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感想@アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」第拾話:マグマダイバー*ネタバレあり [アニメ感想]

新世紀エヴァンゲリオンのテレビシリーズの感想です。
今回は、第拾話「マグマダイバー」について書いています。
ネタバレを含みますので、未視聴の方は閲覧にご注意下さい。


前回の第九話「瞬間、心、重ねて」の感想記事はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-29-6

「新世紀エヴァンゲリオン」の各話の感想記事のURLは、
こちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-02-2


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良くも悪くも、使徒襲来に馴れつつある頃のお話です。
アスカが修学旅行に行きたがったのは勿論ですが、
ネルフ内部でのだらだら感も凄いです。
これが、世界の命運を賭けた最前線の基地かと思うと
非常に不安になりますね。



そのアスカが頑張る回です。
時折、弱気になるところを見せつつも
アスカはプライドの高さに見合う実力を発揮します。
任務の遂行前に、シンジがちょっと気重そうに
「どうせまた僕が乗るんだろうな」と心の中で呟きますが
任務に命の危険が必ず伴う以上、
これは誰もが積極的にやりたい事ではないです。
でも、エヴァに乗る事でしか自らの存在意義を主張できないアスカと、
エヴァに乗る事でしか自分以外の世界と繋がる事ができないレイは
進んで乗ろうとします。
つまり、別にエヴァに乗らなくても、
個人として存在している実感を得られる上に
他人とも繋がりを持てるシンジは、
やはり“エヴァに乗りたくないなら乗らなくてもいい”人間
という事になります。
これまでの感想でも散々書いてきましたが、
それでもシンジは乗るんですから
やはり彼には“乗りたい”との意思があるんだと思います。



熱膨張の話が前半に出てくるのは、ちょっとわざとらしいですが、
テレビシリーズを見て本格的にハマっていた当時の私は
「上手いなぁ」と思っていました。
この部分は、戦闘で熱膨張の理論を使うと決めた上で
敢えて前半でこの単語を出しているので
上手くて当然なのですが……。
こちらも、シンジたちが勉強したばかりの事が戦闘に繋がっている
=使徒に関する任務が日常化している事の表れの一つだと思います。



一度は死を覚悟した後だからか、
身体を張って助けに来たシンジに
アスカが「無理しちゃって……」と呟くシーンが、
無理をしない彼女の本来の姿のように思えて
とても愛おしいです。
もし、頑張る必要がない場所にアスカが身を置く事ができていたら、
言動に毒を含まない子になっていたと思います。





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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第拾壱話「静止した闇の中で」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-30-2

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-07-29 23:04  nice!(0)  コメント(0) 
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