SSブログ

感想@アニメ「おおきく振りかぶって*再放送」第1話:ホントのエース*ネタバレあり [おお振り:アニメ感想]

アニメ「おおきく振りかぶって」の第1話「ホントのエース」の感想です。

おおきく振りかぶって 1 [DVD]

おおきく振りかぶって 1 [DVD]

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: DVD

本日9/26より、TBSでの再放送が開始されましたので
改めて感想を書いていきます。
以下の記述にはネタバレを含みます。

私は原作の愛読者で、
漫画が掲載されているアフタヌーンも毎月読んでいます。
記述の中でアニメ化・単行本化されてない部分にまで
言及する可能性があります。


この第1話は、本放送時(2007年4月〜)にも感想を書いています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2007-04-13-2

アニメ“おお振り”の感想記事のURLはこちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-09-26-1


────

久し振りに、このおお振りアニメを視聴しました!
原作の漫画は、単行本で何百回と読んでおり、
改めて見直さなくても、各シーンが頭の中に残ってますので、
懐かしい気持ちでいっぱいになりました。
やっぱり面白いなぁ。
こんな深夜じゃなく、夕方ぐらいに放送して、
世のお子様達が気軽に見られるようにしてくれれば良いのに……と
本気で思いました。
TBSでは、本放送時も夜中だったんですよ。
関西は、この再放送こそ同様に夜中ですが、
本放送は、確か土曜日の夕方の放送だったんですよね。
羨ましい。



アバンで、
三星学園中等部時代の三橋(畠もいます)が出てきました。
何度も書きますが、単行本は数えきれないほど読んでますが、
アニメを見るのは久し振りで、
単行本を読んだ回数と比べると、ぐっと劣るので
(なにせビデオテープに録画していたので)
こういう構成なんだという事をすっかり忘れてました。
原作の漫画では、今回のアニメでも描写があった
三星のロッカールームでの話題を三橋が立ち聞きする回想シーン
(「三橋のヤツ、高等部に行かないんだって」云々)から始まるので、
いきなり嫌な回想から見せられたのが、とても新鮮でした。
そして、チームとして野球の試合に臨んでいるはずなのに
たった一人で相手チームと戦っているようだった三橋からは
孤独な空気がひしひしと感じられて、見ていて辛かったです。
本当、こんな辛い思いをするなら、野球部を止めちゃえば良いのにと
私は安易に思ってしまうのですが、
三橋はそうしなかったんですよね……。
とにかく、野球が大好きで大好きで仕方ない事と、
ピッチャーとしてマウンドに立ちたい事、
そして、ピッチャーとしてボールを投げなければ
自分の存在意義すら失ってしまう事……が
三橋の心の中で複雑にからみ合って、
これでは駄目だと分かっているのにそうしてしまう&
皆にも嫌な思いをさせているという、
不幸な結果になってしまいました。
組んだキャッチャーが、
キャッチャーとしては未熟な畠君だったという事も
その原因の一つでしたね。
状況が違っていれば、
ルリちゃんにもよく知られていた幼少時のように
かわいらしい笑顔で野球を続けていられたのを思うと、
この中学時代は、三橋自身にも悪い部分があったものの、
彼は環境に恵まれてなかったんだなぁと
強く思わざるを得ません。

まぁ、だからこそ、
この西浦高校に入ってから劇的に変わる事が、
印象深くなるのですが。



本放送時の感想でも書いた覚えがありますが
この頃の花井が、モモカン(百枝監督)に対して
失礼な言動をしているのが、懐かしくて新鮮でした。
基本的には礼儀正しい花井が、モモカンに向かって
「女だから」なんて、らしくない言動をしたのは
おそらく、きく江さん(花井のお母さん)の影響が大きいからでしょうね。
そして花井は、
三橋が初めて投げた球を見て「遅っ」と呟いたり、
三橋と阿部がバッテリーを組んで投球練習をするのを見て、
飽きたのか、ふわぁと大きな欠伸をしたり……していました。
これこそが、一般的な反応なんだと思います。
普通の人がちょっと見た程度では、
三橋の球には魅力を感じられないんでしょう。
でも、先にこういった描写がある事で、
実際に球を受けた阿部だけは
三橋の脅威のコントロール力を知ったというのが強調されたと思います。
球を受けている内に
阿部が勝手に盛り上がっちゃって、
最後に、あのお目目キラキラに繋がったかと思うと
見ていて面白いです。

そうそう、いつもは偉そうな阿部が
この時だけは、まだ皆に遠慮があるのか、
会話に丁寧語を含ませているのも面白かったです。
「三橋……君?」なんて、阿部が彼を君づけで呼んでますが、
この後に阿部が三橋をこう呼ぶ事は皆無なので
変におかしかったです。



それにしても、
モモカンの描写は原作通りなのですが、秀逸ですね!
花井がこだわっていたように、
女性が監督というだけでも設定が珍しいのですが、
きれいなキャッチャーフライを打ち上げられたり、
(野球の基本的な能力が優れている)
甘夏を片手で握りつぶせてしまったり、
(物凄い握力/この後、部員の頭をお仕置きで鷲掴みにする描写に繋がる)
本気で甲子園に行きたい気持ちを露にしたり……と、
魅力がたっぷりです。
原作の単行本でちらっと補足されていたシーンが生かされて、
マネージャー志望でグラウンドに見学に来ていた千代ちゃんが
しっかりとモモカンにビビってるのが、笑えました。

そうそう!!!
千代ちゃんと言えば、
再放送なのに次回予告もちゃんと放送してもらえたので、
彼女のナレーションもまた聴けて嬉しかったです。
千代ちゃんかわいいよ千代ちゃん。
阿部に恋するようになったのはいつ頃なのか、
そろそろ原作で触れてくれないかなぁと思っています。
(でも、千代ちゃんが野球部に入るまで、
阿部の中では、彼女が同じ中学出身だった事すら
知られてなかったのは、ちょっと不憫ですよね。
あのカレー食べながらのシーン(アニメ化されてません)では、
「阿部、酷いww」と思いました)



アニメでの「久し振り〜」感を楽しみたかったので、
今回の放送前は、敢えて、
この部分の単行本を読み返す事はなかったのですが
(でも、無性に読みたくなってしまって、
アニメ化されてない桐青戦後の単行本は読み返しましたw)
この放送を見たら、やっぱり第一巻も読みたくなりました。

実は私、おお振りにハマったのは2004年の10月なんですよ。
この頃は、まだ単行本が1〜2巻しか出てなくて、
しかも注目されるようになったばかりなので
単行本がどこでも売切状態で(ネット通販ですら無理だった)、
私も、秋葉原のお店をハシゴして
ようやく買えた覚えがあります。
つまり、ハマってからもう丸五年が経過しようとしているのですが
今でも大好きな大好きな作品です。
今回のアニメを見て、また、
「私はおお振りが大好きだなぁ」と痛感しました。

次回の放送も楽しみです。
合宿ですね!
千代ちゃんも本格的に入部するので、これまた嬉しい。

感想も、今回はちゃんと書いていきますので
(本放送時は途中で挫折しました)
宜しければ引き続きお読み下さい。





────
ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます
にほんブログ村

第3話「練習試合*再放送」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-10-2
(第2話「キャッチャーの役割」は視聴できませんでした)

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-09-26 11:50  nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。