感想@アニメ「とらドラ!」第19話:聖夜祭*ネタバレあり [アニメ感想]
テレビアニメ「とらドラ!」の感想です。
今回は第19話「聖夜祭」です。
ネタバレを含みます。
前回の第18話「もみの木の下で」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-08
前々回の第17話「クリスマスに水星は逆行する」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-06-2
各回の感想は、他の作品と共に
下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-26-5
原作の小説は未読です。
そしてこれを書いている今は、
第22話「君のいる景色」までテレビ放映を見ています。
────
この回の冒頭、大河がそうとは知らずに
みのりんの気持ちを悪い方に揺さぶってます。
みのりんにしてみれば、竜児からのせっかくのお誘いの電話なのに
その背後から大河の声が聞こえてきているっていうのは
竜児と大河の仲の良さを見せつけられたようなものです。
みのりんは良い子だし、大河とも親友だから、
大河に怒りを向ける事はないけれど
落ち込みますよね……。
自分の気持ちを知った大河が
マンション前で大泣きしているのを目撃してしまったのも含めて、
みのりんがせつないです。
つか、大河の気遣い(竜児を学校に戻らせたとか)は
確かに正しいけれど、
それ以外の事で、大河が全く気を遣わずにした事が
全部裏目に出ていて
逆にみのりんを遠慮させてしまう原因になっているのが皮肉です。
大河を責める気は私にはありませんが
結果的にみのりんにそうさせたのが大河自身なのは間違いないので
もっと早くから、
根本的なことから直さないと駄目だったんだなぁと思いました。
それが話の肝とはいえ、
竜児の名を泣き叫んでいるところをみのりんに見られるなんて
最悪過ぎます。
どうして家の中だけで我慢できなかったのかとか
ツッコミどころがいっぱい(笑)。
↑
これはこれで
みのりんが大河のマンションの部屋の前までやってきてしまって、
玄関のドアが開いていたので覗いてみたら、
大河がそうしているのを見てしまった……とか、
今回と似たシチュエーションになっていたとは思います。
「なんでパパ役なんかやってるの」という
亜美ちゃんの一言が痛烈です。
大河とみのりんが仲良しこよしで、
竜児と大河が他愛のないことで喧嘩して騒いで……
北村君とみのりんを相手にすると、二人が挙動不審になって
──っていう分かりきった関係が
皆には心地よかったんでしょうね。
まさに“ままごと”。
皆は、与えられた役を安心しながら演じているので
自分がそれを破ってしまうのを恐れています。
でも亜美ちゃんは
竜児の恋の相手として自分が外れているのも、
変わる必要があるのに皆が現状に必死に留まろうとしているのも嫌で、
チクチクと皆を皮肉で突ついて内側から壊そうとしています。
でも、結局、自分の忠告すら竜児に届いてないので
その激しく苛立っています……。
仮に、もし亜美ちゃんが思い立って、
竜児に正面から告白したとしても、
竜児や大河、みのりんの関係にはあまり影響しないですよね。
せいぜい、皆がびっくりして、
竜児と亜美ちゃんがちょっと気まずくなるくらい……?
つまり、この程度の関係(恋の面では浅い)でしかないのが
亜美ちゃんの最大の弱味だと思います。
それが分かっているから亜美ちゃんも
皆に皮肉を言って回って揺さぶるしかなくて──淋しい話です。
それを放っておけるほど、亜美ちゃんがお人好しでなかったら
もっと楽でいられたんでしょうが。
優しいからこそ嫌な役回りを積極的に担ってしまうのが
可哀相です。
尤も、亜美ちゃんはそういう性分みたいなので、
自分が可哀相だとも思ってないでしょうが。
くまサンタクロースの中身が竜児だとの推測を立てながらも、
その気遣いに応える為に、
無邪気にはしゃぐ大河がかわいいです。
嬉しかっただろうなぁ、大河。
だからこそ(この時点ではギリギリ自覚してませんが)
竜児をみのりんの元に快く送り出したんだと思います。
亜美ちゃんがパーティーで竜児に言った
「見たくないものがある」発言もあったので
ここは見ていてせつなかったです。
それ以上に見ていて辛かったのは
学校前で会ったみのりんの竜児への言葉です。
「UFOも幽霊も、やっぱり私には見えなくていいって思うんだ。
……見ない方がいいみたい」
勿論、これは比喩で、
幽霊やUFOを見る=恋愛をするという事に掛かってます。
いち早く大河の気持ちを知ってしまったみのりんの
最大限の気遣いが、ここでこうして炸裂するわけですが……
これ、やっぱり大河に対しても竜児に対しても失礼ですよね。
だって、この時点で竜児とみのりんは両思いなんですよ。
そりゃ、竜児は大河に密かに惹かれているから、
もしみのりんと竜児が恋人として付き合い始めても、
結果的には上手くいかないかもしれないです。
でも、自分も竜児が好きだっていう思いを隠して
一方的に身を引いたのには、ちょっと納得できないでいます。
(そうしなきゃならなかったみのりんの心情は、
よく分かりますが)
ここもサイトの日記で感想を少し書いていたので
転載しておきます。
亜美ちゃんの「私の言う事なんて聞いてないじゃん」で一泣き。
みのりんに嘘を吐く大河で一泣き。
竜児への気持ちをやっと理解して大泣きする大河で一泣き。
大河の為に、竜児に嘘を吐いて振ったみのりんで一泣き
……でした。
いやーいやーいやー
大河の大泣きぐらいまではあって当然な展開だったんですが
みのりん、そう来るー??って感じでした。
でも結局、大河の気持ちを優先してるってことは
みのりんの中では「大河 >>>> 竜児」なのかな。
個人的には、
大河もみのりんも相手に竜児を譲りあっているうちに
更に竜児のことが好きになって三人の関係が泥沼化──が、希望です。
つか、亜美ちゃんは全然絡まないのは淋しいなぁ。
二人の横から、得意の亜美ちゃんスマイル&高飛車声で
「そんなに要らないなら、高須君(竜児)は亜美ちゃんにちょうだい」
って言って、かっさらってってほしいです。
竜児もみのりんも大河も
この状態で年を越さなきゃならない
(今年最後の出来事がこれ)って、本当、かわいそうです。
誰も悪くないのに、最悪な年末だ……。
────
感想は以上です。
お読み下さり、ありがとうございました。
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続きの第20話「ずっと、このまま」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-08-2
宜しければ、合わせてどうぞ。
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2009-03-08 12:18
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