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感想:「DARKER THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)-」第11話「水底は乾き、月は満ちる…」*ネタバレあり [アニメ感想]

*最後に感想を追記しました。


アニメ「DARKER THAN BLACK -流星の双子-(第2期)」の
第11話「水底は乾き、月は満ちる…」の感想です。
以下の感想には、ネタバレを含みます。
第1期についてはDVDで最後まで視聴しました。


前回の感想はこちら。
第10話「偽りの街角に君の微笑を…」

各話の感想記事は、第1期「黒の契約者」と共に
下記の一覧ページにてURLをまとめています。
アニメ感想一覧:DARKER THAN BLACK


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今回、私が一番驚いたのは、
マオ(ペーチャ)の名前がリカルドである事を
マダム・オレイユが知っていて、
マオがまだ人間だった頃の二人は
どうも恋人同士だったらしい……という事です。
テレビの前で、私は思わずずっこけそうになりました。
「はぁい、リカルド!」って何!!!!

私はこれまで、マダム・オレイユについては
ラスボスのような気持ちで見ていたのですが
今回の彼女の言動を見ていると、どうも違うようですね。
というか、あのコスプレ……ww
シュレーダー博士というのは、
前作“黒の契約者”の終盤に出てきた
いかれた天才科学者の名前ですよね?
彼は、ゲートを消失させる為の研究をしていたんですから、
マダム・オレイユと繋がっていても、
なんらおかしくはないですが、
まさか彼女にあんな物を与えていたとは……。
宇宙服姿のマダム・オレイユが光線銃を構えて、
「えいッ!」とビームを発射するなんて、
作品が違うだろうと思いました。
でも、ナイスバディでしたね。さすがさすが。

このシーン、背景に
「animate」の青い看板が見えた時も、おかしかったです。
前作と同様に、忠実にロケハンされているそうなので、
ここが描かれたなら、それがあるのは当然なのですが
(戦闘の舞台が池袋のサンシャインシティだったので)
「あの世界にもアニメイトがあるのか」と
私は笑ってしまいました。
キコ達も、アニメイト各店をハシゴしていそうですよね。



さて、順を追って書いていきます。

今回、黒(ヘイ)が何らかの料理をする事は、
前回の最後で流れた次回予告の映像で明らかでした。
未咲さんが蘇芳に「肉まんくれた!」事の繋がりで、
黒(ヘイ)が肉まんを作るのかと思いきや、
ロシアの家庭料理だというペリメニでした。

試しに「ペリメニ」でぐぐってみたら、
美味しそうなレシピサイト様を発見しましたので
ご紹介します。
[ペリメニのレシピ【はじめて作るロシア料理】]

勿論、私は本物のペリメニを知りませんので、
リンク先の画像などでしか分からないのですが、
こちらを見る限り、肉まんというより
水餃子に近い料理だと思います。
まぁ、肉まんも水餃子も、
小麦粉を練って作った皮で、
挽肉と刻んだ野菜を混ぜて作った餡を包み、火を通すのは
同じですが……。
これなら確かに、作中で蘇芳が作るのを手伝ったペリメニは
そう呼ぶにはサイズがちょっと大き過ぎますよね。
まさに肉まん!!!
でも、美味しかったようで何よりです。
ジュライがちゃんと「おいしい」と言ったのも良かったなぁ。

ところで、黒(ヘイ)は、
蘇芳からの問いにすぐに答えていた事からして、
ペリメニが何であるかを知ってたんですね。
さすが食いしん坊。
飲んだくれていたロシアでも、
さすがに空腹になれば、
適当な店に入って食事をしたでしょうから
ご当地のペリメニも口にしたのかな。

そういえば、今回のエンドカードも
「合い言葉はペリメニ!」でした。
ペリメニペリメニ……。
こう唱えていたら、
上記のコスプレ姿のマダム・オレイユが出てきそうで
ちょっと怖いです。



次は紫苑について。

最後、双子の二人がようやく会えたのに
紫苑が一人で床に倒れていたのはなんでだろう……というのは
多分、考えても分からないと思うので、
とりあえず置いておきます。

今回は、これまで伏せられていた紫苑の契約者としての秘密が
明確に明かされました。
ええと……
・紫苑は生まれつきの契約者(特別らしい)
・蘇芳は紫苑のコピー
(紫苑がコピーするものは本物とどこか一ケ所違う)
蘇芳の性別が紫苑と違う事が、コピーの証
で、良いのでしょうか。

これまで、こちらの作品では
モラトリアムを含め、
人が契約者化する話ばかりが出てきましたので
確かに、生まれついての契約者という例は
紫苑が初めてです。
となると、紫苑は
この世に誕生した瞬間から感情が無いんですね……。
どうりで、前回の回想(蘇芳が亡くなった際の事故)で、
彼が既に契約者っぽい目をしていたはずです。

そして、本物の蘇芳が死亡している事実は、
本当に本当に確定で、
今いる蘇芳は、紫苑のコピーであると分かりました。
また、研究所に残されていた父親ミハエルの死体は、
紫苑が用意したコピーである事も分かりました。
この辺は、これまでの感想記事で書いてきましたように、
私も想像していましたので、特に驚く事はありませんでしたが、
ここでまた疑問が出ました。
今回、父ミハエルが亡くなりましたが、
彼は本物なんでしょうか?
たとえば、紫苑の能力の制限で、
“複製した物は必ず、本物とどこか一ケ所違う”他に、
“同じ物を複数回複製する事はできない
(一つにつき一回しかコピーできない)”
という事がなければ、
紫苑はコピーし放題ですよね。
勿論、契約者が能力を使えば
対価を支払わなければなりませんので、
その対価の内容によっては、
いくら紫苑でも、おいそれとは能力を使えないのでしょうが、
父ミハエルを見ている間はずっと、
「この父親は本物?」という疑問がつきまといました。

ただ、最初に書きましたように、
ようやく蘇芳が会えた紫苑は一人きりでしたので、
今回亡くなったのはおそらく本物のミハエルなんだろうなと
私は推測しています。

ところで、ミハエルは
能力者の攻撃によって、片足の太腿を貫かれてしまいましたが
……あの亡くなり方は、
銀河英雄伝説のヤン・ウェンリーと同じだったと思うので、
私は見ていて、ちょっと懐かしくなりました。

紫苑の対価は、足の自由を失われる事でしたが、
一つにつき期間はどれくらいなのかも気になっています。
やはり、対象物の質量に比例するんでしょうか。
(コピーする対象が軽く小さければ、
足の自由を奪われる期間も短くて済む)
それとも、対象にかかわらず常に一定??
「ついでにクジラもコピーした」のを踏まえると、
紫苑には随分と余裕があったようなので
彼にとってはそれほど苦でない事なんでしょうか。



さてさて、鎮目の性的嗜好も明らかになりました。
ロリコンかと思いきや、ショタだったとは……。
「毛がボーボーに生えるまでは世話をしてあげる」の台詞には、
吹きましたww
鎮目は比較的、物語の中心に近い位置にいたのに
(共闘していた未咲さんは中心に辿り着いたのに)
事態を正しく理解してないのも、面白かったです。
未だに蘇芳を紫苑と勘違いしていただなんて!!!

そんな鎮目を、蘇芳が初めてあのライフル銃で撃ちました。
やはり、大事な肉親を守る為となると、
契約者としての能力を使うのに、迷いが無かったですね。
蘇芳自身が言っていたように、
鎮目が死ななくて何よりでした。

そういえば、黒(ヘイ)に告白した蘇芳は
引き続き彼を意識しているようで、
彼を見て顔を赤く染めたり、
やたらと彼の後をついていきたがったりしていました。
かわいいなぁ。
でも、二人が一緒にいても、
恋人同士というより兄妹にしか見えません。



前回のラストでフラフラと歩いていたのが
銀(イン)だったんですね!!
髪の毛が発光していたので、
私は、あれは他の契約者かと思っていました。
あの様子だと、誰かに封印を解かれた状態で、
一人でフラフラと歩き、
近くにいる契約者を殺してるんでしょうか……。
この分だと、黒(ヘイ)が銀(イン)を殺す事で、
彼女の暴走を止めなければならない事態に
本当になりそうで、怖いです。



(追記)
気になった事を三点書いておきます。

紫苑についてなのですが、
彼が流星の事故に遭った際に
まだ蘇芳がいなかった事
(まだ紫苑がコピーを作ってなかった)は
ミハエルの発言があったので
おそらくその通りなのでしょうが、
倒れた紫苑の目には、
銀(イン)らしき青い光が映ってましたよね。
あの時、紫苑は何を見たのでしょうか。

また、水族館の記憶を、
ミハエルは「紫苑からの贈り物」と言い、
以前の回でも、
紫苑自身が「蘇芳への贈り物」と言っていましたが、
蘇芳はそれを否定するような言葉を発しようとしていましたよね。
あれはどういう意味なんでしょうか。
私は、あれは紫苑自身の願望だと思ったのですが……。

蘇芳達が最初に訪れた水族館(サンシャイン内)が
ぼろぼろになっていて、
紫苑がいる水槽つきのフロアだけがまともになっていました。
あれは、同じ場所でない──というか、
蘇芳が突然、そこに移った事からいって
まともな場所ではないんですよね……??
紫苑と蘇芳が各々「会いたい」と願ったからこそ
蘇芳はあそこに移動できたんですよね?
もしかして、あの空間も
紫苑が作ったコピーのような場所なんでしょうか。
それを思うと、余計に、
紫苑が蘇芳に与えた記憶は彼の願望ではないかと思えました。



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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第12話(最終話)「星の方舟」

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2009-12-20 00:23  nice!(1)  コメント(0) 
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