SSブログ

感想:大河ドラマ「天地人」第24回 戸惑いの上洛 *ネタバレあり [NHK大河ドラマ感想]

NHKの大河ドラマ・天地人 第24回「戸惑いの上洛」の感想です。
ネタバレを含みます。


前回の第23回「愛の兜」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-07-5

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-07-4


────

今回は、音楽と演出がいつも以上に酷かったです。
良いところを見つけるのが難しい……。
どうしたんだろう。
なんか今回は、はっちゃけてました。
勝手気ままにやっちゃいました!的な言葉を
聞いたような気になりました。
「戸惑いの上洛」じゃなく
「戸惑いの視聴者」というタイトルに変えても平気だったと思います。
そして、大河ドラマという冠じゃなく
「ホームドラマ・天地人」に変えた方が良いですよ。本当に。



まず、上杉が上洛した際に
京の都の人々の関心を集めるシーンですが
この頃の識字率ってそんなに高くないはずですよね。
平仮名ならともかく、
市井に気楽に出られる人で漢字の“愛”を読める人は
なかなかいないと思います。
また、この時の分割シーンは……
大河ドラマにしては斬新な演出かもしれませんが
意味は全く無かったように思います。
私も、視聴しながら一生懸命に考えてみたのですが
分割した事でそれぞれの画面を小さくする=粗を目立たなくする利点しか
思い付きませんでした。

上洛後、景勝達が秀吉の誘いを受けて大坂城の天守閣に上る直前、
城も含めた周辺の図が少しだけ出たのですが、
こちらも酷かったです。
以前の回にも出た、模型を元にしたCGだったのですが
もう安っぽい安っぽい。
あれならいっそ出さない方がましじゃないかと思えるぐらいに
子供だましな出来でした。



石原良純さんが演じられた福島正則も、かなり酷かったです。
私は、福島正則という武将にあまり思い入れはないのですが
好きでなくとも「ちょww」と苦笑いをしてしまう描かれ方でした。
宇津井健さんが演じられた前田利家はまだマシだったので、
これは穿った見方ですが、
石原良純さんが演じるからああいう役でも良いとされたのではないかなと
ついつい思ってしまいました。

最後の、出社拒否をするみたいな景勝の耳鳴りにも
ツッコミどころが多いと思いました。
せっかく北村一輝が頑張ってらっしゃるのに、あれはないです……。
役者さんがかわいそうだ。



音楽は大変失礼ながら、全般的に「ないな」と思いました。
ごめんなさい、あれが大河の音楽とはとても思えません。
でも、今回は色んな意味で普通でない大河なので、
そういう意味で、この大河にあの変な曲は合っているのかもしれません。
私は正統派な大河ドラマが好きなので、
今回使われていた曲は好きじゃありませんが。



とはいえ、良かったなと思う点も珍しく思いました。
お涼役の木村佳乃さんです!
お涼自体が別に要らない役……というのは置いておくとして、
木村佳乃さんは爽やかで、適度に色っぽくて、良かったなぁ。
常盤貴子さんも頑張ってらっしゃいますが、
お船は木村さんでも良かったんじゃないかなと思えました。
彼女に聡明な役は、やはりハマりますね!

そして、富司純子さんが演じられた北政所。ねねですね。
彼女が景勝にぴしゃりと言うシーンも、大変良かったと思います。
うだうだしている景勝の気持ちもよく分かりますが、
私も「腹括ったんだからちゃんとして!」と言いたかったので、
彼女が景勝を諭してくれて、少しホッとしました。



────
感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの第25話「天下人の誘惑」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-23-5

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-06-14 21:51  nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。