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感想@アニメ「グイン・サーガ」第1話:豹頭の仮面*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「グイン・サーガ」の感想です。
今回は第1話「豹頭の仮面」です。
ネタバレがあります。
原作の小説の愛読者です。


各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめる予定です。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-02-2


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栗本薫先生の訃報記事でも書きましたように、
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-27-2
私は先生のファンで
この「グイン・サーガ」の愛読者でもあります。
先生に初めてお会いできると分かった時は、
手垢のついた「グイン」第一巻を持っていき、
サインをして頂きました。

残念なことに、このアニメがBSで放送されている最中に、
先生はお亡くなりになり、
この「グイン」の原作の小説も、もうすぐ未完で終わる予定です。
本当に本当に、残念でなりません。
改めて、先生の御冥福をお祈り致します。



さて、アニメの感想です。
私は、中学時代に一番多く読んだ本!と言っても過言でないほど
この「辺境編」を何度も読み直しましたが
暫くの間、作品そのものと離れてましたので、
今回、このアニメで「リンダ」や「レムス」の名前を聞く度に
懐かしい気持ちになりました。

ただ、リンダとレムスの衣裳は
何とかならなかったのでしょうか。
原作の小説の第一巻「豹頭の仮面」の表紙で描かれた二人の格好だと、
あまりにも地味過ぎて、
アニメにするには絵にならないのは分かりますし、
二人の格好がひらひらしているほど
強い違和感を出せますので、
(本来は居るべきでない所に、二人は身を置かざるを得ないのを
絵だけで説明できる)
そうした意味では、このデザインで正しいのでしょうが
はっきり言って変です。
もうちょっと、デザインは何とかならなかったのでしょうか。
それでなくとも、パロは、
作中の世界では洗練された国とされているわけですし。
これでは、パロのセンスが疑われる気がします。
(もっとも、作中でも
パロのセンスが全ての国で賞讃されているわけではないので、
そうした“嫌味”を感じさせる点では
これで良かったのかもしれません……)



我らがグインの初登場シーンは、
その怪しさよりも、寝転がっている時の彼の乳首に
私はやられてしまいました。
シリアスなシーンなのに、ちょっと笑いそうになりました。
でも、これから先のお話で
冷静で頭の切れるところを多々見せてくるグインが、
ここではまるで動物のように
本能だけで敵を倒しているのが
面白かったです。
まさにグインは、リンダたち双子と会ったことで
グインとしての人生を改めて歩みだしたんですね。



明朗活発で行動的なリンダと、内向的で鈍臭いレムス
……二人の性格も、彼らの行動の端々で
よく描かれていたと思います。
というか、私は、
彼らが双子である設定を、勿論、知っていましたが、
実感としては、双子ではなく普通の姉弟という印象が強いので、
リンダがグインに名乗った際の台詞で、
「そうだそうだ、二人は双子なんだよなぁ」と
改めて認識する事ができました。

個人的には、グインと会う前の二人が
茨に身を顰めて何日もやり過ごしたという説明が
頭にこびりついていたので、
それがアニメで無かったのが、ちょっと残念でした。
ルードの森の異様さも、物足りなかったです。
辺境の地というより、
田舎にある広大な森みたいな感じがしました。
ただ、原作では過去の人として描かれている
パロ王・王妃の姿を見られたのは、嬉しかったです。
グインがリンダ達の前に現れるシーンも、
ちょっと不気味で怖くて良かったなぁ。



お話としては、今回は序盤も序盤なので
語るべきところはほとんどないので
次回に持ち越しですね。
このお話は、グインの圧倒的な強さが
作品全体の救いになるパターンが多いので、
初回の時点で、既にそこがしっかりと描かれていたのが
ファンとしては嬉しかったです。
次回の放送も楽しみです!



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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


第2話「黒伯爵の砦」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-09-1


2009-10-02 10:28  nice!(0)  コメント(0) 
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