さくらもちモチ

感想@アニメ「ささめきこと」第1話：ささめきこと　[アニメ感想] [編集]

アニメ「ささめきこと」の感想です。
今回は第1話（その一）「ささめきこと」です。
私は原作の漫画を読んでいません。
以下の記述にはネタバレがあります。


各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめる予定です。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-02


────

私は、同性愛者の恋愛話を読むのは嫌いではないのですが、
それを作中で笑いのネタにされるのが苦手です。
この前まで放送されていたアニメ作品で言うと、
それを真面目に取り扱っていた「青い花」は大好きだったけれど、
話のオチに持ってくる「かなめも」は苦手でした。
で、この「ささめきこと」の記事を
放送前にアニメ雑誌で読んで、
女の子同士の恋愛を前向きに描いているらしいと分かった時に、
その“前向き”さが私に合えばいいなぁ……と思ったのですが
──見てみてびっくり。
今回は、まだその“具体的な前向き（女子部）”の話にならず、
プロローグ的な内容だったんでしょうが、
むちゃくちゃ好みでした！！！！！
良かった！！



女の子が好きという風間さんは、
相手の人の事も真剣に好きなんでしょうが、
恋に恋しちゃうタイプなんだろうなとも思いました。
お弁当を食べてる時に、大好きな先輩との話を嬉しそうにしている辺り、
とりあえず片思いでも「恋は恋」と位置付けて
最大限に楽しんでいるように見えました。

そんな風間さんを、昔からよく見ていた純夏は、
彼女を好きなんですね……。
図書医員の仕事中に
隣にいる先輩を横目でチラチラと見ちゃう風間さんは
とてもかわいかったけれど、
浮かれている彼女を見ていられなくなって、
苛々をつい当人にぶつけてしまう描写は
不謹慎ですが、面白かったです。
揺れる感情を抑えられなかった気持ちも分かるので、
とても共感できました。

また、純夏によって厳しい現実を突きつけられた風間さんが、
そのすぐ後に、その現実が単なる嫌味じゃなくて
本当の事だと分かって傷付くのも良かったですし、
やっと落ち込むのを止めて浮上してきた時に、
あの事件があって先輩にきつく睨まれちゃうという展開も
秀逸だったと思います。
というか、あの事件で、
先輩が震える声でああ言ってきたのを見た時は
すみませんが「きたきたきたきたー！！！！！」と興奮しました。

上記の一件で、少し仲違いしていた二人が、
明確な言葉無しにまた仲良くなっているのも良いですね。
もう一人のお友だちも、良い感じで存在していると思います。



今のところ、風間さんは
純夏をあくまで友達として見ているようですし、
純夏も、今後はどうなるかが分からないとはいえ、
今は風間さんに気持ちを伝える気はないようです。
こういうお話の場合、
どちらかがこの関係を崩した時点で大きな出来事になるので、
おそらく、それが中盤か終盤に起こると思いますが、
どちらがどうなるのかを今から想像するだけでも楽しいです。
原作も気になる……けれど、このアニメの空気が好きなので、
とりあえず放送終了までは読むのを我慢します。



今回の風間さんの恋愛は、今回のみで終わったようですが
（なんか変な日本語みたいになっちゃった……）
次からは、その女子部とやらが作られるわけですよね。
せっかく良い感じで始まったので、
女の子の恋愛特有の繊細さをこのまま保った作品であれば良いなぁと
思っています。
純夏を意識しているらしい男子学生も
これからお話に本格的に絡むんですよね。
次回の放送を見るのが楽しみです！



────

感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


第2話「かわいいひとたち」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-15-3

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