さくらもちモチ: 機動戦士ガンダム00セカンドシーズン第5話「故国燃ゆ」再放送*ネタバレあり: SSブログ

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機動戦士ガンダム00セカンドシーズン第5話「故国燃ゆ」再放送*ネタバレあり　[ガンダム00：アニメ感想] [編集]

現在、TBSの地上派テレビでは
ガンダム00セカンドシーズンの再放送が行なわれています。
最後の第25話まで見た上で、改めて感想を書いています。

今回は、第5話「故国燃ゆ」の簡単な雑記＆感想です。
*日曜午後５時の本放送時も感想を書いていました。
その時の感想はこちら（非常に長文です）
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2008-11-05

前回の第4話「戦う理由*再放送」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-04-23-1

ガンダム00のアニメ感想記事のURLは
ドラマCDやゲーム等の感想記事と合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
【機動戦士ガンダム00：アニメ・ＣＤ・ゲーム感想一覧】

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今回は、何といっても沙慈の脱走です。
地味な展開ですが、彼にとっては大きな転機でした。

せっかくセルゲイ大佐と話せる機会があったのに
沙慈が彼から何も学べてないのが残念ですが……。
沙慈は、自分を尋問した軍人がソーマ（マリー）の上官で、
ソーマ（マリー）は、セルゲイと沙慈が会っていた事を知らないので
（セルゲイの部下が情報を齎したとは知ってましたが）
沙慈とソーマがセルゲイについて語る事はないでしょうが
何かの拍子でこの過去が明るみになって
二人でセルゲイ大佐の思い出話ができていたら良かったなあと
思ってしまいます。

そのセルゲイ大佐が、アンドレイを気にする場面がありました。
セルゲイ大佐にしてみれば、
今更どの面を下げて息子と顔を合わせるのか
……という心境でしょうが、
彼が本気でアンドレイとの関係の修復を望み、対処していたら
ああいう悲劇は起こらなかったでしょうね。
そして、養子として迎えたい件を
ソーマにやっと快諾してもらえたのに、
セルゲイ大佐が彼女と「次に会う」時は来なくて、
代わりに、アレルヤと一緒になったマリーと会うのは
淋しい事だと思いました。
最後の最後、ブレイクピラーの破片打ちを行なった時も
セルゲイと通信で喋ったのはマリーだったので、
彼がソーマと交わした会話は事実上これが最後だったのは
皮肉な話です。

「冗談だ」発言のティエリアは
やっぱり人間臭くて良いですね！
ファーストシーズンで得られた経験全てが、
人間味溢れる彼の性格を作ったのかと思うと
感慨深いです。
イノベイター（イノベイド）は、非常に人間臭くて
良くも悪くも人間以上に直情的だけれど
ティエリアは良い方向に花が開いたと思います。
とても素敵です。大変好ましい。

最初からスパイ目的もあったとはいえ
アロウズへの不信感が積もり積もって脱走したカティを踏まえると、
まだこの時は「世界平和の為なら仕方がない」という思いが
あったのでしょうね。
ブレイクピラーの事件（情報操作も含めて）は、
カティにとってまさに「堪忍袋の緒が切れた」状態だったに
違いありません。

この時のソーマ（オートマトン投入に驚いている）は
セルゲイとの安定した関係が根底にあったお陰からか
性格がマリー寄りで、やや穏やかです。
雄々しく厳しい部分が抜けていて、
女性としての優しさが前面に出ています。
ケルディムから攻撃を仕掛けられたので
反射的に防御はしたけれど
彼女からの攻撃は一度もありませんでした。

ソーマが、彼女自身が何も分かってなかったのを知った瞬間は
何度見ても辛いです。
でも、ソーマが修羅の道を本格的に歩んでしまう前に
アレルヤとの出会いによって止める事ができて、本当に良かったです。
そう考えると、
沙慈がなかなか救いに行けなかったルイスは辛いなぁ……。
尤も、覚悟すら決めてない中途半端な状態の沙慈が
無理に説得しに行ったところで、
ガンダムへの復讐心に燃えるルイスを説得するのは無理でしたよね。
もし、精神的に未熟な沙慈がルイスと会ったせいで
二人が別れたかもしれないのを想像すると
時期が遅いのは否めませんが
量子空間での邂逅は適時だったのかなと思いました。

タイトルが「故国燃ゆ」なのに
その映像がＣパートのみなのは
タイトル詐欺かもしれません（笑）。
今回のタイトルは、いっそのこと
ソーマの心情を表わす言葉でも良かったのではないかと思いました。
でも、アザディスタンが襲撃を受けているここは、
次回「傷痕」のＡパートでも同じ映像が流れるので、大事な場面です。
マリナが国を失った決定的な瞬間でもありますし。

ただ、この時のマリナ姫はソレスタルビーイングにいるので
この悲劇を外側からしか描けず、
後から情報で実情が視聴者に示されるのは惜しいと思いました。
マリナにとっては身を切られるような思いの出来事なのに
いまいちピンとこないというか、他人事というか
重要な出来事の割には、
その重大さが実感として伝わってこなかったです。

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感想は以上です。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

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続きの第６話「傷痕」*再放送の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-07-4

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