さくらもちモチ

感想@アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」第7話 隠された真実*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」の感想です。
今回の第7話は「隠された真実」です。

ネタバレを含みます。

前回の第６話「希望の道」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-10-7

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-7


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本の虫・シェスカの初登場回でした。
エドやアルの反応を含めて、ギャグ調で大袈裟な演出が鼻につきましたが、
彼女の元々の設定が凄いので、やっぱり面白かったです。
本を読むのが大好きで、それを記憶しているのも苦にならない彼女なんて、
本当に凄いですね！
そして、それだけの才能を持ちながらも、周囲に知られていなかったこれまでは、
まさに宝の持ち腐れというか、勿体ない状況だったんだなと
改めて実感しました。

図書館ごと資料を焼かれて戦意喪失
→でも、シェスカによってマルコーのレシピを復元！やる気も復活！
→無事に解読できたけれど……という流れには、
初見の視聴者も、エルリック兄弟と同様に一喜一憂したかと思います。

再就職先を求めていたシェスカが
ヒューズの元に行くくだりは、見てて嬉しくなりました。
でも、やはりその後の展開はきつかったです。
“賢者の石”が複数の人間の命である事が明かされるシーンは、
私も胸糞が悪くなりました。
エドが、口元を手で抑えているのが印象的でした。
吐いてはいないけれど、思わずそうしてしまうほど
彼が嫌悪感を抱いているのだと、よく伝わってきました。

これで、エルリック兄弟は、
己の欲の為だけに賢者の石を欲する事ができなくなりました。
今まではがむしゃらに賢者の石を探すだけでしたが、
今回を持って、それを終える代わりに、
真実の奥に潜む本当の真実を解きあかそうと必死になります。
いつだったか……この話よりも大分先ですが、
原作ではアルが自分の身体を取り戻す事に関して、
「他人の命を犠牲にしなければいけないのなら
自分の身体を元に戻せなくても構わない」と
きっぱりと言うシーンがあります。
アルは、この時だけこう思ったのではなく、
おそらく、この事実を知ったこの回からずっと
こう思うようになっていたのではないでしょうか。
また、エドも、言葉にこそしていませんが、
アルの身体や自分の腕に対して同様に思うようになっていたのではないかと
想像しています。



暗いだけで終わってしまうと本当に辛い話ですが、
今回に限らず、アームストロング少佐の言動は救いですね。
ロス少尉とブロッシュ軍曹の会話も和みます。
今回の放送の最後で出てきた第五研究所の一件の後、
ロス少尉には不幸な出来事が起こりますので、
彼らの会話や心配っぷりを楽しめるのは今だけだなぁと思うと
淋しくなってしまいます。



第五研究所への探索を行なう前に
エドがアルに「怖くて言えなかったこと」があると明かしました。
ここで、具体的な内容を明かされなかった事が大きく響いてきますので、
原作未読の方は来週・再来週は必見です。
特に、これによってアルが持つ羽目になった重大な疑問は、
ハガレンという世界を楽しんでいた読者には
結構、衝撃的だったと思います。
私も、最初に原作の漫画を読んだ時は、そういう可能性がある事に驚き、
また、それについて全く疑わなかった事はアルと同様だったので、
（エドがそういう事をしないと分かっていても）
少し呆然としてしまいました。



さて次回は、その第五研究所での戦闘が主になるようです。
共闘ではなく、それぞれがそれぞれの場で別の敵を相手にするので、
緊張感と迫力がある戦闘シーンになるといいなぁと思っています。





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続きの第８話「第五研究所」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-24-7

宜しければ合わせてどうぞ。