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感想@アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」第29話 愚者の足掻き*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」の感想です。
今回は第29話「愚者の足掻き」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の漫画を読んでますので、
まだアニメ化されてない部分に記事で触れている場合があります。


前回の第28話「おとうさま」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-19-4

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-7


────

初っ端から次回予告の感想で恐縮ですが
次回はイシュヴァール殲滅戦が具体的に描かれるんですね。
ドクター・マルコーのお話もそうですが、
アームストロング少佐のお話は
視聴者にとっても見ていてきついです……。
私も、原作の単行本であの部分を読む度に、
なんだか泣きたくなります。

今回、とりあえず無事に
キングブラッドレイの元から解放されたマスタング大佐が、
車内において、
ホークアイ中尉やアームストロング少佐と共に、
今後についての話を簡単に行ないました。
そこでは、
過去、あまりの辛さにイシュヴァール戦を途中離脱した事を
今でも心の底から悔いているアームストロング少佐の決意も
示されました。
アームストロング少佐が決めた
このままマスタング大佐の元で戦うとの気持ちは、
彼が優しい人である上に、
皆を守る為の力が自分にはある事を
知っている人だからこそのものだったと思います。
本当は、アームストロング大佐は、
戦いに縁のない穏やかな国で
のんびりと国の治安を守っている方が
性格的には適しているんでしょうね。
戦いになど参加したくない彼ですら
真の正義、国の秩序、そして国民を守る為に
命を賭けて頑張ろうとするのは、見ていて泣けます。
こういう人に守ってもらえる国民は幸せだとも、思いました。

それと前後して、マスタング大佐が放った
「兵器だ化け物だと言われている自分が
本物の化け物と戦っている時にこそ、
己がただの人間である事を実感できる」との台詞も、重いですね。
これは、
能力で根本的に差があるホムンクルスとの戦いを実際に行なった結果、
自分たちが彼らに劣ると痛感させられた事のある人間じゃないと
出ない言葉だったと思います。
普段から、皮肉でもって民衆に蔑まれているのを踏まえれば
自分が人間である事を実感できるのは、本来、良い事なのに
この場合は全然嬉しくないという……。
しかも、だからといって
グリードに身体を貸したリンのように、
進んで化け物になりたいとは
大佐は微塵も思ってないでしょうしね。
あくまで人間として化け物に勝とうというのだから
難しい話です。



そして、原作の漫画で同じシーンを読んだ時にも感じましたが

エルリック兄弟やマスタング大佐は大事な人柱候補なので、
“その時”が来るまでは、ある程度の自由が約束されているのが
大変面白いです。
今回は、彼らの“おいた”がちょっと過ぎちゃったので、
ラース(キングブラッドレイ)も
人質を取るという方法でとりあえず諌めましたが、
彼らが余計な事をしなければ、以前のように
監視を置く程度で済ませていたはずです。
これが、敵勢力のラスボスに当たる“おとうさま”の方針とはいえ、
敵意をあからさまにしている主人公側を
余裕をもって敢えて泳がせているのが、凄いですよね。
今回、ラースも、普通に彼らを帰しちゃってますし……。
昔から、似たような展開で
敵が主人公側をすぐに殺さない話はよくありますが、
ここまで大っぴらにやっちゃうのはあまりないので
逆に珍しく、面白い事になっていると思います。
主人公側も、敵に対してむやみやたらに牙をむかないで、
反抗できる力を持てるまで時が熟すのを待つ事にし、
敵勢力の厚意(という言葉を使うのは変ですが)に
甘えてしまうのを露にするのも、あまり一般的でないので、
私は「変なの」と笑いそうになります。
まぁ、それだけ、“おとうさま”が主人公側を甘く見ている
──油断している事になるのですが。
主人公側が彼らに付け込めるとしたら、本当、ここなんですよね。



リンとグリードさんの一件を知ったランファンが
そう落ち込まず、
逆に、自分も頑張らねばとの励みに変えた展開は
原作通りで良かったです。
オートメールによって左腕を得た彼女が戦線復帰するのは
アニメではまだまだ先でしょうが、とても楽しみです。
気持ちが強い(“気が強い”ではないです)女の子は
見ていて楽しいですね!
メイ・チャンもかわいかった!
二人して怒られている姿も良かったし、
フライパンで殴られてないシャオメイ(小パンダ)まで一緒になって
頭を押さえようとして、両手を上部に伸ばしていたのには
思わず笑ってしまいました。





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続きの第30話「イシュヴァール殲滅戦」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-08-7

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-10-26 04:23  nice!(0)  コメント(0) 
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