さくらもちモチ

感想：ドラマ「深夜食堂」第6話 カツ丼*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

*書き忘れた事があったので、最後に少し追記しました。


TBSのドラマ「深夜食堂」の感想です。
今回は第6話「カツ丼」です。

下記にはネタバレを含みます。


前回の第5話「バターライス」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-12

各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/drama200910



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深夜にカツ丼……！
豚汁ですら危険コースなのに。
あああ……美味しそうだなぁ。
食べたい。



ボクサーが試合に負けた後、
マスターのお店で「カツ丼三つ」と言った時に、私は、
「もしや、マスターが気を利かせて親子丼を作る？」と思ったので
その通りになってめちゃくちゃ嬉しかったです！！！！！
今回も良いお話だったなぁ。

私は、“他人丼”と言えば、豚肉＋卵のイメージなのですが
よく考えてみれば、
鶏以外の肉なら“他人丼”と呼んでも良いと思うので、
カツ丼も立派な（？）他人丼ですよね。
ボクサーが試合に負けて引退したのは残念ですが、
試合に勝てた褒美として一人で他人丼ばかりを食っていた男が、
一転して、
親子三人水入らずで親子丼を食べられるようになった展開は
私まで嬉しくなってしまいました。

そして、今回も例外でなく、
カツ丼なり親子丼なりの美味しそうな事！！！
まったく……自分の身体を考えると
こちらは夜中に見る番組じゃないです。本当に。



冒頭の、
試合に勝てた時だけボクサーが食べるというカツ丼も
とても美味しそうでした。
ボクサーの減量は、
極端な時には水分摂取まで制限するそうですから
相当過酷なんでしょうね。
オジサンに奢ってもらったビールがまた、
とても美味しそうで……！！！
私はビールもカツ丼も大好きなので
こうして感想を書いている今はもう
それらを早く飲み食いしたくてたまらないです。
夜中だけど、ビール買ってきちゃおうかなぁ。



ひょんな事で恋に目覚めたボクサーの浮かれっぷりが
とてもかわいかったです。
でも、彼が真剣に恋をしているからこそ、
中途半端な立ち位置でいるボクシングを
何とかしなくてはいけないとの事情が、
なかなか厳しくて……。
ここは、相手女性の愚痴を聞けた事もあり、
私は見ていて、ちょっとしんみりしてしまいました。
男が、プロボクサーとして賞金で食べていける立場ならともかく、
噛ませ犬として新聞に載るのが限度の実力＋アルバイトでは
あの親子を食べさせてはいけないですからね。
負けてしまった事で、男はボクシングを辞めたようだけれど、
自分ができる最大限の努力をもって試合に臨んだのだから、
しょうがなかったと思います。
暫くは、男には多大な悔いが残るでしょうが
義理の娘になったあの女の子とのなにげない会話で
彼の心が救われてほしいなぁと思います。

上記の、スナック勤めの女性が愚痴を発したシーンでは、
「今、あの人がボクシングを第一に考えているのは
あなたの為だよ！」と
言いたくて言いたくてたまりませんでした。
本当に、お話がきれいにまとまって良かったです。
後味の悪い、悲しいお話（猫まんま）も好きだけれど、
人情ものは、やはり
明るくてほんわかする終わり方がベストだと思います。



書き忘れていた事があったので、追記します。
ボクサーが、日頃の練習風景から最後の試合まで
その勇姿を写真に撮ってもらえた事は
本当に良かったと思います。
ボクサーがマスターに
「（カメラマンには）格好悪いところは見せられない」と
いうような事を言っていたように、
大量の写真にはきっと
彼の格好良い姿がいっぱい残されているはずなので。
また、最後の試合の写真には、
練習では撮れなかった彼の意地が写っていると思います。

そして、これは毎回の事なのですが、
最後にその日のメニューのレシピを
ゲストキャラが紹介した後で、
締めとして「おやすみなさい」と言ってくれるのを聞けるのが
とても嬉しいです。
これはリアルタイムでの視聴ならではの事だと思います。
いつも、「おやすみなさい」と返事をしたくなります。





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続きの第7話「タマゴサンド」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-26-2

宜しければ合わせてどうぞ。