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感想@アニメ「蒼天航路」第22話:呂布伝説*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「蒼天航路」の感想です。
今回は第22話「呂布伝説」です。ネタバレがあります。
原作の漫画は未読です。


前回の第21話「純粋戦士」はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-26-4

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-26-3


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呂布の最期のお話でした。

呂布と陳宮は、なかなか良い主従じゃないですか!
前回の感想で書きましたように
陳宮については前回からぐんと良くなっていて、
今回はそれよりもっと良くなっていたと思います。
陳宮がこうなると知った状態で、
こちらの作品を読み直してみたら、
曹操の元を離れたばかりの彼に対しても
印象が良い方に変わるかなぁと思いました。

味方に裏切られた陳宮が
災いの口を封じられた上で曹操の元に連行されていく時に
それまで自分自身と戦の事しか考えてなかった呂布が
陳宮の名を叫んだシーン。
呂布大好きな陳宮にとって、軍師冥利に尽きるというか、
彼の想いはここで報われたなぁと、私は思いました。
ここ数回の熱烈な描写があった陳宮の一方で、
呂布については、前回まで、彼の考えがよく分からななかったので
(分かるのは、天下取りへの執着だけ)
正直なところ、ここで陳宮を頼っていた旨を表わされても
唐突だなぁと感じてしまいましたが、
彼に関しては、人と人とのエピソードが皆無だったので
放送中に出てきただけでも有難いです。
つかみ所のない、よく分からないキャラクターだなという印象は
今でも変わりませんが、
少なくとも、部下を信頼した人だったと分かって良かったです。



呂布の凄絶な最期については、
以前の一騎当千な戦いと比較すると
「どうして今回はこんなにあっさりとやられちゃうの?」と
思ってしまいました。
陳宮は、自分の名を叫ぶ呂布の姿を見上げて、
こんな事で心を揺らすと負ける云々と言っていましたが、
上記の通り、陳宮に対する呂布の思いが
これまでの回で描かれてなかったので
陳宮の台詞に説得力を感じられませんでした。
確かに、これまで戦いに専念してきた呂布が
それ以外の事で動じていたら
負ける可能性だって上がるかもしれませんが、
その原因が陳宮である事に対しては、実感が湧きません。
逆に、呂布を亡くした事で陳宮が心を見出すのは
よく分かるんですけどね……。



曹操の前に陳宮が引っ立てられた後の展開は
見ていて面白かったです。
特に、陳宮の涙云々の話。
陳宮は、曹操の答えを聞いて涙が止まってしまったのに
彼が完璧過ぎて面白くないと答えたり、
劉備に対してはその甘さを指摘したり……と
最後の最後でオイシイ場面が用意されていたと思います。
問答を用意してくれてありがとう云々の礼の言葉も
大変良かったです。
この回で、陳宮に対する私の好感度は一気に上がりました。

私は特に、ここ数回の放送〜今回の劉備について、
彼のヘラヘラしているところが
ちょっと鼻についていたので
陳宮がぴしゃりと言ってくれて良かったです。
これで、劉備を助ける為に亡くなってしまったご老人も
少しは浮かばれると思いました。



さて、その戦いですら利用した呂布を倒した事で
曹操軍は更に強くなったわけですが、
この後からいよいよ劉備に敵対されるようになるのでしょうか。
今のままじゃ、劉備は力不足の感じがするのが否めないので
(口ばかり達者で、実力が追い付いてない)
そろそろ彼には本格的に変わってほしいなと望みます。
また、話の展開上、仕方がなかったと思いますが
ここのところ、曹操がちゃんと活躍していないので
主人公らしい彼の勇姿を見たいなと思いました。



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感想は以上です。


第23話「天意と雷鳴」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-09-09-1


2009-09-02 11:25  nice!(0)  コメント(0) 
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