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感想:ドラマ「宿命 1969-2010 -ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京-」第6話「歓喜と絶望の妊娠」*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

連続ドラマ
「宿命 1969-2010 -ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京-」の
感想です。
今回は第6話「歓喜と絶望の妊娠」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいません。


前回の感想はこちら。
第5話「破滅のプロポーズ」

各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事でまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年冬 放送開始作品(1月〜)


────

今期のドラマは妊娠ラッシュですね。
どれもこれも、妊娠、妊娠……。
そりゃあ、人間にとって子供を生す事は一大事ですから、
物語を作るにおいて
それを登場人物の転機とするのは当然かもしれません。
しかし、短期間に複数の作品でこれだけ被るとなると
作り手は安易な方に走ってるなぁと
思わずにはいられません。
妊娠に頼らずにお話は作れないのかなと
ついつい首を傾げてしまいます。



さて、前回のお話で問題となっていた
主人公・有川崇のマリファナ吸引の件。
マスターテープの元の持ち主である同窓生の男とは
一応関わったものの、
とりあえず今回の騒動は鎮まりました。
また、有川崇のせいで
(正しくは、彼の母親・三奈さんのせいで)
要らぬ迷惑を被った笹山宣子には
三千万円の小切手を支払った事で、
彼女の溜飲を下げさせる事に成功しました。
なんだか簡単に終わった事に対して
私は「良かった」と安堵したものの、
ちょっと拍子抜けしました。
ただ、有川崇にとって
彼らの存在がアキレス腱である事に変わりはないので、
この先、もしかしたら
彼が本格的に政界に乗り出そうとする時に
邪魔をされるのかもしれないと予想しています。

宣子については……
無実の罪だったとはいえ、三奈さんのせいで
警察に捕まったり職を失ったりと、
彼女は散々な目に遭ったので
当初の金額より一千万円の上乗せでは
足りない気がします。
(2000万+1000万)
どうせ有川家はお金に困ってないんですから、
当初の倍の四千万円が妥当ではないかと
私は思いました。



さて、その三奈さん。
出生前診断が目的かと思いきや、
そのせいで妊婦が流産するかもしれない事も狙って、
白井尚子さんにそれを受けさせたかもしれないとは……。
三奈さんが尚子さんの流産を本気で狙ったかどうかは
作中では不明なので
(彼女が資料のその部分を見る描写があっただけ)
彼女の思いについては、
あくまで結果と推測でしかないわけですが
酷いなぁと思いました。
もし本気だったなら
三奈さんが自分の都合の為に
胎児の命を軽んじた事になります。
また、流産は母体にもリスクを背負わせるので、
こういう事を経た尚子さんが
その後、妊娠しにくくなったり
流産しやすい身体に
なったりするかもしれない事を踏まえると
いくらドラマとはいえ
そういう事を匂わされたのを見せられただけで
不愉快になります。
まして、三奈さんが母親で、
子をお腹に宿した女の喜びと、
それを失うかもしれない恐怖を
よく知っているのを思うと、
見ていて嫌な気分がしました。

それと、今は
胎児が障害を負っているか否かを調べる為などを目的として
妊婦が出生前診断を受ける場合も多いので、
こういうふうにドラマでリスクを大々的に描いちゃうのは
まずいのではないかとも
思いました。



さて……最後に、崇と尚子さんの関係が
当人に知られてしまったわけですが。

あんな、誰がいるとも分からない場所で
大声で秘密を口走るなんて、三奈さんは迂闊過ぎますww
これぞドラマ
──こうしないとお話が進まないとはいえ、
三奈さんにツッコミを入れずにはいられませんでした。

次週予告で、
ちょっとイミシンな感じで宣子が映ってましたね。
怖いなぁ。
次週も見るのが楽しみです!







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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第7話「最終章〜血の結末」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-02-27 23:07  nice!(1)  コメント(0) 
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