さくらもちモチ

ドラマ感想@NHK連続テレビ小説「てっぱん」第7週：ひらけ! 開かずの間*ネタバレあり　[NHK連続テレビ小説感想] [編集]

NHKの連続テレビ小説（朝ドラ）「てっぱん」の感想です。
今回は第7週「ひらけ! 開かずの間」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。


前週の感想はこちら。
【第6週：家族のつくりかた】

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧（インデックス）ページでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2010年秋 放送開始作品】

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感想を書く前におことわりです。
今週、土曜日の放送を見逃してしまいました。
なので今回は、金曜日の最後
（初音さんがあかりちゃんに
冬美さんになら店を貸してもいいと言った）までの感想です。


今週は、
西尾冬美（ともさかりえさん）と開かずの間のお話でした。
これまでは、「家族じゃけ！」と言うのを口実に、
作中の問題に対してやたら首を突っ込んでいた
村上あかり（瀧本美織さん）でしたが、
家族じゃない冬美さんにもそうしていたのを見ると
やはりこれが彼女の性分なんだろうなと思います。
で、以前の感想記事から書いていますように、
私は、あかりちゃんのそういうところが苦手なので、
彼女にすかさず小言を言ってくれる
田中初音（富司純子さん）の存在が救いです。
まず間違いなく、制作側も
初音さんをツッコミ役として利用しているようですが
（何でも首をつっこみたがるあかりちゃんへの非難を和らげる為に、
視聴者の代わりとして、初音さんにとりあえず彼女を否定させる
→その後に認める展開にする）
ぶっちゃけ、初音さんがいなかったら
私はもうこのドラマの視聴を止めていたと思います。


お店をもう見つける話になっている点ですが、
飲食店を開くのって、お金は勿論ですが、
資格ぐらいあった方が良いのでは？
今週は、そういう細かな事よりも、
初音さんが自ら開かずの間を開ける事に意味があるとは
分かるのですが、
出し巻き玉子の時のあかりを見ていると、
この子と冬美さんでお店をやっても
すぐに潰れるだろうにと思わずにはいられませんでした。
空き店舗を見つける前に
しなくてはいけない事がいっぱいあるのでは？
今週は、あかりと冬美さんが
「お店を開く！」という事に舞い上がった結果、
いきなり暴走したように思えました。


冬美さんもなぁ……
とりあえずお店を開ければなんでもいいという気持ちは、
私にも分からなくはないですが
バーの夢をあっさり捨てて尾道焼きに路線変更した辺り、
これまでの彼女が
行き当たりばったりな人生を過ごしてきた事についての
象徴に思えて、
マイナスイメージしかつきませんでした。
まぁ、冬美さんのご実家が小料理屋という事で、
扱うものが食べ物である分、
バーよりしっくりきたのかもしれませんが、
どんなに良い方向に考えてみても、
彼女は軽い人なんだなという印象は拭えませんでした。


それと、毎週のように尾道から必ず誰かが大坂にやってきて、
あの下宿を騒がしていますけれど、
「もういっそのこと、家族ごと、
尾道からあの下宿の近所に引っ越したら？？」と
言わずにはいられなかったです。
これまでの“てっぱん”を分解してみると
・立ち聞き（盗み聞き）
・誰かの迂闊な発言/失言
・尾道からの来客
だけで、話の九割を超える気がします。

毎週毎週、上辺を替えただけで
根本は同じ要素なので、
私は「またかよww」と失笑してしまいます。
これが朝ドラの醍醐味なのかもしれませんが、
朝ドラ視聴に馴れてない私には、悪習慣だと思えました。






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続きの感想も書きました。
【第8週：二代目はおのみっちゃん】

宜しければ、合わせてどうぞ。