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感想@「東京マグニチュード8.0」第10話:おねえちゃん、あのね*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「東京マグニチュード8.0」の
第10話「おねえちゃん、あのね」の感想です。
ネタバレを含みます。


前回の第9話「今日、さよなら」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-09-04

各話の感想記事のURLは、他のアニメ作品と共に
こちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-27


────

タイトルが怖い! タイトルが怖い!!
前回、前々回の内容といい、今回のタイトルといい、
ホラー要素が軽く入ってますよね。
未来と悠貴君が仲好さそうなのがよく描かれていた分、
私はこの先を視聴するのが辛かったです。

前回と前々回の感想でも書きましたように、
私は悠貴君が亡くなっていると思っていましたので、
それを念頭において、今回の放送も視聴しました。



今回は、ラストで大きな種明かしがありました。
はい、悠貴君の生死についてです。
これまでの回における描かれ方で
絶対にそうとしか思えなかったとはいえ、
実際に悠貴君の口から
「僕……死んじゃったんだ」という言葉を聞かされたのは
きつかったです。



未来が本来の現実をようやく認識するようになった事で、
前々回で不明瞭だった点がはっきりと明かされました。
私は、その時の感想記事にも書きましたように
廊下でストレッチャーの上に寝かされていた悠貴君の遺体を
未来が見るシーンは、
彼女の夢かと思っていました。
でも、あれこそが真実だったんですね。
しかも、悠貴君があの病院に搬送された時点で
救急隊によって下されたトリアージの色は、赤でしたが
(助かる可能性はあるけれど、一刻も早く処置を受ける必要がある)
その後の診察で、
黒(死亡もしくは手の施しようがない状態)になってしまいました。
すぐに悠貴君の顔に布が引き上げられ、
確認の為に布から出されていた手も戻されたのを踏まえると
もう亡くなっていたようで……。
おそらく悠貴君は、あそこに運ばれた時点で
既に、黒に近い赤の状態だったのかもしれません。

生意気盛りの中学生とはいえ、まだ心身共に未熟な未来は、
悠貴君が亡くなった後も
彼が生きているとの幻覚を見続けたぐらいですから、
この厳しい現実をちゃんと受け止められていませんでした。
でも、自我をちゃんと保っていた真理さんの取り乱しっぷりは
凄いですね。
真理さんの動作を見るだけで、悠貴君の死がはっきりと伝わってきました。

そして、前々回の時は、私も「未来の夢だ」と思っていたので
あまり意識してなかったのですが、
今回、その回想中、
悠貴君の遺体が廊下のストレッチャーの上で安置されている場面で、
彼の足の爪先が垂直に立っているのが描かれていたんですよね……。
私はかつて、漫画「ぼくらの」の感想において、
亡くなったとある子供の遺体を
今回の悠貴君のように、布が掛けられた状態で見せられて、
同様に背筋がゾッとしたのですが
普通、生きてる人間が寝る時って、意識してそうしない限り、
爪先は自然に前に倒れるものなんですよ。
(試しにやってみて下さい。
爪先を立てたまま寝る事もできますが、
アキレス腱の辺りが伸びて疲れる/痛くなると思います)
悠貴君の顔に布が掛けられているのも、
彼の身体がぴくりとも動かないのも、勿論なのですが、
私には、彼の足がぴんと垂直に立っている不自然さが
彼の死を何よりも強く感じられた原因になりました。
思わず、顔を顰めてしまいました。



真理さんは、悠貴君の死を目の当りにした上で、
彼の死を受け入れることができなかった未来と一緒に
三軒茶屋まで歩いてきたんですね……。
真理さん自身も、
あそこまで懇意になって面倒を見てきた子が亡くなって
相当ショックだったと思います。
それこそ、あの時は、彼女の家族の安否がまだ不明だったので、
悠貴君の死に自分の娘を重ねてしまった事も
あったかもしれません。
また、未来がおかしくなったまま、
前回の放送の最後で、あの病院を去ったのを受けて、
真理さんが、未来を一人で行かせてしまったことに対して
あの後、どれほど悔いただろうかと
想像せずにはいられませんでした。
悠貴君の死に真理さんは関係ないですし、
逆に、未来や彼女の家族に感謝されるべきですが、
真理さんはお母さんの面倒を見ながら、
それこそ、自分の妹もしくは娘のように
未来を心配していると思います。
そして、悠貴君をすぐに病院に連れていかなかった自分を
責めていると思います……。



さて、最後に真実が明かされるよりも前の描写でも、
悠貴君が亡くなっていた事を示す点がありましたので、
一応、挙げておきます。

やはり今回も、第三者が悠貴君に反応する
(彼に声を掛けたり何かをしたりする)事は一切ありませんでした。
それどころか、
徐々に現実に気付き出している未来の心境を描いているのか、
彼女が他人と関わる際には、
悠貴君の姿が意識的に省かれているのが、よく分かりました。
(前回までは、未来の傍に真理さんがいても、
悠貴君が一緒に描かれていた)

具体的に言えば、未来が久し振りに再会した、
お友達のマユと、悠貴君の友達のイツキ君が関わるシーンです。
特に、イツキ君については
未来が一緒にいた時間が長いからか、
イツキ君が離れた途端に、未来には悠貴君が見えるようになり、
イツキ君が登場した途端に、未来の目からも悠貴君が消えていました。
その前に未来が関わった自衛隊員や、
お話の途中で話のイツキ君のお母さんには、
悠貴君が全く見えてなかった
(未来の目にも、彼は見えていなかった)ですしね……。

その悠貴君が教室で眺めていたのが
“未来”という習字だったのが、とてもせつなかったです。
悠貴君の絵にしても、今回は家族写真も出てきたので、
私も見るのが辛かったです。

余震の直前、イツキ君の視点で、
何もないところに向かって「悠貴!」と話す
未来の姿が描かれていました。
死角だったとはいえ、悠貴君がいないのは不自然でした。
(イツキ君もそれに気付いていぶかしんでいる)
その後の余震で、
イツキ君と一緒に未来が抱き締めたはずの悠貴君がいなかった事も含めて
真相が徐々に明らかになっていくのが分かりましたので
「あぁもうすぐ未来は真相を知るんだなぁ」と思ってしまい、
私は見ていて更に辛くなりました。
小学校の教室内の描写(悠貴君が現われたり消えたり)も
かなりくどかったので、
「もうそんなに描かなくても分かってます!」と言いたかったですが
この余震のシーンはもう、駄目押しというか、
下手をすると蛇足だと思えるほどしつこかったなと感じられました。



ところで、未来のお母さんはご自宅に戻ったそうですね。
今回はイツキ君のお母さんによる説明だけだったので、
具体的には描かれませんでしたが、
おそらく、未来のお母さんは、
前々回で真理さんが掛けていた緊急電話をどこかで聞いて、
悠貴君の死を知っただろうと思います。
未来が無事とはいえ、息子を亡くした彼らの気持ちは
想像するのも辛いです。
ただ……私は前回の放送で、
道ばたで放置されている遺体の数々を見ていますので、
まだ病院に大事に安置されている分、
悠貴君はまだ恵まれていたと思ってしまいます。
誰もが好き好んで放置しているわけではないとはいえ、
死体になってまで、
状況によってはこうして差がついてしまうのは、キツいです。





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続きの第11話(最終回)「悠貴へ…」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-09-18

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-09-11 06:45  nice!(2)  コメント(14) 
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dino

思ったとうりの展開でしたね。
きっとミライに見えていたユウキはミライの想像ではなく、ミライを自宅までなんとか導きたいというユウキの思念みたいなものだったんじゃないでしょうか?
だから学校ではポイントポイントで出現して気持ちを伝えたかったのかもしれませんね。
友達を連れ戻すと言ってユウキが家に飛び込んだ時はきっと危険を察知してなんとかミライに救ってほしかったんじゃないでしょうか・・・・・
最後の告白はちょっと切なかったです。
本当にユウキは優しい子だったんですね・・・・・

来週はいよいよ最終回、ミライはどんな答えを見つけるんでしょうか・・・・・
by dino (2009-09-11 18:54) 

うらはら!!

初めまして。第4話から見ているのですが、主題歌も終わりの歌もいいし、ついつい話に引き込まれ、ここまで見ました。公式ホームページにメッセージが寄せられないので検索していたところ、こちらを覗きました。
もう前回で悠基の死に気づいてらしたんですね。すごい!私なんか今回の教室のシーンでやっと・・え?もしかして・・って。
他の方が書いてたんですが、真理さんが病院で受け取っていた紙、死亡届だったんじゃないかって・・全く気が付きませんでした。
とても悲しいけど、悠基くんもお姉ちゃんが大好きだったから、両親のとこまでは付いていきたい、っていうある種の執念で頑張ったのかな・・
未来が心配です。
深夜枠ではなく、もっと大勢の人が見るべきアニメですよね。帰宅難民とか、私なんかトイレ絶対困るだろうなあとか・・あの三人に焦点を当てているけど、実際はもっと街がパニックだと思うんです。そこら辺ももう少し詳しく描いてほしかったなと思いました。
すみません、思ったことずらずら書いてしまって。さくらさんの書き方がとってもわかりやすく論理的だったのでつい・・
それでは来週もどうなるのか・・また感想書かせてください!
by うらはら!! (2009-09-11 22:39) 

さくさく

『おねえちゃん、あのね・・・』
真理さんと別離れたことで、
悠貴くん(未来ちゃんの心)は未来ちゃんに
一度は真実を伝え(認めさせ)ようとして、
やっぱり伝え(まだ認め)られなくて

両親の無事(父親が怪我はしていましたが・・・)という、
新たな未来ちゃんの心の拠りどころが出来たことで。
もう一度・・・
「おねえちゃん、あのね・・・」
悠貴くん(未来ちゃんの心)は
荷台で果たせなかった会話の続きをすることができたのでしょう。


それにしても・・・やっぱり泣けてしまいます

1話の地震前の話、お台場の家族写真
2日で終わっている観察日記・・・
悠貴の習字・・・よりによって『未来』だなんて
「おねえちゃんのなまえだいすき」そんなこと言わせるなよぉぉっ!
「携帯星人」じゃないのかよぉっ!
(我が子もお姉ちゃん大好き、どんなに邪険にされても・・・
 「あのね、今日ね」ってお姉ちゃんに学校の話やTVの話・・・)
40のオジサンがアニメ見ながら涙するなんて
奥さんには見せられません!

悠貴くん、ずーっとイイ子でした、可愛すぎでした
申し訳ないがヒナちゃんの無事が確認できたところで
残った主要メンバーの誰かが亡くならなければならない事は
必然でした、あれほどの震災で主人公格の全員が無事では
リアリティに欠けるきらいが有りました。

でも、それはそれ。未来ちゃんと悠貴くんに自分の娘、息子を重ねながら観ている私としては
何が何でも二人の無事を祈らずには居られませんでした
「ボク・・・しんじゃったんだ・・・」
どうやって、死を伝えるか・・・悠貴くんの言葉が未来ちゃんの
死を認めようとする意識から生まれた言葉ではなく、
悠貴くんの思念が言った言葉だとしたら・・・
コメ打ちしながら涙がコボレソウデス

さて、次回はもう最終回です
『悠貴へ・・・』
タイトルからしてハンカチ用意、洟汁注意報発令です・・・

by さくさく (2009-09-12 15:52) 

sawako

はじめまして。10話を見てショックを受けて、皆さんがどのような感想を持たれたのか知りたくて検索し、こちらにたどり着きました。足のお話、全然知りませんでした。そこまでリアルに描かれていたアニメだったんですね。

私は悠貴君の死はぜんぜん気がつかなかった視聴者の一人です。あれ?と思う場面は幾つかあったのですが、「なんかマリさん様子がおかしいな〜」くらいで、気にもとめていませんでした。。。自分もこのような状況になったら、未来ちゃんと同じように幻覚をみてしまうクチなのかもしれません。

何話だか忘れてしまいましたが、孫が死んだ事に気がつかないおばあさんの話が出てきましたよね。あれも伏線だったのでしょうか。まさか主人公がそのような精神状態になっているとは思いもよらなかったので、ショックは大きかったです。

来週最終回ですね。終わりましたら、またこちらのブログに足を運びたいと思います。
by sawako (2009-09-12 15:54) 

通りすがりの姉

9話で真理さんがトラックに乗った未来ちゃんを追いかけたときに、手には悠貴のザックを持ってたのでおかしいなと思ってました・・・
未来と一緒にいる悠貴はザックを背負っているのに・・・
ハッピーエンドで終わると思っていたのにショックですよ
by 通りすがりの姉 (2009-09-12 22:52) 

TAKA

僕も悠貴君の死を受け入れられていなかったみたいです・・・
教室で悠樹君が現れたり消えたりするところでようやく気づきました。
家族の死の辛さを思い知った気がします。
年の近い兄弟がいませんが、弟に近い存在の子がいるので
その子がいなくなったらと想像すると涙が止まりませんでした・・・
とてもいいアニメだと思いました。
家族や友達の大切さがわかりました。
by TAKA (2009-09-14 19:02) 

さくら

■dino様
こんにちは。再びのコメントありがとうございます。

作品にファンタジー要素が入るなら
姉を心配する悠貴君が彼女にずっと連れ添っていたという想像は
充分にあり得ると思います。
どちらにせよ、今回は、
未来も悠貴君も相手を大事な存在としていた証のような
エピソードになりましたね。
このような結果になり、残念でなりません。
by さくら (2009-09-16 22:01) 

さくら

■うらはら!!様
初めまして、こんにちは。コメントありがとうございます。

はい、私は前々回の第8話「まっしろな朝」で気付いていました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-28-2

悠貴君の死亡届の件も、最初に見た時に気付きましたので
それらについてもこちらで書いています。
もし宜しければ、当時の推測&感想を読んでやって下さい。
今回の感想で書きましたように、
一部、勘違いしていた部分もありますが、
悠貴君の死については、一貫して意見は変わっていません。

仰る通り、もしあのように大規模な地震があった際は
もっと酷い場合があります。
それこそ、今回は鎮火後にしか出てきませんでしたが
真理さんのお家がある三軒茶屋の描写を見る限り、
あそこは阿鼻叫喚な様子だったので、
作品の舞台があそこだったならば、
それこそ、アニメ化できない内容になったかもしれません。

トイレ等の生理現象の問題は、本当に大きいです。
シモの話で恐縮ですが、
私は女なので、大と小に加えて、生理の問題も無視できません。
(阪神大震災の際もご苦労された方は多いようなので…)

皮肉な話ですが、今回、悠貴君の死によって
この作品が話題になってますので、
これを機に、まだ見てない方にも視聴して頂きたいです。


ブザビの感想へのコメントも、ありがとうございます!
そちらはそちらで、お返事致しますね。
by さくら (2009-09-16 22:32) 

さくら

■さくさく様
こんにちは。再びのコメント、ありがとうございます。
残念な結果になってしまいましたね。
次の最終回で未来がどのような行動を取るのかに
私も注目しています。
by さくら (2009-09-16 22:37) 

さくら

■sawako様
初めまして、こんにちは。コメントありがとうございます。

私は、どの作品でも他の方のご感想を読まないのですが
(自分の感想がぶれてしまいますので)
ここ数回の記事のアクセス数が
他と比べて尋常でないほど多い事からいって、
おそらくsawako様のように関心を強く持たれた方が
多々いらっしゃるのだと思います。
それだけショッキングな内容でしたから、当然ですが……。

私は、第8話を最初に(他局とザッピングをしながら)見た際から、
「悠貴君は絶対に亡くなってる」と思っていましたので、逆に、
「何を見ても、彼が生きているとは考えられなくなっているほど、
自分は強く思い込んでいるだけではないか」と思っていました。
もしそうならば、悠貴君は生きている事になりますので、
できればそうであってほしかったです。残念でなりません。

古市さんの奥さん(痴呆症のおばあさん)の件を挙げてくださり、
ありがとうございます。
実は、sawako様のコメントを拝読するまで
この方の存在を失念していたので、改めて思ったのですが、
古市さんの場合、
「そういう病気だからそうなっても仕方がない」という
暗黙の了解というか、納得する為の理由も描かれていました。
でも今回の未来の話は、健康体で普通の子なので、
“誰にでも起こりうる事”として提示されていたと思います。
古市さんと未来では、心身的状況が全く違いますが、
仰る通り、伏線のようなものだったのかもしれません。

順番が逆になりましたが、
“足”の件は、記事中にも書きましたように、
別の作品で注目した過去があったせいで、気付く事ができました。
悠貴君の場合は、アニメ(動画)なので、映ったのも一瞬でしたし、
意識して見なければ分からないような感じで描かれていました。
でも、私が先に見ていた別の作品は、漫画(静止画)なので、
自分がページを開いてその部分に視線を遣っている限りずっと、
その爪先が上を向いている足の描写を見るんです……。
正直、あまり見たいものではないので、
この作品ではちらっと映っただけで良かったと、本気で思いました。
by さくら (2009-09-16 22:57) 

さくら

■〜姉さま
初めまして、こんにちは。コメントありがとうございます。

悠貴君のザック(リュック)の件は、
現実世界では、彼以外の誰か(未来か真理さん)が持たないと、
移動できません。
第8話では、スタッフさんが
悠貴君と話す未来に「私が持つよ」と言わせていたので
(ここで未来か真理さんが持たないと、リュックが移動しない)
私にはこれも、悠貴君の死を示すものとして見えていました。

第9話の最後で真理さんがリュックを持っていた件は
その感想記事にも追記しましたが
(第9話:今日、さよなら
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-09-04
まさに、彼が亡くなった事を大っぴらにしたシーンだと思います。

次の最終回で、未来がようやく家族と再会できそうなのに、
大団円で終われなくて、本当に残念です。
by さくら (2009-09-16 23:05) 

さくら

■TAKA様
初めまして、こんにちは。コメントありがとうございます。

「人間、自分の身をもって体験しないと分からない」とは
よく言いますが、
このように生死が絡む話は、
キャラクターを自分に置き換えて想像するだけで辛いですよね。
私にも弟がいますが、
もし私が未来の年で、あのような事があったら、
彼女と同じように錯覚していたかもしれません。

しかも、この作品の本当に怖い部分は、
決して他人事で終わらず、似たような事が既に各地で起こっていて、
これからも起き続ける事です。
被災した際の被害を最小限で食い止める為の準備も必要ですが、
家族への気持ちも再確認しなきゃなと、
私も改めて思いました。

TAKA様も、どうぞその方を大事になさって下さいませ。
いい機会ですから、その方と一緒に
こちらの作品をDVDなどで見るのも良いかもしれません。
by さくら (2009-09-16 23:41) 

クラウ

はじめまして。コメント失礼させていただきます。
僕は最後の最後まで悠基君は生きていると信じていた分本当に辛かったです。必ずどんでん返しがあると思っていたのですが・・・
作品としてはものすごく良い内容に仕上がっていると思います。それでも、大地震という重いテーマを扱っているからこそ最後は一緒に帰ってきて欲しかった。
こういう良い意味で刺激を受けるアニメはどんどん制作されて欲しいですね。
by クラウ (2009-09-19 02:43) 

さくら

■クラウ様
初めまして、こんにちは。
コメントをお寄せ下さり、ありがとうございます。

最近は、そのようなどんでん返しがある作品が多いので
そのように思われるのは無理もないと思います。
最終回は、その前の回よりも、
悠貴君の死を明確に──これ以上なくはっきりと
描いてましたので、視てるだけで辛いですよね。
その前から
「これは亡くなってるに違いない」と思っていた私でさえ、
辛くて辛くてたまりませんでした。

クラウ様が書いて下さった最後の一文は、私も同感です。
質が高く、また、見る事に意味のある作品が
どんどん作られてほしいです。
こちらの作品では、そういう意味で、
視聴者にも制作側にも、一石を投じたと思います。
by さくら (2009-09-26 20:59) 

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