さくらもちモチ

感想@ドラマ「モリのアサガオ」第2話：死刑執行命令*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

ドラマ「モリのアサガオ」の感想です。
今回は第2話「死刑執行命令」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の漫画を読んでいません。
また、第1話は未視聴です。


各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧（インデックス）ページでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2010年秋 放送開始作品】

────

第1話の放送が始まる前に、
死刑囚とその看守の人情話がドラマ化されると聞いていて
楽しみにしていたのですが、
すっかり忘れていました……。
で、この第2話の放送日、
私が購読している朝日新聞朝刊のテレビ欄の試写室コーナーで
こちらのドラマが取り上げられているのを見て
「あ、これ！」と思い出した次第です。

見ていて……第1話を見忘れていたのを凄く後悔しました。
放送局であるテレビ東京さんには大変失礼ですが
「このドラマ、テレ東じゃなかったら
もっと話題になってただろうな」と
思いました。


お話としては、ベタベタのコテコテなので、
どうしても先が読める展開ではあります。
登場人物の言動に対して
決して無理を感じないわけではありません。
でもドラマを実際に見ていると……
細かな事はどうでもよくなるというか、
作品の世界にぐいっと引き込まれました。

人情と無情とが入り混じった独得の世界だなぁと思いました。
看守は、人として死刑囚と接するので、
どうしても付き合いが長くなると情が移るでしょう。
これは自然な事だと思います。
しかし、死刑囚は、
死刑を受けて当然という罪を背負って拘置所にいるわけで。
単なる友達や知り合いでなく、ましてや家族でもない以上、
看守は、仕事として死刑囚と向き合う必要があり、
その刑が執行される際には、
その無情さを嘆く事なく遂行しなければいけないので
私は、いち視聴者として
そこに生じる矛盾や刑罰の重み、そして罪について
あれこれ考えさせられました。


個人的には、死刑執行には賛成の意見を挙げます。
死をもってでしか償えない罪はあると思いますし、
物凄く乱暴な言い方ですが、
いち納税者として
死刑囚を長々と食わせていく事には抵抗があるからです。
ただ、諸手を挙げて賛成！とは言えません。
また、自分の年齢や状況、考え方の変化によって、
死刑執行に反対の立場を取る可能性が
未来において無いとは言い切れません。
（そういう自分があっても構わないと、私は思っています）

誰もが無視できない問題である上に、
「これが絶対に正しい」との答えも存在しませんので、
考えたり悩んだり迷ったりする事そのものが
とても大事だと思っています。
そういう点で、こちらのドラマは
機会の一つを与えてくれる作品だなと、受け止めています。


この回は、
及川直樹と渡瀬満のボール無しのキャッチボールが
凄く良かったです。
これから先、二人は心のキャッチボールを行なっていくんだなと
思えました。


以下は、放送中に呟いていたツイートの転載です。

• sa9raribbonぼ、ボールが……ボールが見えるよ……(´ωと)10/25 22:17
• sa9raribbon今、「パパとママは…」って言ったね。完全に心を開いたんだなぁ。10/25 22:30
• sa9raribbonあー駄目だ。涙止まらない。とんだ伏兵ドラマだな！前回見逃したのが凄く悔やまれる。10/25 22:35
• sa9raribbon死刑執行命令きた。悔い改められただけでも良かったと言うべきか、せっかく悔い改めたのに……と言うべきか。難しいなぁ。10/25 22:40
• sa9raribbon星山が望む三日後は来ないよ！その時はもう死刑執行されてるよ！！！(´ωと)　人として反省して更正しようとしてるのに、その前に犯した罪で死ぬのか……。10/25 22:43
• sa9raribbon深い内容＋役者さん豪華で演技派ばかりで、なにげに凄いドラマだった。次週も楽しみ。それにしても初回の先週を見逃したのが悔やまれる。そして、もっと注目されてもいいのになー。10/25 22:51

とにかく泣きました。
次回も楽しみです。




────
ランキングに参加中です。記事がお気に召しましたらクリックしてやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます

上記でエラーが出る方はこちら【にほんブログ村】からお願いします。

続きの感想も書きました。
【第3話：死刑囚へ贈る花】

宜しければ、合わせてどうぞ。