さくらもちモチ

感想＠韓国ドラマ「私の名前はキム・サムスン」第12話：だから何? 私はまだ30歳よ!*ネタバレあり　[韓国ドラマ感想] [編集]

フジテレビの韓流αで再放送中の
韓国ドラマ「私の名前はキム・サムスン」の感想です。
今回は第12話「だから何? 私はまだ30歳よ!」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
【第11話：2度目のキス 今度こそ本物?】

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧（インデックス）ページでまとめていきます。
【テレビドラマ感想記事 一覧：韓国ドラマ】

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まずはあらすじから。フジテレビの公式サイトより転載します。

サムスンに告白したジノンは、なかなかヒジンに別れを切り出せずにいた。ジノンの心が揺れていることに気づいたヒジンは、サムスンを呼び出し、「ジノンに会わないでくれ」と頼む。サムスンはこれをキッパリ断り、ヒジンに宣戦布告をするが、ジノンがサムスンの返した５千万ウォンの小切手を破ってしまったことで、サムスンとジノンはまた仲たがいしてしまう。サムスンはジノンを忘れるために一人でハルラ山を登り、頂上で再出発を誓い叫んでいると、そこにジノンが現れる。

お金、もしくはそれに準じるものを簡単に破るのって、
やっぱり、お金に困った事が無い人の行動だと思います。
ヒョン・ジノン（ヒョンビンさん）にとって
五千万ウォンがはした金であるのは分かりますが、
あれは私も見ていて嫌だったなぁ。
だってあれは、ただの五千万ウォンではないというか、
キム・サムスン（キム・ソナさん）のお姉さんのマンションが
やっと売れたことで作れたお金じゃないですか。
そういう、目に見えないあれこれや、
サムスンの気持ちも入っているのに、
あれを彼女の目の前でビリビリと破いちゃうのは
人としてしちゃいけない事だと思います。
サムスンに対して、物凄く失礼です。

でも、ジノンの側になってみれば、
あのお金でサムスンとの全てが終わってしまうと思ったら
破かずにはいられなかった辛い気持ちも
よく分かります。
それこそ、ジノンにしてみれば、
たった五千万フォンというはした金で
サムスンとの繋がりが切れるのが嫌だったんでしょう。

つまり、二人とも、
“五千万ウォン”というお金以上の関係になってしまったから、
それを返す/返さないでやたらと揉めたり、
ジノンが小切手を破ったりしたわけで。
どうにもやりきれない感じが見ていて面白い反面、
やっぱりサムスンは辛いよねと思いました。

そう……サムスンもジノンを好きなんですから、
ジノンの気持ちさえ彼女に定まってしまえば
何の問題も無いんですよね。
でも、ジノンにはユ・ヒジン（チョン・リョウォンさん）がいて、
彼はサムスンに好きだと告白したにもかかわらず、
彼女とのデートをしている……。
ジノンも好きでなったわけではないでしょうが、
はたから見れば、立派な（？）女たらしですww



そのヒジン。
ケーキの味へのこだわりを露にしてみたり、
かつて通っていたパスタの店が無くなっていることに
過剰にショックを受けたり……と、
ちょっとヒステリックな感じで過去に反応していました。

ヒジンが思い出を大事にしている人だとは
以前の放送からも伝わってきましたが、
ここに来て過去をうるさく持ち出してきたのは、
やはり、ジノンとの関係に不安を覚えているからでしょう。
過去が無くなったり汚されたりするのは、
そこを支えにして病気を克服したヒジンにとって
とても耐え難い事なんだと思います。
また、今（現在）だと、
ジノンの取り合いにおいて、どうしても分が悪いので
ヒジンは、サムスンが絶対入ってこれない三年前の過去を
わざわざ持ち出しているように思えます。
だからこそ、ヒジンには、
なくなった店に対して素っ気無いジノンが
余計に腹立たしく思えたのでは？
今（現在）が幸せなら、もうちょっと冷静になれて、
「じゃあ、これから、また二人で通えるお店を新規開拓しよう」
という気になれたでしょうが
（二人で未来を見る/作っていくという感じで）
あの時のヒジンには、そんな余裕はなさそうでした。



最後の登山は、本当に暴雨風だったので
めちゃくちゃおかしかったです。
さすがキム・サムスン、やる事が違う。
でも笑っていたら、後からジノンもやってきたので
急に萌えました。
やっぱり、普段はぐだぐだとしていて気持ちが定まらなくても、
ここぞという時には必ず来るものですよね。







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続きの感想も書きました。
【第13話：彼女と別れる方法…】

宜しければ、合わせてどうぞ。