さくらもちモチ

感想：アニメ「もやしもん」第2話 三億円の農大生*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「もやしもん」の第２話「三億円の農大生」の感想です。

ネタバレを含みますので、未視聴の方は閲覧にご注意下さい。
私は原作の漫画を読んでいません。


前回の第１話「農大菌物語」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-05-9

各話の感想記事のURLは、他の作品も合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-03-7


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この話を見ると、
「あぁ、部屋を掃除しよう！」「風通しをよくしよう！」と
本気で思います。
それぐらい、二人の先輩──ヒゲやデブもとい
美里先輩と川浜先輩の部屋の印象は、強烈でした。
その前にあった、
多過ぎるヒオチ菌に視界を遮られて
沢木が校内の廊下を歩けなくなっていたり、
まるで強風のように大量なヒオチ菌を彼が浴びたりしたシーンにも、
並々ならぬインパクトがありましたが、
二人の寮の部屋での菌描写は、それ以上でした。
なんと言うか……あれを見ると、必ず本能が刺激されます。
私は潔癖性じゃないのに、
一時的にそうなった気になります。
もし、私が作中のキャラクターだったら、
最高レベルとも言えるあの汚さを思うと、
菌が見えなくても、絶対に中には入りません。
（靴を脱ぎたくないし、座りたくないし、寝たくもない。
物も食べたくない、息も吸いたくない……）
あれは本当に駄目です。
この後の回で、及川さんがスプレーをまき散らしますが、
彼女の心境はよく分かります。



美里先輩と川浜先輩については、当初、私は苦手でした。
何故かというと、二人が沢木の特性を
金儲けの手段にしようとしたからです。
当の沢木はそうでもないですが、
結城も当初は、この二人に対して
あまり宜しくない印象を持っているようだったので
彼も私と同じ気持ちでいたんだろうなと思います。
尤も、結城の場合、
この二人はヒオチ菌を増殖させた天敵なので
そういった意味での嫌悪感もあったかもしれませんが……。

あ、この感想は、あくまでこの回のものなので、
既に最後まで見ている今は違います。
（この感想は、最後まで見た上で最初から書いています）
後の回で
沢木がこの二人と本当に仲良くなっていくのを見て
彼らも根は良い人なんだと認識し直しました。



「菌が見える」という自分の能力を
美里先輩と川浜先輩に全く疑われなかった件について、
沢木が秘かに喜んでいたのが
ちょっとせつなかったです。
アニメや漫画、小説に映画……の世界において、
平凡な日常で特殊能力を持つキャラクターは
総じてこういう事が起こりやすいですが、
沢木も周囲に理解されるまでに時間が掛かったんでしょうね。
そして前回、長谷川さんによってなされたテストも
あそこまで細かい事は初めてだったでしょうが、
似たような（もっとレベルの低い）事は
決して珍しくなかったのではないかと思いました。

尤も、美里先輩と川浜先輩が沢木の能力を疑わなかったのは、
そうする余裕がないほど
金銭的に困っていたからだと思いますw
勘違いが元とはいえ、良い出会いになったようで
良かったです。



私は日本酒が大好きなので、
ヒオチ菌の存在はとりあえず知っていました。
沈静化に灰が有効という点も
他の作品で見聞きしたような覚えが辛うじてあったので、
なんだか懐かしい感じがしました。



この話は、当の沢木（と結城）は違うのに、
周りの人間全員が、その能力をお金に換算しているのが
興味深いです。
沢木の「菌が見える」能力が
透過型電子顕微鏡一式に相当するという説明にも
リアリティがあったと思います。

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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第３話「菌でかもすぞ！」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-06-3

宜しければ、合わせてどうぞ。