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感想@アニメ「グイン・サーガ」第24話:モンゴール最後の日*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「グイン・サーガ」の感想です。
今回は第24話「モンゴール最後の日」です。
ネタバレがあります。
私は原作の小説の愛読者です。


前回の感想はこちら。
第23話「如何なる星の下に」

各回の感想記事のURLは、他作品も合わせて
こちらの一覧ページにてまとめています。
アニメ感想一覧:2009年10月〜2010年3月


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今回は、サブタイトルが全てを物語っています。

“グイン”の原作における辺境編(〜第5巻)で
グインやリンダ&レムス、イシュトヴァーンを
これでもかと苦しめたモンゴール軍の
圧倒的な武力を思うと、
あんなに強かった一国が内からも外からも崩され、
とうとう国として機能しなくなってしまった事には
ある種の感慨深さを感じます。
物語の序盤から、モンゴールは敵国として描かれていましたので、
ナリス率いるパロ正規軍を始め、
スカールなどがモンゴール軍を追い詰めるところまでは
私も気分よく読んでいましたが、
ここら編は、もう、モンゴール軍に同情を覚えていました。

このアニメ版では、割とあっさりと描かれているせいか
(しかも全体的に駆け足気味でもあるので)
パロにもモンゴールにも思い入れはさほどありません。
しかし父親が体調を崩している旨の知らせを聞いた時の
アムネリスの胸中を思うと、
彼女が哀れでなりません。
立場あるものには相応の責任が伴うとはいえ、
アムネリスの本質は、グインが見抜いたように
“女”そのものであるのに、
彼女は周りから“女”になるのを許されなかったが故に、
辛い思いばかりをしています。
また、そもそも、モンゴール軍によるパロの侵略が
キタイに煽られて行なわれた事を踏まえると、
アムネリスがただの操り人形に過ぎないと思えるので
余計に、可哀相な人だなと思えます。

今回も、アムネリスはナリスに執着を見せましたが
あの様子を見ると、彼女はまだナリスを愛している事が
ひしひしと伝わってきます。
ナリスを愛しているのに憎んでいる……まさに愛憎でした。



一方で、グイン。
主人公なのに、すっかり影が薄くなってしまっています……。
今回、むざむざとオリキャラに捕らえられてしまったのには
思わず笑ってしまいました。
グインが全能ではないとはいえ、
ああいう図はちょっと珍しいですよね。






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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第25話「宿命との戦い」

宜しければ、合わせてご覧下さい。


2010-03-13 12:56  nice!(1)  コメント(0) 
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