SSブログ

感想@アニメ「グイン・サーガ」第5話:宿命の出会い*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「グイン・サーガ」の感想です。
今回は第5話「宿命の出会い」です。
ネタバレがあります。
原作の小説の愛読者です。


前回の第4話「死の河を越えて」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-23-6

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-02-2


────

今回はタイトルにもありますように
・グインとアムネリス
・パロの聖双生児(リンダとレムス)とアムネリス
が、初めて出会うお話でした。
また、イシュトヴァーンの一方的な認識ですが
彼がアムネリスの姿を見た初めての回でもあります。

グインたち三人とアムネリスの初対面は
この“グイン・サーガ”という作品では、物凄く重要な点なのですが、
こうしてアニメで見てしまうと地味な印象を受けてしまうのが
物凄く残念でした。
また、グインがアムネリスに向かって
せめてパロの双子だけは馬に乗せてやってくれと懇願した際に、
リンダが毅然としてそれを突っぱねたのは
彼女の凛とした性格が出ていたので、良かったのですが、
その後に描かれた、実際に三人が馬で引き摺られるシーンは
NHKのアニメだからという配慮がなされたのか、
酷い描写が削られていて、ちょっと残念でした。
あそこは、原作の小説では
誇り高いリンダの気高さを強く感じられると同時に、
現実の厳しさをよく分かってない上でこそ口にできた発言だと
分かるシーンなので……。
(アニメでもリンダとレムスが弱音を吐いて、
グインに励まされていますが
相当過酷な状況に置かれています)
また、酷い仕打ちに遭っている双子とグインを
哀れに思った一部の兵が、見るに見兼ねて
休憩時にそっと彼らを助ける
(水や食糧、薬を渡す)シーンもなくて、残念でした。

そして何より、
パロの双子に辱めを与える為に
わざと彼らを馬で引き摺る移動をさせたという
アムネリスの愚かな考えのせいで
行軍全体の速度が格段に遅くなってしまい、
そのせいで、ノスフェラスの恐怖を余分に味わう羽目になって
決して少なくない兵士を減らしてしまった描写が無かったのも
惜しかったです。
途中で、兵士がサンドワームに襲われる描写がありましたが、
あれだけでは、ノスフェラスの恐怖感は全く出ていないと思います。



後半の、機転を利かせたイシュトヴァーンが
グインたち三人を助けるシーンは
面白かったです。
原作通りの筋書きですが、原作以上に
イシュトが好青年に感じられました。
(原作でのイシュトは、愚痴と軽口ばかり発しているので)



────

感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの第6話「セム族の集結」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-12-6


2009-11-12 14:34  nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。