さくらもちモチ

感想@「東京マグニチュード8.0」第1話：お台場、沈む*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「東京マグニチュード8.0」の第１話「お台場、沈む」の感想です。
ネタバレを含みます。


各話の感想記事のURLは、
他のアニメ作品と共にこちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-27


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地震・被災アニメ！
としか前情報を入れてない状況で、視聴しました。



地震が起こる前の回想として、
主人公の未来が「（成績が）撃沈」と言っていたり
十年後の自分を書く“未来レポート”が
学校の宿題として出されたり、
小学校の裏庭にマロニエを弟と一緒に植えたり……と
これでもかとイミシンなシーンが流されました。

マロニエは、小学校の建物が崩壊しても育っているとか、
弟や、弟の友だちが怪我をしても（最悪、亡くなっても）
それだけは元気でいるというような、
泣きのエピソードとして今後で使われる気がします。
実際、初回である今回のラストで
トイレに行ったきりの弟と別れたまま被災してしまいましたし。



未来ちゃんの口癖は、「フツー」なのかな。
いかにも現代っ子って感じです。
何に対しても無気力で怠惰、
プライドを傷つけられるのが嫌なので、
些細な事で怒られると、すぐに拗ねて怒ります。
弱いものに八つ当たりもします。
でも、自分の欲求だけは通したい我が儘を持っています。
自宅のリビングの床にお菓子の屑を放置したままでいたり、
洗濯物？らしきものが床に山積みになっていたり……と、
未来はだらしがない上に、ちょっと嫌な子のようです。
私は、お父さんにしても、
子供の夕食の時間が遅くなるのを母親に注意するくらいなら
自分が作ればいいのに……と、思ってしまいました。

弟の悠貴がいい子だから、未来が余計に嫌な子に見えます。
「子供扱いしないでよね」って
子供ならではの台詞ですよね。
また、未来は「なんで苛々するんだ」とトイレで思わず呟きますが
そうした要因が自分にあるのが分かってないのも
子供ならではでした。



この作品は、
自分や、自分を取り巻く環境（家や学校）に不満を持つ
ごく普通の少女が
被災したのをきっかけに
家族や家の有難味を痛感する話なんでしょうか。
とても在り来たりですが、この話は、
“被災時にはどのような出来事が起きるか”と
“被災した時、人はどうしたら良いか”を
視聴者に提示するのも主としているはずなので、
主人公の性格や家庭には奇抜さは必要ないのかもしれません。



正直に言うと、未来は好きなキャラクターではないですが、
被災後の彼女の行動には興味があります。
来週が楽しみです。





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続きの第2話「壊れる、世界」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-17

宜しければ、合わせてどうぞ。

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