さくらもちモチ

感想：ドラマ「リアル・クローズ」第5話 誰と生きる？ 結婚と涙*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

フジテレビのドラマ「リアル・クローズ」の感想です。
今回は第5話「誰と生きる？ 結婚と涙」です。
私は原作の漫画を読んでいます。
下記にはネタバレを含みます。


前回の第4話「独りはイヤ! 結婚する」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-04

各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/drama200910



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前回の感想と同じ始まり方で恐縮ですが
今回も面白かったです。
この連続ドラマの第二回まで＋以前に放送されたスペシャルドラマは、
正直なところ、本当に面白くなくて、
私の場合、
“原作の漫画を常にチェックしているから見た”という理由が
大きかったのですが、
この連続ドラマの第3回からは
普通のドラマ並みに面白くなったと思います。
原作贔屓とか、
逆に原作を知っているからこそ厳しい評価を下してしまうとか、
そういうのに関係なく
放送中の一時間を楽しく過ごせました。



実を言いますと、私は原作を雑誌「You」で読んでいますが
単行本を所持しているのは第一巻のみです。
新刊が発売されると、レンタル店で借りてきて読む程度です。
よって、大まかなお話の流れと、エピソードの要点ぐらいは
今でも辛うじて覚えていますが、
細かな点は忘れてしまっている事が多いです。
それもあって、今回のオリジナルエピソード
（ウェディングフェア）は
全く抵抗なく見られました。

原作でも、絹恵は“退職前の仕事”を頑張って行ないますが
寿退社に引っ掛けてウェディング関係の仕事を彼女にさせた
このドラマの展開は、上手いと思います。
特に、ライバルである百貨店で行なわれた同フェアで、
たまたまその企画に参加したゴールディの蜂矢さんに勧められて
絹恵がウェディングドレスを着用するのは
（そして、せっかくドレスを着てるのに浮かない顔をするシーン）
とても良かったです。
蜂矢さんが、普通ならもっと嬉しそうにするというような台詞を
絹恵にぶつけていましたが
こういう時でなかったら絹恵も絶対に笑顔だったのを思うと、
この時の彼女がいかに辛い立場であるかが
よく伝わってきたと思います。



達也は……原作の彼とは顔のイメージが違っていて、
しかも私は、すみませんが
演じている高岡さんをあまり好きではないので
彼を見る度に「他の役者さんが良かったなぁ」と思わずには
いられないのですが、
それでも、今回は達也に同情しました。
というか、絹恵の気持ちも達也の気持ちも分かるので
見ててちょっと辛かったです。
ただ──話があまりにも急過ぎますよね。
人間、実際にそうなってみないと
なかなか覚悟ができないとはいえ、
東京を離れて家業を継ぐと達也が決心してから
今日までが、あまりにも急過ぎます。
せっかく仕事が面白くなってきた絹恵にとっては
最悪のタイミングだったのではないでしょうか。
もし絹恵が、まだふとん売場のエースだった頃に
達也からのプロポーズを聞かされたのなら、
もしかしたら、迷いもなく福島に行けたのかもしれませんし……。
そりゃ、結婚話を切り出す事は
カップルにとって物凄く神経を使う事だとは思いましたが
もう少し、二人が未来を見つめて話をしていれば
絹恵も覚悟できていたと思うので
もう少し違った展開になったのではないかなと思いました。

といっても、次回予告で少し流れましたように、
達也の心は幼馴染みの美容師に移り始めているので
絹恵が仕事を辞めたくないと思っている以上、
二人の関係は修復できないわけですが。

原作の漫画では
絹恵が田淵を男として意識し始めたような描写が
ちょこちょことあるので、
それがドラマではどう描かれるのかが、楽しみです。



そして、毎度毎度、同じ事を書いていますが
IMALUさんの存在意義が無いのが可哀相です。
まぁ、香里奈さんのおまけで出させてもらっているような
能世あんなさんとえれなさんも、
別にいなくても良いような賑やかしの役なので、
彼女だけがつまらない役を貰っているわけではないのですが……。
彼女たちも大変でしょうが
ドラマの制作側も、色々と気を使って大変だなと
思わずにはいられませんでした。



ところで、達也が絹恵に暴力を振るってしまうエピソードは
やはりカットされるんでしょうか。
あのシーンは
それまで優しいところばかりを見せてきた達也が、一変して、
怖いところを露にしてくるので
面白かったのですが……。
達也を演じている高岡さんご自身に
暴力ネタでの噂があるので
これは最初から無理だったのかもしれません。



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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの第6話「恋の修羅場と新しい服」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-17-7

宜しければ、合わせてどうぞ。

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