さくらもちモチ

感想@NHKアニメ「バクマン。」第2話：馬鹿と利口*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

NHKアニメ「バクマン。」の感想です。

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の漫画を読んだことがありません。


前回の感想はこちら。
【第1話：夢と現実】

各回の感想記事のURLは、他の作品と合わせて
こちらのページでまとめています。
【アニメ感想記事 一覧：2010年10月 開始作品】

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まずはあらすじから。公式サイトより転載します。

亜豆と約束した夢を叶えるべく、マンガ家になることを決意した最高。しかし、プロのマンガ家だった叔父・信弘（川口たろう）を3年前に過労で亡くした家族を説得しなければならなかった。予想通り、母親からは猛反対されるが、当然反対だと思っていた父親から出た回答は…!?そして、祖父にもマンガ家になると伝えた最高は、祖父から叔父が使っていた思いがけぬものを譲り受ける！

つくづく最高は恵まれているなぁと思いました。
普通、高校生で「自分は漫画家になる！」と言ったら
家族から笑われて一蹴されるか
「何をふざけた事を言ってるんだ」と怒られて
ぶっとばされるかだと思います。
当人によほどの事がないと
（以前から当人が漫画を描いているアピールをしていて、
親からもその努力や熱意を認められている）
家族にはまともに取り合ってもらえないですよね。
しかも、この時点での最高は
漫画は一ページたりとも描いてないんですからww
高校生で、漫画を実際に描いた事が無くて
漫画家を将来の職として志望するのは、
まさに漫画的な展開だなと思います。


尤も、最高の場合は環境が特殊で、
人気ギャグ漫画家だった叔父さんが
既にその困難な道を切り開いてくれたから
……という事が大きいと思います。
今回の放送の最後で、最高はお祖父ちゃんから
叔父さんの仕事場を譲り受けますけれど、
得たものは、部屋や、部屋の中身だけじゃないと思います。
最高の家族に、漫画に対する理解があったのは
まさに叔父さんがいたからですよね。
個人的には、このエピソードを
もうちょっと膨らませても良かったかなと思いました。

ただ、最高が父親とはまともに会話をせず、
言いたい事があると母親を介して行なわれるという
なんとも言えない思春期特有の距離感は
むちゃくちゃ良かったです。
最高は、いずれ漫画を仕事としてできるようになると
思いますが、
その時に、働く父親の苦労を知って、
直に話せるようになると良いですね。

次回も楽しみです。




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続きの感想はこちら。
【第3話：親と子】

宜しければ、合わせてどうぞ。