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感想:アニメ「タイタニア」第16話 反撃の烽火*ネタバレあり [アニメ感想]

田中芳樹先生の小説を原作としたアニメ「タイタニア」の
第16話「反撃の烽火」の感想です。
私は、この感想を書くにあたり、
原作の小説を全て(第3巻まで)読んでおり、
アニメも第18話まで視聴済みです。
以下の感想には、先の展開も含めたネタバレがありますので
未視聴の方は閲覧にご注意下さい。


前回の第15話「一粒の麦のごとく」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-05-3
原作の小説の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-03-2

アニメ版の感想記事については、他の作品も含めて
URLを下記ページにまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-9


────

薄い食パンですら奪い合うほど困窮している
正直じいさん号の話がメインになっています。
タイタニアでは、ファン・ヒューリックを公敵として認め、
ザーリッシュに正式な討伐命令がくだったわけですが……
それを知らない彼らは、呑気と言えば呑気です。

ライターの件で身バレ&計画バレするマフディーに、
仇敵と会うミランダ&カジミール船長夫妻……と、
次回に繋がるエピソードが挿入されていました。
また、皆の行動も、
タイタニアの警備状況を探るという、次回の為のものでした。
なので今回は、感想として語るべき事はあまりないのですが
──それまでだらだらとした雰囲気だったのに、
ファン・ヒューリックが合流した途端、
彼らがいきいきとするようになったのは、外せません。
本人はあまり望んでなさそうですし、
無意識での事なのでしょうが、
やはりファン・ヒューリックは
反乱軍に属する者に勇気を与える人間なんだと
改めて強く感じました。



五家族会議の最後の最後で
ジュスランの発言に重きが置かれていたのが
興味深かったです。
こういう場面を、野心溢れるイドリスが何度も見ているなら
彼がジュスランに対して警戒心を抱くのも
(ジュスランが次期藩王として認められるのではないかと懸念して)
仕方がない事だと思えます。
でもそれは、普段からジュスランが
アジュマーンに信頼されている事も関係しているでしょうが、
逆にイドリスが、他の三人の藩王候補を無駄に煽ったり、
彼らを不利にするような策を平気で口にしたり……といった事を
数多くしてきたからですよね。
イドリスが他人を貶めるのではなく、
純粋にタイタニアの事だけを思って行動していたなら、
「四人の藩王候補の中では一番若いのに、よくやっている」と
正しく評価されていたはずです。
今のイドリスは、謀略に長けている点を
皮肉や失笑が含まれた上で
「よくやっている」と評価されていますからね。
ここぞという時に皆から軽んじられるのは
自業自得だと思います。

ファン・ヒューリック討伐に成功すれば、
目立った戦功を挙げられる分、
ジュスランの進言でザーリッシュに負けたイドリスは
物凄く悔しかったでしょうね。



────

感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの第17話「高すぎた身代金」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-05-5

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-08-05 13:49  nice!(0)  コメント(0) 
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