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感想@アニメ「おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜 」第12話:9回*ネタバレあり [おお振り:アニメ感想]

アニメ「おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜」の感想です。
(セカンドシーズン)
今回は第12話「9回」です。

おおきく振りかぶって(14) (アフタヌーンKC)

おおきく振りかぶって(14) (アフタヌーンKC)

  • 作者: ひぐち アサ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/04/23
  • メディア: コミック

私は原作(月刊アフタヌーンでの連載漫画)の感想も書いています。
おおきく振りかぶって:アフタヌーン感想
よって、以下の記述において
アニメ化・単行本化されてない部分のネタバレが多々あります。


前回の感想はこちら。
第11話:エースだから

アニメ版「おお振り」の感想記事のURLは
カテゴリで分けている他、第一期も含めて
こちらの目次(インデックス)ページでまとめています。
アニメ感想記事 一覧:おおきく振りかぶって


────

いよいよ次週で最終回です。淋しいなぁ。
私、この第二期のOPの構成がとても好きで
(単行本派の方はよくご存知だと思いますが
西浦っ子が出ている歴代の巻の表紙になぞった映像に
なっています)
見る度に、「あぁ、これは×巻」と挙げていたので
これがもうリアルタイムで見られないと思うだけで
とても残念でなりません。
このやり方は、とても上手いですよね。
何より、アニメのスタッフさんが
原作を大事にして下さっていると感じられますし。



私はてっきり、この対美丞大狭山戦の決着は
次週まで持ち越されると思っていたので
今回で終わったのは意外でした。
いやー……泣いた泣いた。
特にAパート──あの三橋の投球が乱れるシーンです。
三橋の成長の証である「ワンナウト−!」から始まる一連の話は
もう大泣きしました。
上記の通り、私は原作の漫画を読んでいますので
当時もここで物凄く感動し、また、
ここでこうなるのは今でもよく分かっているのですが
それでも泣きました。
涙が止まりませんでした。
首を振れなかった/振る事を許されなかった三橋が、
“投手が首を振る事はキャッチャーに反抗する事ではない”
──“相談し、協力し合う事なんだ”と分かるくだりは
本当に素晴らしいです。
私は、この通り、
“おお振り”という作品をこよなく愛していますので、
どうしても甘く見てしまうところがありますが
今回は贔屓なしで面白かったと言えます。
この三橋の成長シーンは、大変良かったです!



その直前で、栄口君がミスしてしまう展開も震えました。
栄口君は部内でも守備が上手い方だと思うのですが、
そんな彼でも、単純な捕球でミスしてしまう
……それだけガチガチに緊張していたと、よく分かります。
だからこそ、この回の守りが終わった後の栄口君は、
自分のミスを帳消しにしてくれた三橋に向かって
いの一番で駆け寄っています。
本当にホッとしたでしょうし、嬉しかったでしょうね。
高校野球の試合では、よく、
“守備で良い流れを作って攻撃に繋げる”と言いますが、
この守備交代時の西浦は、皆が笑顔だったように
とても良いムードでした。
そして、自分と三橋で配球を決められるようになった分、
余裕が出てきた
(バッターボックスに入った時に、打撃に集中できた)田島は
いつもの彼だと思いました。
そして、いつもの彼の通りに、
ヒットを打っちゃうんですから凄いです。
さすが田島様ww
惚れるわー。



最後の打席の西広くんは……
偉そうに言えば、
彼にとってはこれ以上ない“良い薬”だったと思います。
これまでの練習でも
西広くんは決して手を抜いていたわけではないでしょうが、
本人が前回後悔していた通り、
自分が控えであるという事に甘えていたでしょうし、
また、周りも、
「西広は初心者だから」と考慮した部分もあったはずです。
でも今回の事を経て、本人にも周りにも
「西広も実戦で使われる球児なんだ」という事が
身に染みたのではないでしょうか。
実際、原作の漫画では、台詞だけですが、
めきめきと力をつけてきた西広くんに対して
水谷くんがレギュラ−落ちの危機を感じた描写がありました。
(注:水谷くんが勝手に
「西広がレギュラー入りしたら、落ちるのはオレかも」と
思っただけです。念のため)
負けている試合での最終回の二死で
打者としてバッターボックスに立つなんて
本当に嫌なものですが、
西広くんがとても強い人
(本気で野球が上手くなりたいと願っている人)なのを踏まえれば、
初めてプレイヤーとして出た試合でこの経験ができたのは、
幸運だったとも言えると思います。

私は、小学校高学年の時にソフトボールをやっていて
(夏休みに町内で大会が開かれた為、
子供の数が少なかった地区に住んでいた私は、強制参加させられた)
負け試合の最終回の二死で打席に立った事がありますが、
この時の事は、大人になった今でも鮮明に覚えています。
西広君もきっと、この事をずっと覚えているんだろうなぁ。
でも、いつかきっと
こういう苦しい思い出も良いものに変わるはずです。



あ、そうそう、付け足しのようで恐縮ですが、
今回は、ファーストを守る沖くんが
ファールエリアでのファインプレーを見せました。
沖くんも、自分の送球ミスのせいでこうなったという
負い目がありますから、本当に必死でした。

誰か調子が悪い人がいても、その分、他の人がカバーしたり、
また、ピンチの時には声を掛け合って士気を高めたりするのは、
団体競技の醍醐味です。
なので、野球に限ったことではなく
──また“おおきく振りかぶって”という作品に
限った事でもないのですが、
私は、この“おお振り”の西浦っ子達で
こういう描写を読んだり見たりするのが大好きです。
なので、彼らが大好きな私にとっては、
今回は負け試合なので、辛かったのですが、
見ていてとても幸せになれた回でもありました。



次回はいよいよ最終回!
今までもあれこれすっ飛ばされましたが
和さんの釘刺し(誤解されるからやらない方がいいッスよ系)は
入ってくれるかな……。
グラウンドに行く気になった台詞だけは
絶対に入れてほしいです!





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続きの感想も書きました。
第13話(最終回):また始まる

宜しければ合わせてどうぞ。


2010-06-19 02:32  nice!(0) 

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