さくらもちモチ: 感想@アニメ「ささめきこと」第9話：ひまわりの君*ネタバレあり: SSブログ

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感想@アニメ「ささめきこと」第9話：ひまわりの君*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「ささめきこと」の感想です。
今回は第9話（その九）「ひまわりの君」です。
私は原作の漫画を読んでいません。
以下の記述にはネタバレがあります。

前回の感想はこちら。
【第8話「Ripple」】

各話の感想記事のURLは、他作品と共にこちらでまとめています。
【アニメ感想一覧：2009年10〜12月】

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うーんうーんうーん……
私は実際に二次創作で同人誌を作っていて、
イベントにも出て、
同人誌を頒布したり買ったりしているので、
今回の蒼井あずさちゃんの言動には
ツッコミを入れたくてたまりませんでした。

自ら積極的に同人活動をやる人は、大抵、
・皆でわいわいとやりたい
・他人は関係なく、自分がやりたいからやる
のどちらかに属すると思います。
私の場合は、同人活動を始めてから
それなりの年月が経ってますので、完全に後者なのですが
（勿論、同人での友達・知り合いはいますが
極端な話、その人達との縁がなくなっても
同人を続けると思います）
あずさちゃんの場合、
これまでずっと一人だったので
両者が混在していますよね。

あずさちゃんが純夏に話を持ちかけた時について。
はっきりと断わらなかった純夏も悪いですが、
一人で勝手に盛り上がっていたあずさちゃんが
全く悪くないかというと
決してそうではないと思います。
回想シーンで描かれていたように、
あずさちゃんが過去において淋しい思いをしていた
＋純夏に対して過度に期待し過ぎた結果、
彼女が一人で暴走したのは明白です。

そんなに百合で同人活動がしたいなら、
誰かを無理に誘わず、
あずさちゃん一人でおとなしくやっていればいいのに
もう純夏が一緒にやる事を前提にして
勝手に盛り上がってしまっていたので、
私は「ちょっとなぁ」と思ってしまいました。

だって、あずさちゃんの立てた夏休みの計画って
「村雨さん（純夏）と同人誌を作る」
「村雨さんとイベントに行く」
「村雨さんと同人誌を頒布する」というように、
純夏ありきの話になっていました。
これ、あずさちゃんが挙げているのが同人活動なので、
ちょっと変わった話になってますが、
たとえば
“買い物”や“プール”、“図書館で勉強”に置き変えたら、
ごくごく一般的な
単なる寂しがりやの女子高生になります。
回想や、現在の状況（友達がいない）からして、
あずさちゃんが、
友達と萌え話をしたり、本を作ったりした経験がなく、
そういう事に対して強い憧れを抱いていたらしいのは
私にも分かりますが、
彼女はまだまだ精神的に子供なんだなと思いました。

結局、あずさちゃんは
“特定の友達と好きな事をしたい”という夢を持っていて、
純夏と出会った事で、それを無理に叶えようとしましたが、
これは切り離して考えた方が、楽に生きていけると思います。
趣味を通じて知り合った友達ならまだしも、
そうでない場で知り合った友達と趣味を同じくする事は
時と場合によっては非常に難しいです。
しかも同人は、個人の嗜好が主ですし、
ただでさえ特殊な世界なので、
その中でも、共有する趣味としては
かなり難しい部類に入ると思います。
ぶっちゃけ、同人が好きと言っても、
買い専/読み専の人（自分では創作活動をしない）は
かなりの割合でいますし。

それに、純夏にしてみれば、
あずさちゃんの暴走は、戸惑いの元になっていました。
確かに、純夏は女の子が好きだけれど、
それはあくまで風間さんのみが対象であって、
女子同士の恋愛に興味があるわけでもなく、
他の女子を好きになった経験もないので……。

ぶっちゃけ、興味のない一般人に対して
自分の嗜好話を押し付けるのは
タブーみたいなものなので、
私は、何もしなかった（忘れていた）純夏に対して
あずさちゃんがショックを受けたシーンでも、
帰宅した彼女がベッドで号泣するシーンでも、
逆にドン引きしました。
あずさちゃんはそういうお年頃なので、
仕方ないんでしょうが、
勝手に妄想して勝手に傷付いた結果、
再び調子に乗って反省もせずにイベントへのお誘いをするなんて、
私にはあずさちゃんが痛々しく思えて
見ていられなかったです。

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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
【第10話「ハプニング・イン・サマー」】

宜しければ、合わせてどうぞ。