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感想:アニメ「デュラララ!!」第10話「空前絶後」*ネタバレあり [アニメ感想]

(3/17)記事の末尾に折原臨也に対する推測を追記しました


アニメ「デュラララ!!」の感想です。
今回は第10話「空前絶後」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいません。


前回の感想はこちら。
第9話「依依恋恋」

各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事でまとめています。
アニメ感想一覧:2010年1月 開始作品


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今回は久し振りに、竜ヶ峰帝人くんのメイン回でした。
以前の感想記事でも散々書きましたように
こちら“デュラララ!!”は群像劇で、
特定のキャラクターが主人公であるとは決められていませんが、
帝人くんは初回のメインを飾ったキャラですからね。
視聴者と同様の、何も知らないという目線も持っているので
数ある登場人物の中でも、私には特別に思えます。


その、帝人くん。
“普通”“平凡”である事を軽んじて、
「人と違う生き方をしてみたい」
「自分が特別な存在でありたい」と望むのは
若者の特権かもしれません。
で、この欲に任せて行動してしまうのを
世間では“若気のいたり”と言うわけで。
現実でも、若い子が
“私ってちょっと変わってるんです”感を
アピールしているのを見ると、
その危うさと馬鹿馬鹿しさがおかしくて
私も「まだ青いなぁ」と思ってしまうのですが、
恥ずかしながら、これは私自身もかつては通った道です。
若い人だけが掛かる、一種の熱病みたいなものですよね。

で、まだまだ青春を爆進中の帝人くんは、
その秘かな望み通り、普通の人では味わえないような経験を、
今回、得られました。
池袋の都市伝説と化しているセルティ・ストゥルルソンは
人の好さそうなところを感じられるので、置いておくとしても、
あの折原臨也と関わるのはまずいだろうと思えますので
私は帝人くんに対して
「おいおいおいおい」と内心で言いまくりました。
まぁ、今回は、帝人くんが折原臨也に接触したのではなく、
折原臨也から近づかれたので、不可抗力ではありましたが
彼の前で新たな行動を始めちゃったのはまずいでしょう。
折原臨也は、こうやって見せてもらえた隙をも利用して、
他人を良いように操った結果、
わざと起こした揉め事を見物して楽しむのかなと
思いました。

ところで、今回は
その“何故、折原臨也が帝人くんに接触したか”が
はっきりと描かれませんでしたが
彼がチャットの住人だと確認したかったんでしょうか?
ここら辺は、説明がちゃんとなされてないだけで
何かしら問題があるのかなと思えました。


また今回は、ここ数回の話に引き続いて、
池袋で存在感を放っているグループ
“ダラーズ”についての具体的な例が
視聴者に提示されました。
現在は、どこにでもいそうなごく普通の若者が
ただ加入しているだけという
無害な集まりであるらしいのが伺えましたが、
逆に、この実体の無さが、
折原臨也みたいな悪党につけ込まれ、
良いように利用されるんだと
改めて思いました。
以前にも推測を書きましたが
メールでダラーズの勧誘を行なっているのは
やっぱり折原臨也ですよね??
彼は現在、
池袋を揺るがす為の下準備を行なっている最中だとしか
思えません。


ただ、紀田正臣くんによって持ち込まれた
“ダラーズ度予想”の展開は
唐突過ぎて、制作側の強引さを感じました。
いくらお遊びとはいえ、
校内の誰がダラーズかを当てるかなんて
そんなに面白くないと思うんです。
(クラスの皆が、そこまでダラーズに興味を持っているとは
作中からは感じられない)
もし、それが当たったからといって、
普通は「ふうん、そうなんだ」で終わる話ですし。
でも、わざとこういうエピソードを入れたあたり、
ここから何かが始まりますよね??

また、今回はいつもにもまして仰々しいというか
演技がかった言動が目立った紀田くん。
屋上で、本当にダラーズの一員だった滝口くんから
カラーギャングの抗争の話
(黄巾賊とブルースクエアの対立)が出た時には
さすがの紀田くんも、ビミョーそうな雰囲気を醸し出していました。
でも、かつてカラーギャングの件で痛い目に遭っていたなら
余計に今は、他の集まりに対してでも
積極的に首を突っ込まないのが普通なのでは?と思います。
何故、彼が余計と思わしき事をしているのかが
私には分かりませんでした。

でも、その後にあった帝人くんのモノローグ
「僕は滝口くんが本物のダラーズだと分かった時から
誰にも言わずにおこうと思っていた。
そういう事で騒がれるのは、滝口くんもきっと嫌だろうと思う。
聞いた人だけが知ってれば良いと思った」
……という、いかにも誘い受けな内容通り、
滝口くんがダラーズである事は明るみになり、
彼は余計な事で騒がれるようになるんだろうなと思いました。
というか、もし本当にそういう展開になるのなら、
上記のモノローグを発した帝人くんが
これを誰かに言うはずがないので、
紀田くんか、もしくは滝口くん自身が
言うことになるんですが……。

紀田くんが、放課後、
帝人くん達と一緒に帰れなかった理由って
もしかしたら滝口君がダラーズの一員である事に
深く関係するのかなと思いました。
「風紀委員会で大激論を繰り広げている」って
いかにもそんな感じだったので……。


それと、帝人くんのアパートに匿われていた張間美香は
どこに行っちゃったのでしょうか。
あの場所が矢霧製薬の人間に知られていたとはいえ、
彼らが帝人くんを襲ったという事は、
彼らも張間美香の行方を知らない
=張間美香は彼らに連れ出されたのではない事になります。
また、あの時、折原臨也が傍観者でいたとなると、
彼が話に一枚噛んでいるわけでもなさそうなので、
自分から逃げ出した案が濃厚になりますが……。
その前に、折原臨也に掛かってきた電話に
何か関係する事もあるのかなと想像しました。
というか、折原臨也はする事なす事が怪しいので
私は彼の行動の全てを疑ってしまいます(笑)。
良くも悪くも彼にハマってますねww

次週も楽しみです!


(3/17追記)
折原臨也が竜ヶ峰帝人くんに会いにきた目的ですが。
第3話で、初めて帝人くんが折原臨也と会った直後に
(園原杏里ちゃんがギャルに因縁をつけられているのを
帝人くんが助けようとしてできずにいる時に
後からやってきた折原臨也がギャル一人の携帯電話を壊して
その場を何とかした直後)
紀田正臣から「池袋にいるのが珍しい」と言われた折原臨也が
「人に会いにきた……もう会えた」という台詞を放っているんですね。
しかも、帝人くんに向かって。

この時点で、帝人くんと折原臨也はチャット仲間でしかないけれど
折原臨也がわざわざ会いにきた理由って何でしょう。

で、この時は、たまたま通りかかったらしい平和島静雄に
コンビニのゴミ箱を投げ付けられて、邪魔されたので
折原臨也は退散しているんですよね。
この時に果たせなかった用(帝人の確認?)をする為に
今回、折原臨也は再び帝人くんに接触したんだと思えました。







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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第11話「疾風怒濤」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-03-17 22:18  nice!(0)  コメント(0) 
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