さくらもちモチ

感想@ドラマCD「戦國ストレイズ」*ネタバレあり　[ドラマCD・声優CD感想] [編集]

ＣＤ「戦國ストレイズ」の感想です。



キャストは
草薙かさね：斎藤千和さん
織田信長：鳥海浩輔さん
丹羽長秀：立花慎之介さん
佐々成政：神谷浩史さん
前田利家：小野大輔さん
織田信行：宮野真守さん
木下藤吉郎：遊佐浩二さん
河尻秀隆：内田夕夜さん
毛利新助：柿原徹也さん
服部小平太：鈴木達央さん
草薙虎徹：喜多村英梨さん
草薙正宗：相田さやかさん　　　　　です。

下記の感想にはネタバレを含みます。
原作の漫画は未読です。


BL以外のドラマCD/ラジオCD/声優さんの企画CDの感想記事は
こちらの一覧ページでまとめています。
【感想一覧：ドラマCD・声優CD】
（BLCDに対する感想記事の一覧はこちら【感想一覧：BLCD】）


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この作品を聴く前に、
同様に原作を知らない「BRAVE10」を聴いて
お話を楽しめなかった事に対して悔しさを覚えたので、
こちらも駄目かなぁと多少不安になりながら、聴き始めました。

結果から言いますと……平気でした！！

色々とツッコミどころはありましたが、
最初から最後まで普通に聴けました。
ヒロインというか、主人公のかさねちゃんが
私にとって許せる（聴ける）キャラクターだったからだと思います。

かさねちゃんは、終始どたばたしていて
落ち着きがないキャラクターですが、
女々しくないというか、サバサバしている性格が出ているからか、
その煩さがあまり気になりませんでした。
もうちょっと落ち着いた方がいいよと勧めたい反面、
（これはタイムスリップものに多い展開ですが）
順応性が高過ぎる事が羨ましくなりました。
一応、とんでもない事態に対して動じてはいましたが、
あっさりと物事を受け入れ過ぎです。
でも、男の人に守られるのではなく、
戦おうとする気概を見せてくれるのは、良かったと思います。
実際の戦と、ああいう試合は全く別物なので、
このＣＤドラマで描かれなかった部分の原作では、
かさねちゃんの葛藤も出てくるような気がしました。



冒頭や途中において、
かさねちゃんのモノローグによる説明が行なわれます。
おそらく、漫画では丁寧に描かれている状況説明の部分を
こういう方法で端折ったんだと思います。
この話は、かさねちゃんが戦国時代に飛んでから始まるので、
余計な部分に尺を取らなかったのは良いと思います。



信長の配下にいる武将は
メインとして挙げるには人数が多いので、散漫な感じはします。
でも、彼らが信長の元でがやがやと楽しく騒いでいる図は
楽に想像できました。
ただ、一揆が起きた後の顛末は、ちょっとどうかなと思いました。
その規模がどのくらいかは分かりませんが、
一つの村以上なら、よほどの蓄えがない限り、
織田の台所事情はとてもきつくなると思います。
それに、当時は今以上に天候の変化で収穫が大きく変わったので、
土地を変えたからといって、すぐに事態が好転するわけでもありません
──って、フィクションに対して真面目に語る必要はないですよね。



原作を読みたい！と興味をそそられる事はありませんでしたが、
最後までそれなりに楽しく聴けたので、良かったです。

声優さん目当てだと……
主人公のかさねちゃん役の斎藤千和さんは、
ご本人が収録後のフリートークでおっしゃっているように、
とにかく喋りまくっています。
その一方で、他の男性キャラクターはそれなりの量しかないです。
（登場人物が多いので仕方がないですね）
あ、でも、このフリートークは
本編よりも面白かったです。
宮野さん、いいキャラクターだなぁ。好きです。





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