さくらもちモチ: 感想：アニメ「空中ブランコ」第1話空中ブランコ*ネタバレあり: SSブログ

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ソネブロのメンテ終了｜感想：ドラマ「不毛地帯」第1話*ネタバレ.. ブログトップ

感想：アニメ「空中ブランコ」第1話空中ブランコ*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

2009年秋開始のノイタミナ枠の新作アニメ
「空中ブランコ」の感想です。
今回は第1話「空中ブランコ」です。
私は原作の小説のファンで、テレビドラマ化された時も見ています。
以下の記述にはネタバレを含みます。

各話の感想記事のURLは、他作品と共にこちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-02

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私は、この精神科医・伊良部シリーズの最初の本
「イン・ザ・プール」が発売した時から
原作の小説を愛読しています。
なので、その分、作品に対する思い入れも強いです。
アニメ化されて注目度が更に高くなった事を喜んだ反面、
伊良部が着ぐるみだったり、実写が交ざったりしている事に
放送前から不安でなりませんでした。

で、実際に視聴したわけですが……
この作品の特徴として
・伊良部一郎というキャラクター
・マユミちゃんの注射
・患者の悩みが独特
が挙げられると思います。
伊良部は、名医なのかヤブなのかは分かりませんが、
特別な治療はせず、
キャラクター性が強い彼の言動の影響を多大に受けた患者が
自力で問題を解決してしまうのが、定番です。
（精神科のお話なので
患者の思い込みで症状が軽くなったり重くなったりする）
よって、通常の医療ドラマとは大きく違い、
こちらは、伊良部が患者をどう治すのかではなく、
彼がどのようにふざけるか＋患者の悩みの種類を楽しむ事に
焦点が当てられた作品です。

今回のアニメ化では、
この二点はクリアできていたと思います。
でも、正直なところ、
伊良部をぬいぐるみ（着ぐるみ）化したり、
大中小の三人の伊良部を出したり、
一時的ながら患者の顔を人間以外にしたり、
マユミちゃんを実写化したり……といった
こちらの作品のウリの部分が、
世間から正当な評価を貰えない理由になっていると思いました。
こちらの作品は、題材の時点で面白いので
（たとえば、次回の「勃ちっぱなし」とか）
はっきり言って
誰がアニメ化をしても、ある一定以上は必ず評価された
（面白いと視聴者に思ってもらえる）はずです。
だからこそ、今回の監督さんは
このような変な演出にしたのでしょうが
（真っ向から勝負するのは止めて
変な演出をして、わざと正当な評価を貰えなくした）
原作のファンとしては、
普通にアニメ化してくれれば良かったのに……と
思わざるを得ません。
ゲストキャラである患者が冴えず、
伊良部が食ってる辺りは原作通りなのですが
別に奇異な作品にしなくてもいいのにと思いました。

なんていうか
作品全体に漂ってしまっている“滑った”感が
好きにありません。
制作側が、「これを面白いと思えない視聴者が悪い」とでも
言っているような感じもします。
実写を含めた映像にしたことや、
OPとEDで電気グルーブの曲を使う辺り、
10〜15年前に流行った作品みたいですよね。
なので、「なんで今さら？」と思ってしまいました。

マユミちゃんの注射は、
人が打たれているところが好きという伊良部の設定が
ちゃんと出ていて、
ついつい笑ってしまいました。
次あたりから、
患者がマユミちゃんの胸元や太腿に見とれている内に
注射がいつの間にか終わってる描写も
あるのでしょうか。
細かい部分はちゃんと描いてくれるようなので
そこだけを楽しみにします。

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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第2話「勃ちっぱなし」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-23-4

宜しければ、合わせてどうぞ。