SSブログ

感想@アニメ「夏目友人帳」 第6話「水底の燕」*ネタバレあり [アニメ感想]

再放送中のアニメ「夏目友人帳」の感想です。
今回は第6話「水底の燕」です。
ネタバレを含みます。

第2期(続 夏目友人帳)からハマったので
この1期、そして原作の漫画はほとんど見ていません。

前回の第5話「心色の切符*再放送」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-04-1

各話の感想記事のURLは、下記のページでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-08-2


────

今回は、前回の感想の最後にも書きましたが
CDドラマ「ダム底の燕」で聞いた事がある話でした。
また、原作の単行本も、この話ではざっと立ち読みをしています。

とにかく、燕が健気で……。
最初、夏目を襲おうとしたシーンが印象的だったので、
「悪い妖怪?」と思ってしまいましたが、
燕にしてみれば、通りすがりの夏目に取り憑かなければならないほど
必死だったんですよね。
燕は、夏目とその男を追うようになってから、
徐々に力を無くしていきながらも弱音を吐かなかったり、
男に気付かれる事はないのに、懸命に話し掛けていったり……と、
とにかく頑張っている姿が健気過ぎて、たまりませんでした。
また、ああやって無我夢中になっている燕が頼りにした人間が
夏目で良かったなぁ。
正直、田沼君のような中途半端な能力じゃ、
燕の存在に気付くどころか、彼女の力には絶対になれないですし、
名取さんみたいに「妖怪は敵」と認識している人では、
冷たく放置されて終わったのではないかと思います。



夏目が、自分を頼ってくる妖怪に対して、
まるで人間に接するように優しく親身になるのはいつもの通りですが、
そんな夏目に引き摺られて、
愚痴をあれこれとぼやきながらも彼の手助けをするニャンコ先生も
いつもの通りです。
夏目の傍にいるのがニャンコ先生で本当に良かった。
たとえば、名取さんと柊みたいに絶対的な上下関係で結ばれているなら、
名取さんが「自分を助けろ!」と言えば、式である柊は絶対に逆らえないので
それに従うわけですが
(尤も、名取さんはそんなつまらない事で式を使わないはずですが)
夏目もニャンコ先生に安易に縋らないし、
そういう真面目な夏目の気概を買ってか
ニャンコ先生が勝手に夏目を助けているのが好きです。

そう、こうやって感想を書いていて初めて自覚しましたが、
私はこの一人と一匹の適度な距離感が好きみたいです。
ニャンコ先生は主に食べ物で夏目に甘えてしまうけれど、
これは愛嬌の範囲だし、その我侭っぷりが逆にかわいいです。
仮に、ニャンコ先生が「久し振りに人間を食べたい」と本気で望んだら
洒落になりませんが、
冗談でこそ言う事はあっても実行はしないとの線引きが
ニャンコ先生の中でなされているのが感じられるのも、好きです。
また、ニャンコ先生が早く友人帳が欲しいと言いながらも
夏目と一緒にいられる短い年月
(寿命が長い斑にしてみれば、本当に短いはずなので)を
惜しみなく楽しんでいるらしい様を見るのも、好きです。
ベタベタにお互いが甘えまくっている共存ではなく、
相手の存在や考えを大事にした上で成り立っている友人関係が
好きで好きでたまりません。
その結果、今回は燕に幸せな思いをさせられることができて、
本当に良かったです。


次に燕が目覚めた時、
もしかしたら夏目はこの世にいないかもしれません。
でも、妖怪達がレイコとの日々を忘れないように、
燕や他の妖怪達も、夏目と会った日々を昨日のように思い返して
彼に会いに行くのかなぁと思ったら、
少し泣けてきました。






────
ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます
にほんブログ村

続きの第7話「子狐のぼうし」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-25-5

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-05-18 16:18  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。