さくらもちモチ

感想「小公女セイラ」第8話 魔法のようなプレゼント*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

TBSのドラマ「小公女セイラ」の感想です。
今回は第8話「魔法のようなプレゼント」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら、
【第7話「誰も盗めない宝物」】

各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2009年秋冬 放送開始作品】


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このテレビドラマ版では、
同じ小説を原作としているアニメ版と違い、
主人公のセイラ（セーラ）に対する批判とも言える要素が
意図的に含まれていたと思います。
今回はそれが前面に出されていました。



いくら純粋で、性根がまっすぐなセイラとはいえ
まだ人間的に未熟なのは、年齢からいっても明らかです。
私は、問答無用で己の正義を振るうアニメのセーラが苦手で、
ドラマ版のセイラに対しても、同様の理由で
苦々しく思う部分がありました。
なので、今回のお話の中でセイラが
一番の仲良しであるまさみからそれを指摘されて、
己を恥じたシーンがあった事は
ちょっと嬉しかったです。
セイラが無自覚で敵を作りやすい人間であるのは
これまでの描写でも散々描かれてきましたが、
それを肝心のセイラが自覚しないのは
一体どうなんだろうと思っていたので
すっきりもしました。

そして、嫌な出来事が重なったせいで
セイラの気分がどん底だったのに、
一転して彼女の部屋が変わっていて
彼女自身も嬉しそうにしていた事にも
爽快感を覚えました。
私はセイラ（セーラ）が苦手なのですが、
やはり、彼女が苦境の身である様を見るのは辛いので、
救われつつある展開になるとホッとします。
でも、きっと大丈夫だろうとはいえ、
学院長に見つかったらとんでもない事になるなと
想像せずにはいられませんでした。

セイラが、小遣い程度の少ないお給料で買った食器が
学院長に割られてしまったので、
代わりが用意されていたのにも嬉しかったです。
用意されていた食事がホットケーキ（パンケーキ）だったのは、
映像的に、かわいらしい見た目が重視されたんでしょうか？
二人は常にお腹を空かしていると思うので、
様々な具のサンドイッチとかの方が良いのでは？とも
思いました。
アフタヌーンティーで出される皿みたく、
一口大の小さなサンドイッチが
別に盛られているといいなぁ。



真理亜も、セイラに当たっただけで終わらせておけば良いのに、
セイラとカイトがアラン先生からの宿題を受けていた事を
学院長に告げ口をしちゃうから、駄目ですよね。
器が小さいなぁ。
まぁ、むしゃくしゃしていた勢いで……という気持ちは
分からないでもないですが。

そして、今回はカイトが
アラン先生からの宿題の件でめちゃくちゃはしゃいでいたので、
彼は本当に勉強をする事が好きなんだと
実感できました。
アラン先生も
セイラとカイトが勉強熱心であるのを喜んでいたのに
次回ではどうやら学院を辞めさせられるようで、残念です。




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感想は以上です。
お読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
【第9話「彼女を救うのはだれだ？」】

宜しければ、合わせてどうぞ。