思います。
また、そんな及川の真摯な気持ちを理解したからこそ、
それまで、非常に利己的だったと言える渡瀬も
最終的に改心&反省したんでしょう。
最後、渡瀬の死刑の実行が決まった後、
動揺する及川と対峙した彼の穏やかな描写は
なんとも言えませんでした。
また、渡瀬の死に様を映像でしっかりと流したのも印象的でした。
本音を言うと、ここまでやらなくても良かったと思います。
ただ、失礼ながら、こちらのドラマは視聴率が低く、
見る人が非常に限定されていたのを踏まえると
(見ようと意識して、ずっと欠かさず見ていた固定層は多かったはず)
作中の重要人物である渡瀬の最期を見せて
きっちりと幕を引いた終わり方で正解なんだろうなとも
思いました。
渡瀬の死後、彼の妹と及川の会話もとても良かったです。
最後まで、色々と考えさせられたドラマでした。
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2011-01-07 23:09
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