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感想@アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」第九話:瞬間、心、重ねて*ネタバレあり [アニメ感想]

新世紀エヴァンゲリオンのテレビシリーズの感想です。
今回は、第九話「瞬間、心、重ねて」について書いています。
ネタバレを含みますので、未視聴の方は閲覧にご注意下さい。


前回の第八話「アスカ、来日」の感想記事はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-28-6

「新世紀エヴァンゲリオン」の各話の感想記事のURLは、
こちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-02-2


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戦闘における作戦のテーマでもある“ユニゾン”が
話全体の主題ともなっている回です。
これでもかというぐらい、多々のシーンで
シンジとアスカの言動が同調しています。
また、時々違う部分も存在しているのですが、
それが逆に、同調している部分を強調している作りになっています。
ここまで徹底していると、見ていて清々しいというか
「凄いなぁ」との感嘆の言葉しか出ません。

また、戦闘の見せ方も非常に上手いと思います。
二回目の、まるで体操競技を見せられているような演出も
拍手を贈りたいほどの素晴らしさがありますが
その前にある、初回の戦闘の後日談のシーンも凄いです。
この話での戦闘のメインは、勿論、二回目です。
とはいえ、一回目にも意味があるので
二回目を生かした上で、
普段の回ではなかなかできない実験的な意味合いを少々込めて
作られているのだと思いました。
実際、他の回のように
“こうこうこうなって、敵によって倒されました”というのを
動画で順々に見せられるより、
一旦区切られた後で、しかも静止画で表わされた今回の方が
インパクトがあります。
(いくら素晴らしくても、さすがにこれを毎回やっていたら
二度目以降は珍しくなくなり、強調としては失敗するので、
一回ならではの作りだったと思います。)
この場合、視聴者への説明が全然足らなくなりますが
ご覧の通り、
この後日談は報告という形式で示されています。
なので、説明を無理なく入れる事にも成功しています。



そして、新キャラであるアスカをシンジ達と同居させた事で、
彼女の日常をよく見せています。
以前の感想にも書きましたが、
綾波レイが秘密を多く持つキャラクターであるのに対して
(だからレイの日常も最後まであまり描かれていない)
アスカは、シンジやミサトさんと同様に
幾つもの他愛のないエピソードやシーンを重ねていき、
素の部分をあけすけに視聴者に見せる事で
深みを出していくキャラクターなので
この同居は必然だったと思います。



偉そうに居丈高になったり、ちょっと弱気なところを見せたり、
拗ねたり、奮起したり……と、アスカの魅力が満載でした。
昔から好きな話なので、
今回も、この話を好きだった自分を思い出したのも含めて
最後まで楽しめました。
エヴァ二体を“犬神家”にしたのは、本当に凄いと思います。





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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第十話「マグマダイバー」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-29-7

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-07-29 22:03  nice!(0)  コメント(0) 
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