さくらもちモチ

感想：ドラマ「深夜食堂」第10話（最終回） ラーメン*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

TBSのドラマ「深夜食堂」の感想です。
今回は第10話（最終回）「最終回」です。

下記にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
【第9話「アジの開き」】

各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2009年秋冬 放送開始作品】


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大好きだったこちらのドラマも
今回がいよいよ最終回です！！
残念だなぁ。

本当に好きなドラマだったので、
こちらの感想記事も、良い感じで終わらせたいので、
嫌な事をまず書いてしまいます。

それは勿論、エンディングの曲！！！
今回は初めて、オープニングの曲が掛かった中、
最後のスタッフロールが流れたので、
「今回はやっぱり最後だから、
この良い雰囲気のまま静かに終わるんだなぁ」とか、
「さすがに空気を読んだな」と思っていたら、
いきなり音が小さくなって、
代わりにいつもの曲が流れたのには、ちょっと閉口しました。
この辺は、人の好き好きなので、
これでも良いという視聴者も多いでしょうが、
私はしんみりと終わる方が好きなので、
最後の最後で「えええ」となりました。
本当にがっくりと肩を落としました。



ドラマの本編は、ヤクザの下っ端が無茶をする話でした。
幸いにも、この男には執行猶予がつきましたので、
一応、ハッピーエンドで終わっています。
また、男によって差し入れがなされた蟹を
常連客の皆が店内で一斉に黙々と食べた事から、
マスターが放った
「これが本当のサイレントナイト」の台詞もオチていて
良かったです
──が、これまでに放送された他のお話と比べると、
泣きの部分（せつなく思える部分）が足りなかったです。
謎の少年が現れたシーンもそうですが、
盛り上がる部分がないまま、
淡々と放送されていました。

ただ、お話に大袈裟な部分がないところが
この“深夜食堂”の良さなので、
最終回だからといって変に過剰にならなかったのが
このお話の良いところでもあるのだと思います。
少なくとも、“猫まんま”や“タマゴサンド”といった
哀しいお話よりは、ずっと
今回の方が最終回っぽかったですし。
それに、少年があの男に住所を聞いた際に、
マスターさんが気を聞かせて、
ここ（食堂）に送ればいいと言ったシーンでは
私もしんみりとしました。

オダギリジョーさん演じる、ピーナツそろばんの人は、
結局、よく分かりませんでしたが、
マスターさんの顔の怪我に何か関係があるようですね。
この謎が解明されない点も含めて、
こちらのドラマが終わるのは、本当に惜しいです。
マスターさんが放った
「世の中は、さすらい迷って戻り川。人生なめんなよ」との言葉も
良かったです。



最後、マスターさんが視聴者に向かって
「いらっしゃい」って言ってくれたのも、良かったなぁ。
私も料理を注文したくなりました。
こちらのドラマを見る度に、
自分だったら何をお願いするだろうかと考えていましたが、
今日のラストシーンを見たら、口からポロッと
「鶏の空揚げ」との言葉が出そうになりました。
私、空揚げが大好物なので、
マスターさんが作るおいしいこれを是非食べたいです。



それにしても、
次週になっても次次週になっても、
もうこちらのドラマを見られないのかと思うと
淋しくてたまりません。
本当に良いドラマでした。
キャストさん、スタッフさん、
本当に本当にありがとうございました。
こんなに素敵なドラマをリアルタイムで見られて、
とても幸せでした。

勿論、録画してありますので、
時間を作って、ゆっくりと再視聴したいなぁと思っています。

拙い感想でしたが、
一連の記事をお読み下さった方々にも御礼を申し上げます。
ありがとうございました。





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