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感想@アニメ「グイン・サーガ」第10話:辺境の王者*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「グイン・サーガ」の感想です。
今回は第10話「辺境の王者」です。
ネタバレがあります。
私は原作の小説の愛読者です。


前回の感想はこちら。
第9話「ラゴンの虜囚」

各回の感想記事のURLは、他作品も合わせて
こちらの一覧ページにてまとめています。
アニメ感想一覧:2009年10月〜2010年3月


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辺境編──ノスフェラス編の大一番でした!!

グインが登場した途端にお話の空気が変わり、
彼の側の人間が急に明るい顔をするのは
今までの回でもありましたが、
今回も、見ていて爽快感がありました。
やっぱり主人公が活躍するアニメは良いですね!
ラゴンの民も、肉弾戦を主とするだけあって
アクションシーンには見応えがあったと思います。
セム族は毒矢や斧といった、小手先ばかりですからね。

ただ、惜しかったのは、
グインが登場するまでの描写不足です。
これは、尺に限りがあるアニメではどうしようもなく、
制限を思えば、
その中でスタッフさんは充分に頑張ったと思いますが、
圧倒的なモンゴール軍による蹂躙でセム族が味わう絶望が
少々足りなかったと思います。
原作では、セム達は予めグインから策を貰えていたものの、
モンゴール軍に攻められて攻められて、
もう駄目だ、リアード(グイン)はまだか、
もしやもう二度とリアードは戻ってこないのかと本気で悲観し、
セムの各種族の間で仲間割れまでし始めて、
もうどうしようもなくなったところでようやく
グインがやって来るんですよ。
彼はまさに、救いの神なんです。
アニメでは、その辺の実感が足りなかったので、
それに比例して、グインの登場も普通だったかなと
思えた部分もありました。



アストリアスは……
これまで同様、今回も物凄く必死ですね。
見ていて、彼が痛々しくてたまりませんでした。
アストリアスは、アムネリスからの賞讃を得ようとして
こんなに頑張っているのだから、
この先のお話で彼に少しは良い目を見せてあげたいのだけれど、
陰謀編(ノスフェラスを離れた双子がパロに戻るまで)では
更に悲惨になるんですものね。
哀れとしか言い様がありません。

そして、冒頭で流れた、
マルス伯死亡の報を聞いて呆然としたアムネリスが、
ほとんど聞こえない声で「爺」とつぶやいたのも
せつなかったです。
弔い合戦のはずが、圧倒的な逆転劇に負けてしまって、
この時の彼女はちょっとかわいそうでした。



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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第11話「戦士たち」

宜しければ、合わせてご覧下さい。


2009-12-07 00:49  nice!(0)  コメント(0) 
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