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感想@アニメ「蒼天航路」第24話:投降と遁走*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「蒼天航路」の感想です。
今回は第24話「投降と遁走」です。ネタバレがあります。
原作の漫画は未読です。


前回の第23話「天意と雷鳴」はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-09-09-1

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-26-3


────

本格的に敵対した劉備の話から始まりました。

勅について語った曹操の話は
(天子の意が乗り続けなければ、勅はただの言葉に過ぎない)
とても面白かったです。
「良いこと言うなぁ、曹操」と、つい感心しました。
口で上手く丸め込まれてしまった感がないわけでもないですが
上に立つ人間にああいう事を言われたら
新しい天子の勅を得る為に頑張るしかないと思いました。



その後の話は、なんだか進行が早くて
ついていけませんでした。
白馬津に向かって宣戦布告をしたのはどうしてなんでしょう。
袁紹の膝元にたった六騎で乗り込んだのは
奇をてらう点では良かったと思いますが
あまりにも無謀ですよね……。
まぁ、一緒に連れていたのが一騎当千の武将だからこそ
できた事でしょうが。
これまでも曹操は、袁紹に対して常に上位でいて、
彼を下に見るような言動をしてきましたけれど、
変に煽る事に意味はなかったように思えます。
その後にお返しをされて誹謗中傷されたのは
それこそ自業自得でしたし。
でも、怒るだけで終わらず
文言の素晴らしさに焦点を替えちゃうところは
さすが曹操だなと思いました。



劉備は……なさけない事この上ないですね。
前回もその前もそうでしたが、フラフラし過ぎます。
時代や国に限らず、
自分が生き残るのを優先して行動するのは
人として当たり前というか、仕方がない事だと言えますが、
曹操の視点で物語を描くと
劉備はこんなにだらしがない、なさけない人になるのかと
驚いています。
これ、普通に劉備が主人公だったら
もうちょっと格好良く(逃げる為の体裁と理由を整えて)
描きますよね。
曹操も、極悪非道の人物になってますし。

曹操軍の小物が相手だと思った劉備が、
当初は意気揚々と戦闘を仕掛けたのに
曹操がいるかもしれないと敏感に察した途端に
尻尾をまいて逃げるって、
過去にも似たような事が何度かありましたが
とても英雄のやる事じゃないですよねw
だからこそ(こうやって鼻が利くからこそ)
劉備はああいう過酷な時代で生き残れたのかもしれませんが
こういう劉備じゃ、赤壁で曹操に負けてほしくないなぁと思いました。
よほど、息子の方がしっかりしてます。

最後、曹操軍に関羽が下っていましたが
これについては私は知らなかったので
(何かで読んだ事があるかもしれませんが、覚えがありませんでした)
意外に思えました。
彼ら三人を分断する為に曹操がわざと彼らを生かしたような事を
関羽が呟いていましたが、あれは本当なのでしょうか。
あぁ、でも、今は劉備の息子も曹操軍に下っているので、
お話的には、誰かがこちらにいた方がいいのかな。
有能な人を見たら磨かずにはいられず、
自分の手の内に組み込みたくてたまらない曹操ですが、
関羽兄弟とはずっと噛み合ってなかったので
この先がどうなるんだろうと、ちょっと楽しみです。



────
感想は以上です。


第25話「白馬津」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-09-23-2


2009-09-19 11:43  nice!(0)  コメント(0) 
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