さくらもちモチ

感想＠アニメ「アマガミSS」森島はるか編 第一章：アコガレ*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「アマガミSS」の感想です。
今回は初回の第1話：
森島はるか編 第一章「アコガレ」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は、原作のゲームを遊んでいません。


各回の感想記事のURLは、他作品も含めて
こちらの一覧記事でまとめていきます。
【2010年7月 開始作品】

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こちらは、ヒロインごとにお話が変わるオムニバスの作品だそうです。
まずは、あらすじから。TBSのアニメ公式サイトより転載します。

橘純一はとある過去の経験から、クリスマスに苦手意識をもっている高校２年生。すっかり恋に臆病になった彼は彼女を作ろうともせず、寂しい学園生活を送り続けていた。そんな生活を続けていた純一は、ふと「このまま何もしないで高校生活を終えて本当にいいのか？」と思う。そして恋に対する苦手意識をなんとか跳ね除け、今年のクリスマスは女の子と過ごせるようにと一念発起する。
様々な女の子と出会い……純一の迎えるクリスマスとは！？

良くも悪くも、
“ギャルゲー（エロゲー）をアニメ化したらこうなる！”という
典型的な作品でした。
それまで
女性とあまり積極的に関わってこなかった主人公の男性が、
何故か（笑）ゲームスタート時/アニメ第1話から
複数の美少女たちと話すきっかけを持ち
（しかも偶然性がやたらと高い）、
そこから個別に親密になっていく……という
テンプレもいいところのお話でした。

なので、ゲームの“アマガミ”をやっていない私でも、
この第1話を見ながら
「なんかギャルゲーを遊んでるみたい」と
錯覚を起こしそうになりました。
男性主人公が変にナイーブで傷付きやすいところも
（でもここぞという時は男気を見せるので、モテるんですよねw）、
妹から「にぃに」と呼ばれ、普段から過剰に慕われている上に
他の女の子と親しくするとすぐに嫉妬されるのも、
女の私としては、
「ないない、あり得ない」との不粋なツッコミを
いちいち入れたくなるような内容で、
既に食傷気味になっているド定番でした。
でも、こちらが
“そういう作品”であるのを前提にしているのを踏まえれば、
これは決して批判的な意見にならず、
むしろ、褒め言葉になると思います。
本当に、アニメ化されたギャルゲー作品としか評価できない
（それ以上でもそれ以下でもない）内容でした。
萌えを追究したらこうなった……というか、
萌えばかりだった、萌えしかなかったという感じです。

個人的な好みを言わせてもらえば、
そうでもないシーン九割五分の中に、
残りの五分である萌えシーンがポッとある事で
より萌える性格なので、
こうまで、最初から最後まで萌えを押されると、
逆にちょっと飽きてくるなぁと思いました。
贅沢だとは、重々承知していますが。



お話については……
「出会いシーンきた」や「お、フラグ立った！」や、
「ゲームなら、ここは一枚絵のスチルだよね」などと思えたように、
まさにギャルゲーのオープニングでした。
どのギャルゲーも、
学園ものの作品であれば、大体こんな感じで始まるからか、
見ていて、作業的なものも感じました。
まずここで主人公が女の子と出会って、
声を掛けたり助けたりして、好感度を上げて……と、
攻略する（女の子を落とす）までの手順が
はっきりと見えてきそうな内容でした。

私の場合、ギャルゲーって、
初めて遊ぶ時は、攻略本も攻略サイトも見ないので、
対象となる女の子を“攻略”する事で
頭の中がいっぱいいっぱいになってしまい、
あまり深くは考えません。
でも、二周目以降は、
攻略本や攻略サイトを見ながら遊ぶのですが、
このアニメを見ていたら、それと似たような気分になりました。
超えるべきラインが見えていて、
何らかが一定数値を超えたらイベントの××が起きるのを待つ
……という感じです。

今回、主人公の橘純一は、
放送の終盤で、憧れの先輩から振られて落ち込んでいましたが、
どうせ、後々になってから振り返ってみれば、
あれは、先輩にとって、
“主人公を男として初めて意識した瞬間”とかになるんだろうと、
つい冷ややかな感情で見てしまいました。



……とまぁ、あまり宜しくない感じで
感想を書いてきましたけれど、
キャラデザや背景などは、割と好みです。
これで、主人公がハーレムじゃなけりゃ
もっと好きなのになー……と、
ギャルゲーを元にした原作を総否定した感想文で、締めてみますww
（ちなみに、私はギャルゲーを好んで遊びます。
エロゲはやりませんが、ギャルゲーはたまにやります）







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続きの感想も書きました。
【森島はるか編 第二章：セッキン】

宜しければ、合わせてどうぞ。