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感想@アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」第弐拾壱話:ネルフ、誕生*ネタバレあり [アニメ感想]

新世紀エヴァンゲリオンのテレビシリーズの感想です。
今回は、第弐拾壱話「ネルフ、誕生」について書いています。
ネタバレを含みますので、未視聴の方は閲覧にご注意下さい。


前回の第弐拾話「心のかたち 人のかたち」の感想記事はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-31-10

「新世紀エヴァンゲリオン」の各話の感想記事のURLは、
こちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-02-2


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現在、新劇場版「エヴァンゲリヲン:破」の公開に合わせて、
日本テレビでテレビシリーズの再放送が行なわれています。
放送日が不定期なのと、時間帯がとんでもなく遅い事から、
家にあったDVDを見て、感想を書いています。
02.jpg
尚、ご存知の方もいらっしゃるでしょうが
DVD版はテレビ放送と一部が異なります。
(映画「DEATH&REBIRTH」で使われたシーンが追加されている)



副司令である冬月の目線で語られる、過去回想です。
これまでの回で、度々、名が挙げられていたものの
まともな出演がなかった
シンジの母・碇ユイが出てきます。
碇司令がうさん臭いww
正直、これでよくユイさんが結婚してくれたなぁと思います。
尤も、彼女の目には本当に
「彼はかわいい人」として映っていたのでしょうが……。
副司令でなくても、
二人の恋愛、結婚には、つい眉を寄せてしまうと思います。



赤木博士(リツコさんのお母さん)の話は、
なんか生々しいので苦手です。
男女に限らず、
何歳になっても恋愛をしてもいいと思うのですが、
リツコさんの目線で赤木博士を見ると、
やはり、母親が父親以外の男に夢中になっている図には
多少なりとも抵抗を覚えてしまいます。
赤木親子は、母一人子一人という設定らしいので、
これでは、私が赤木博士に恋愛をするな!と強いる事になり、
彼女に対して失礼なのですが……。

碇司令にしてみれば、MAGIシステムという
他に類を見ない強力な“切り札”を作らせる為に
赤木博士の協力は絶対に必要だったので、
完成までの間は、彼女から望まれるままに
恋人の役割を精一杯務めていたんでしょうね。
目的遂行の為なら、何をどう演じる事も
きっと苦ではなかったでしょうから。
後はMAGIに電源を入れるだけになった今、
彼女はレイが言っていた通り
“ばあさんは用済み”となったわけで。

碇司令にしてみれば、赤木博士が亡くなった事は
物凄く好都合なんですよね。
もし赤木博士がずっと生きていたら、
MAGIを正しく使う為に
(赤木博士に悪用されない為に)
彼女の機嫌を取り続ける必要があります。
もし、それを損ねたら、MAGIを人質に取られる場合もあります。
ネルフから追い出したら
日本政府などに彼女が奪われるかもしれません。
碇司令にしてみれば、元々、彼女に愛情はないですし、
余計な努力もしたくないはずなので、
あのタイミングでの赤木博士の死は
彼にとって願ってもない事だったと思います。




子供のレイは、見ていて怖いですよね。
三人目の彼女は
よく分からないまま放送が終わってしまいましたが、
よく二人目があんなに魅力的に育ったなぁと思います。
そして、その子供のレイが初登場するのが
2010年なんですよね……。
なんか感慨深いです。

そして、過去が意外だったのがミサトさん。
これまでもよく喋る人だと思いましたが、
ミサトさんは、喋る事でATフィールドを展開する人なんですね。
無理をして気丈に振る舞い、明るいところを見せるのが、
かつてのミサトさんの処世術だったのかなと思いました。
今は、初めてシンジを迎え入れた時みたいに
「今のは、ちと、わざとらしかったか」と
自分を振り返る余裕がありますが
昔はそうでなかったかもしれません。
ミサトさんの過去については、
リツコさんの視点で語られていたので
難しいのでしょうが
声を出せなかった頃の彼女が、
何をきっかけにして声を出せるようになったのかも
知りたかったです。



加持さんの死については、
当時も「誰が殺したんだ」と話題になっていました。
彼が、気さくそうに「久し振り」と言っていることから
知人だったり友人だったりするのは
間違いないんですよね。
そして、スパイ活動なんて止めておけば
こうして殺される事もなかった加持さんですが、
きっと彼は、真実を知りたかっただけだと思います。
あまりにも秘密にされている事が大き過ぎるので、
片方の組織に所属するだけじゃ
情報が足りなかったんでしょうね。

加地さんが持っているネルフのカードを模したテレカも
ありました。
03.jpg



ミサトさんが、電話の留守電機能で
加地さんの死を知るシーンは
今も見ていて辛いです。
ミサトさんがこんなにも感情を爆発させたのは
シンジがLCLに取り込まれた時以来でしょうか。
思わずシンジが毛布を被ってしまったのも、
大泣きしているミサトさんの生々しい感情を
感じたくなかったからかもしれません。
ここでミサトさんを慰められる気概があれば、
シンジは男として格好良いのに……。



これはDVDに限りますが
(テレビ放送には無いので)
冒頭の、セカンドインパクト時における
南極研究施設内の描写がとても好きです。
ついつい必死に耳を澄まして、
皆が何を言おうとしているのかを
聞き取ろうとしてしまいます。





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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第弐拾弐話「せめて、人間らしく」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-01-2

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-07-31 23:31  nice!(0)  コメント(0) 
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