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感想:宝塚歌劇 宙組公演「逆転裁判〜蘇る真実〜」東京千秋楽(日本青年館)*ネタバレあり [宝塚版 逆転裁判]

CSの宝塚歌劇専門チャンネル
“タカラヅカ・スカイ・ステージ”で放送された
宙組公演「逆転裁判〜蘇る真実〜」の東京千秋楽(日本青年館)を
見せて頂きましたので、感想を書きます。

私は原作のゲームのファンで、この東京公演も一度だけ観劇しました。
宝塚で販売されているDVDも視聴しました。
感想:逆転裁判「蘇る真実」東京公演(2009/02/25 日本青年館 大ホール)上
感想:逆転裁判「蘇る真実」DVD

以下の記述にはネタバレを含みます。


────

感想を記す前に。

実はこちらの放送、私は見逃しているんですorz
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2010-04-08-3
なので、こうして見られた事は私にとって
物凄く有難い事でした。
もうもうもうもう奇跡でした。
Tも様、本当にありがとうございました。
ご厚意に心から感謝致します。

今回に限らず、ヅカ関係は、自分では全く駄目で
いつも他の方に頼りっぱなし
(Aさやさんとか鳥皮ゆん先生とか)です。
私も甘えるだけでなく、人様のお役に立てるようになりたいです。



上記の通り、こちらは
日本青年館で行なわれた東京公演の千秋楽です。
公演は、宝塚バウ→東京という順序でしたので、
こちらが本当に最後の最後!でした。
で、最後といえば、ラストでの「逆転裁判2」の公演発表!
この第一報を聞いた時は、
私も思わず友達にメールをしたり、ブログに書いたりするほど
嬉しかったのですが……
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-02
今回の映像を見たら
「この場にいたかった!!」と切に思いました。
見ていて、とても悔しかったですww

他の日の公演と同様に、
会場全体で「異議あり!」をやった後、
主演の蘭寿とむさんが
「本日はありがとうございました」とのご挨拶をなさったのを受けて、
緞帳が下り始めたら、途中で
ゲームのなるほど君の声で「待った!」が掛かり……
という流れでした。
DVDで見ているだけでも、むちゃくちゃ興奮します。
舞台上のタカラジェンヌさんも嬉しそうですし、
お客さんの歓声と手拍子も凄いですし、
盛り上がり方も相当でした。
そして、とむさんが
「このメンバーで、皆で……」とおっしゃっているのが泣けます。
逆転裁判2のメンバーも素晴らしかったけれど、
七帆ひかるさんのエッジワースと
美羽あさひさんのレオナを
もう一度舞台で拝見したかったです。



さて、本編の感想です。
もう、最初のとむさんのご挨拶を聞いた瞬間から
泣きそうになりました。
実際に観劇した時や、
Aさやさんにお借りしたDVDを見た時の感動が蘇ってきて
「うわー」となりました。



そして、なんといっても序盤の山場!
ニック(蘭寿とむさん)が最初の「異議あり!」をした後、
映像と共にテーマ曲“蘇る真実”を歌われる場面。
ここは一番が終わると、背景の映像が実物(ジェンヌさん)に替わり、
他のキャラクターが登場します。
で、私の最愛キャラ・エッジワース(七帆ひかるさん)が
二番を歌ってくれるのですが……
最初に七エジを見た時のように
「ほ、本物−!!!!!!」と感動しました。
迂闊にも、また泣いてしまいました orz
なんだか見る度に泣いているような気がします。
でも私は、エッジワースの扮装をした七帆さんの
立派な立ち姿を見ているだけで、
ついつい感激してしまうんです。
どんだけ好きなんだって話ですよね……。
でも、御剣ファンなら
きっと同じ気持ちじゃないでしょうか。

いやぁ……やっぱり最高です、七帆エジ。
逆裁2の悠未ひろさんのエッジワースも
いかにもゲームっぽい感じで、再現度が凄くて、大好きですが、
私は、最初に七エジを見た時に、半端でない衝撃を受けたので
(漫画的表現で言えば、目がハートになってたと思います。)
七帆さんのエッジワースは別格で大好きなんです。
もし万が一、続編が作られて、
他のジェンヌさんがエッジワースを魅力的に演じて下さっても
──また、他の団体で舞台化されたとしても、
私の中で七エジは特別であり続けると思います。

この映像でも
私は七エジのあまりの格好良さに、
すっかりメロメロになりました。
まさに、私の中では、
“御剣怜侍(エッジワース)が現実にいたらこんな感じ!”でした。
確か、公演の感想でも書いたと思うのですが……
ご存知のように、原作のゲーム“逆転裁判”では、
キャラクターのバストアップの絵が基本です。
たまに一枚絵で全体像が出ますが、
他は、攻略本という名の資料集でしかなかなか拝めません。
で、こちらの公演では
ニックの事務所を訪ねたエッジワースがソファに座るシーンが
あるのですが……
私は、御剣がソファに座る全体像なんか見た事がないのに、
こちらの舞台でエッジワースがそうするのを見て、
「あ! これこれ! これが御剣の座り方!」と感激したんです。
つまり、七帆さんの役作りが私にぴたりとハマったんですね。
ゲームでは直に見られない仕種からも
御剣怜侍というキャラクターを強く感じられたんです。
なので、彼が大好きな私は、
もうテレビの前で蕩けそうでした。
大好きです。
大好きでたまらないです。



……と、まぁ、
今回もうっかりすると
七エジの素晴らしさを語るだけで終わりそうなので
他の事も書きます。

主演の蘭寿とむさん演じるフェニックス・ライト(ニック)は、
原作の成歩堂龍一(なるほど君)とは
大きく離れたキャラクターですが、
これはこれで、とても格好良いですよね。
“逆転裁判2”の公演で、
最愛のレオナを亡くして辛そうだったニックを思うと、
今回のラストのラブラブも
見ていて淋しくなってしまいます……。

とむさんの伸びやかな歌声も素敵です。
途中で音程がややフラット気味になるのは気になりますが、
あれだけ激しく踊ってこれだけ歌えるのは
さすが男役の二番手さんです。
名も実もある実力派のジェンヌさんだなぁと思いました。
舞台映えも半端でなく、
男役としての魅力を強く感じます。



ヒロインのレオナ・クライド役の美羽あさひさんも
可憐で素敵でした。
スーツが似合うなぁ。
これは、娘役さんには褒め言葉じゃないかもしれませんが
ドレス姿よりもスーツ姿の方が似合うと思いました。
私は、男女問わずスーツ萌え属性があるので
レオナのまとめ髪&スーツ姿を見るだけで、たまらなかったです。
素敵だ!

七帆さんにしても美羽さんにしても、
この公演で初めて知って、一発でファンになって、
「これから応援しよう!」と思ったところに
いきなり退団発表を聞かされたので、本当にショックでした。
組子さんのご卒業も花であるのが宝塚だとは
重々承知していましたが
もっと早く宙組を知っておけば良かったと後悔すると同時に、
ギリギリ間に合って(ナマで見る機会があって)良かったとも
思っています。



それと、DVDでバウ公演を見た時もそうだったように、
私は今回も、宙組組長の寿つかささんのダンスに
見愡れました。
私、多分、宙組の中では
すっしぃさんのダンスが一番好きだと思います。
(数を見ていないので、断定できないのが残念ですが……)
手や足の動かし方が柔らかくて、滑らかで、
当たり前なんですが、“人に見せる”事を前提にした踊り方で
凄く格好良いです。
DVDで見た時は気付かなかったんですが、
上記の、最初の“蘇る真実”の二番で、
エッジワースが朗々と歌っている横で
ミラー州知事役のすっしぃさんが華麗に踊ってるんですね。
七帆さん目当てでそこを見ていたら、
向かって左横で、やたらとダンスが上手い人がいて
「誰?」と思って注目してみたら
すっしぃさんだと分かったという次第ですww
DVDを見た時に、
フィナーレの男役群舞でのすっしぃさんを見て
「この人、ダンスが洒脱で凄い!」と注目した時と
同じハマり方をしてしまいました。



さて、総括です。
宝塚を好きな友達にはよく言っていて、
もしかしたら、このブログでも書いたかもしれませんが……。

この公演の発表がなされた時や
(逆転裁判のオーケストラコンサート)、
実際の公演中には、宝塚の事情がよく分からなかったのですが、
今になって思うと、
とむさんクラス(二番手男役)で、バウ公演の主演って
あまりないですよね。
それだけこちらは、ゲーム作品との初コラボという事で、
劇団側にとっても絶対に外せない公演という位置付けだったのだと
強く感じられます。

で、意図的にキャラクターの改編がなされた
ニック役のとむさんのご苦労も
相当だったでしょうが、
原作そのままである事が義務付けられた
他のキャラクター役のジェンヌさん達も
本当に大変だったと思います。
“似てないけれど逆裁の主人公”
“似ていて当然のキャラクター”というプレッシャーの中で
原作ファンが満足できる出来まで仕上げてもらったのは
さすが宝塚だなぁと実感させられました。

様々な人や企業の狙いと、たくさんの偶然が重なって
このメンバーでこの公演がなされた事を思うと、
この舞台を
ナマや映像で見られた事を感謝しなきゃいけないなぁと
改めてしみじみと思いました。
逆裁は、元から大好きな作品ですが、
こちらのヅカ版の舞台を観た事で
もっともっと大好きになりました。

何より、私自身が
この観劇を機に、宝塚に再び興味を持つようになり、
ちょこちょこと舞台を観に行くようになった事が大きいです。
特に、この逆裁出演組のジェンヌさんには
強い思い入れもあります。
まさにこういう部分が、
劇団なりカプコンなりの狙いだったでしょうから
私はまんまとそれにハマったわけですが、
そうなれてとても幸せです。
こういう機会を作ってもらえて、とても有難かったです。



というわけで、
読み返してみると、なんだか
これまで当ブログで散々書いてきた事の
繰り返しになってしまったような気がしますが
以上がヅカ版逆転裁判1の感想でした。
本当に、こちらの舞台と出会えて幸せでした。
ありがとうとの言葉しか出ません。
ファンで良かったです。

この時のチケットを取ってくれたMぎ〜さん、
いつも有難いお気遣いをしてくれるAさやさん、
鳥皮せんせい(仮名)、
そして、今回お世話になりましたTも様
本当に本当にありがとうございました。
お陰さまで、とても幸せでした。


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2010-05-12 23:40  nice!(0)  コメント(0) 
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