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感想:大河ドラマ「天地人」第31回 愛の花戦*ネタバレあり [NHK大河ドラマ感想]

NHKの大河ドラマ・天地人
第31回「愛の花戦」の感想です。
ネタバレを含みます。


前回の第30回「女たちの上洛」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-26-7

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-07-4


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前回の最後に流れた次回予告と、今回のタイトルで
放送を見る前からまたもや嫌な予感がしましたが
それが当たりました。
今回も女性陣がメインの回でした。



北政所が菊姫とお船を茶々に紹介するシーンがあったのは
構いません。
でも、その後は要らないと思います。
花集め云々のシーンをやるなら
冒頭の一揆制圧を丁寧に描いてくれれば良かったのに……。
またしても戦いのシーンはなく、
百姓が捕らえられている場を
景勝と兼続がちらっと見るだけで終わりました。
ここは、景勝が胸を痛めているという
人道的なシーンなんですから、
長く描いたって、損は無かったと思うのですが。

菊姫が北政所に対して、
余計なお世話と言わんばかりに突っぱねていましたが
これ、当時の上杉家の立場を考えたら
豊臣家に対して物凄く失礼ですし、あり得ない事ですよね。
いくら彼女が武家の名門・武田家の血を引いているとはいえ
当時の豊臣家の栄光を考えれば
(聚楽第を作った後なので、一番強い時期)
菊姫は北政所の許可を受けなければ
面すら上げられないはずです。
あれでは、まるで菊姫が北政所に
対等の関係を求めているようでした。
北政所も、詫びたのは大人らしい態度として良かったですが、
あそこまで申し訳なさそうにする必要はなかったと思います。



北村一輝さん演じる景勝は、
今回の中盤から髭を生やしていました。
……なんだか、その辺の村にいる野武士のようで
奇妙な感じがしました。
失礼ながら、あまり似合ってませんでした。
でも、菊姫と久し振りに対面した時の演技は良かったなぁ。
上座に腰を下ろして、矢継ぎ早に菊姫の近況を聞いていた時は
眉を寄せて怖い顔をしていたのに、
菊姫から「お会いしとうございました」と言われた瞬間に
眉間の力がフッと抜けたのが見えました。
再会のシーンそのものは要らなかったと思いますが
(こんな事を言っていたら
今回は九割ぐらい要らないシーンだったのですが)
あった中では、良かった方だと思います。

松方弘樹さん演じる徳川家康が今回も出てきました。
先日、天地人のムック本を読んだ時に
(シナリオを元にした小説が掲載されている本)
松方弘樹さんのインタビューにも軽く目を通しました。
家康のコンプレックスとして
頭のてっぺんにあるコブを布で隠しているそうで、
それがこれだったのかと、納得しながら見ました。
家康が秀吉を破って天下を取ったら
彼はこの布を取るそうなので、
その日が来るのを楽しみにすることにします。

さて、深田恭子さんの茶々ですが、
良いのか悪いのかがさっぱり分かりません。
良くも悪くも“深キョン”の演技をしていますよね、彼女は。
木村拓哉さんもそうですが
彼女は何を演じても同じになってしまう。
役が変わっても、演技が全然変わりません。
でも、制作側はそれを分かっていて
彼女を起用したのでしょうから
これが彼らの求めていた茶々なら
視聴者は文句のつけようがないです。



────
感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの第32話「世継ぎの運命(さだめ)」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-09-7

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-08-02 21:09  nice!(0)  コメント(0) 
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