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感想:ドラマ「日曜劇場 JIN-仁-」第1話 時空を超えた愛と命の感動物語*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

本日10/11から始まった
TBS「日曜劇場」枠のドラマ「JIN-仁-」の感想です。
今回は初回の第1話
「時空を超えた愛と命の感動物語
〜現代の脳外科医が激動の幕末へ…
歴史の針が今、動き出す! 人は人でしか救えない!!」の感想です。

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  • 出版社/メーカー: 角川映画
  • メディア: DVD

原作の漫画は読んでいません。
下記にはネタバレを含みます。


各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/drama200910



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制作側が力を入れてこの作品を宣伝したいのは分かりますが
今回のタイトル「時空を超えた〜」は
いくら何でも長過ぎだろうと、
ちょっと笑ってしまいました。
こちらに限らず、他のドラマもそうですが、
主要な回において(初回、中盤の転換期、最終回直前、最終回)
タイトルを長くして視聴者の興味を煽る方法が
十年ぐらい前から横行してますよね。
確かに、サブタイトルが長ければ、
視聴者はそれを見る事によって
お話への興味が新たに湧くかもしれません。
でも逆に、その熱血さが空回りしていて、
長ければ長いほど、見ていて気持ちが冷めてしまう部分もあるのは
決して否めませんでした。



さて、ドラマの感想ですが
予想していた以上に面白かったです。
私は血や生々しい描写を見るのが苦手なので
(現実でも卒倒します)
こういう医療ドラマは、普段からあまり進んで見ません。
面白いとの評判を受けて
「じゃあ見てみようかな」と重い腰を上げるぐらいです。
それでも、今回、積極的に「見よう!」と思ったのは
医者が江戸時代にタイムスリップするという設定でした。
幕末にタイムスリップすると聞いただけで
胸が踊りました。
「幕末」も「タイムスリップ」も、私の大好きな題材なので!

主人公の南方仁が脳の外科手術を行なうシーンでは、
私は、テレビから目を逸らしたり、音声を消したり、
他局にチャンネルを合わせたり……していたので、
落ち着いて見る事はできませんでした。
でも、それを差し引いても
こちらの作品は良かったと思います。
決して不真面目なわけではないけれど
医者として考えが歪んでしまっていた主人公が、
とんでもない経験をした事によって心を改める展開は
物語の王道でした。
また、過去に飛ばされたのが理不尽な理由だったり、
自分が行なった事で未来が変わってしまったりするのも、
タイムスリップものでは鉄板の展開です。
それでも、飽きずに見られました。



まず、南方仁ですが、
未来から過去に持ってきた道具には限りがあり、
特に、麻酔薬といった消耗品は
この先で代替品を得る展開がなければ、
今回のように麻酔無しで手術を行なうようになるのは必然なので、
初回でそれをクリアしているのが凄いなと思いました。
麻酔薬は、無いよりあった方が断然良いので、
この先、それが無くなった時に、
南方は本格的な壁にぶち当たるでしょうが、
それはそれでお話になります。
代替品を得るエピソードが入るかもしれませんし、
“患者に痛みをなるべく与えない処置法”を考える前振りが
今回で行なわれてますので、
それを実戦するエピソードが加えられるかもしれません。

また、限られた道具で手術を二つも成功させてますが、
南方にしても、助手を務めた咲にしても、
一回目より二回目の方に手慣れた感が出ていて、
腹も据わっているのが、見ていてホッとできました。
特に、咲の気合いの入りようは凄いです。
咲には、清潔感、熱血さ、根性、適応能力がある上に、
なんといってもかわいらしいので、
綾瀬はるかさんにとっては
女優さんとしてプラスになる役だと思います。
黒船の来航から十年後という幕末の設定なので、
時代物に馴れてない若い役者さんでも、
所作が乱雑さがあまり気にならないのも良いと思います。
(これが江戸中期までのお話だったら大変かと……)

その咲。
南方がいる番所に、道具を抱えて必死で向かう際に、
「産婆です!」と偽りますが、
着物の裾を捲るところが大変良かったです。
当時の若いお嬢さんには、足元だけとはいえ、
中の襦袢が丸見えになるほど着物の裾を捲るのには
相当な勇気が要ったはずです。
あそこは、咲の決意の表われが物凄く伝わってきて
本当に良かったです。

内野さんの坂本竜馬も、とても良かったです。
今日はまだ怪演の域を出てないですが、
「風林火山」での実力を思うと
この先が一番楽しみな役者さんですし、
怪演なのに何故か安定感があって
見ていて不安要素がないのは
視聴者として物凄く有難いです。
このドラマの評判が良かったら
来年の大河で竜馬を演じる福山雅治さんは
さぞかしやりにくいだろうなと思います。



ベタベタでコテコテの展開ですが、
放送の最後で、
咲のお母さんが南方に理解を見せたのも良かったです。
次週はコレラ──江戸に虎狼痢が再流行し、
専門外の病気に対して南方が苦労するらしいので、
これまた楽しみです。
医者の塾?っぽいところの関わりにも、興味があります。



私の家は、テレビの電波が届き辛い地域なので、
画像がひどく乱れる事も珍しくないのですが、
今回の放送では、良いシーンに限って何度も画面が酷くなったので
泣きそうになりました。
次週はそれがないといいなぁとも思っています。





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第2話「命を救う事の悲劇」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-18-6

(10/25追記)
第2話の視聴後に、原作の漫画の第1〜4巻を読み、感想も書きました。
ネタバレを含みますが、宜しければ合わせてどうぞ。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-25-4

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-10-12 01:58  nice!(0)  コメント(0) 
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